2835.~物語を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「Yくん、ひたむきに頑張っています!」(5月14日)
おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。
Yくんはエレファースに週3日通っています。大変な頑張りです。
ご本人はもちろんですが、お母さまの愛情をいつも感じております。
先日、国語の教科書にでてくる「あめ玉」を勉強しました。
5年生ともなると物語が複雑になり、全体像をつかむのが難しくなります。
登場人物がだれで、どういうストーリーで、どういう気持ちなのか。
イラストを使用して登場人物をイメージしやすくしました。さらに、ストーリーを単純化してわかりやすく図などに書いて一緒に読みました。それから、気持ちが書いているところに線や色をつけ、
自分だったらどう思うのかを一緒に考えます。
授業の後、Yくんにどれだけ伝わっているのだろうかと考えます。物語の内容把握はもちろんですが、
音読したり、線を引いたり、字を書いたり、想像したり、
そのひとつひとつがYくんの理解につながっているのだと思います。
Yくんは本当に一生懸命、話を聞き、書いています。そのひたむきな姿を見て、
講師として努力していきたいと思います。
発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a
◇ワンポイント・メッセージ◇
新見南吉の『飴だま』です。
渡し船の上でのこと。
ふたりの子どもが、一つしかない飴だまを「ちょうだいよオ、ちょうだいよオ」とせがんで、
駄々をこねています。
すると船の真ん中で居眠りをしていたさむらいが眼を覚まし、
すらりと刀をぬいて、お母さんと子どもたちの前にやってきました。
切りつけられるにちがいないと思ったら、
「飴だまを出せ」、
さむらいはそれを舟のへりにのせ、刀でぱちんと二つにわりました・・・
物語のお母さんと一緒に、読み手も一瞬まっさおになってしまいますが、
何ともやさしいおさむらい、・・・。
このおさむらいを絵に描かせてみたら、子ども達どんなおさむらいを描くでしょう。
物語を子どもと一緒に大いに楽しみましょう。
造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
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