3659.~褒める~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「先生は両親の1週間分、褒めてくださった」(1月12日)
おはようございます。統括本部の丸山です。
Yくんはとても元気な男の子で、以前は靴のまま全てのブースに入ろうとしたり、目に入る全てのボタンを押したくなっていました。今は講師と一緒に消毒した後に手を洗い、落ち着いて一緒にブースに入ります。
自分から、「メロンパンを数えるよ!早く!」と講師を促すこともあるくらいです。
視線をしっかり合わせて学習に取り組んでいます。
平仮名の練習や聞き取りなどにも態勢よくできるようになってきました。
お父さまが授業中、そっとドア外でお待ちになることがありました。
25分しっかり集中し、上手に絵も描き終わり、意気揚々とドアを開けたYくん。
予想していなかったお父さまの姿にびっくりしていました。
体当たりして、お父さまの体をよじ登り始めました。お父さまは、
「先生が30分の間にYをたくさん褒めてくださったことに驚いた。我々両親の1週間分、ほめてくださった」とおっしゃいました。
そしてその後、小学校ご入学を控え、さまざまなご希望をお話しくださいました。
褒められることで安心すること、また課題に向き合う態勢の基礎が作られることを、実感しています。
◇ワンポイント・メッセージ
「先生が30分の間にYをたくさん褒めてくださったことに驚いた。我々両親の1週間分、ほめてくださった」、簡潔に表現してくださったお父さまのこのご実感は、とても大切ですね。そのお気づきにより、Yくんは益々、良い方向へと成長されることでしょう。教室ではもちろんですが、ご家庭で褒められることにはすべての回転をプラスに転じるほどの力があります。日々の積み重ね、褒められて育てば、必ず豊かに穏やかに成長されます。学習力もそこから生まれてくるのです。