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氷の華:霜柱

2022年01月08日 | 花さんぽ・花めぐり

'220105 地中の水分が地面にしみだして凍った霜柱とは違います。

つくば植物園で「シモバシラ(霜柱)」(Keiskea japonica)の「氷の華」を見てきました。

気温が氷点下であること、雨や雪が降っている日や風が強い日ではないことが条件です。

ありました! この日、つくば市の最低気温は午前7:10に-2.9℃、風速1.7m。条件は整っていました。

私が植物園を訪れた時間は10:20頃、既に気温は6℃、風速3.7mなのでかなり溶けてしまったのかもしれません。

氷の華はシモバシラの根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみ出し、外気に触れて凍り霜柱(霜華)ができます。

寒さが厳しくなると地中の根が凍り、水を吸い上げることができなくなります。

また、何度も氷結を繰り返すと導管も破れてしまうため、小さいものしかできなくなり、次第に霜柱は姿を消します。

氷の華は例年12月中旬~1月中旬頃まで見ることはできますが、大きいものは1月上旬までくらいがいいようです。

シモバシラは、シソ科シモバシラ属の多年草で関東地方以西~九州に分布

花は9~10月頃、白い穂状の花を咲かせます。 

なお、霜柱は、シモバシラでよく見られますが、シソ科カメバヒキオコシ、ヤマハッカなどの植物でも見られるそうです。