5000.~図形 折り紙を使って〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「見た目と実際の大きさは違うんだね」(4月22日)
おはようございます。朗豊ゼミナール 保谷教室の滝です。
Gくんが4年生になって初めての授業でした。
Gくんの好きな緑色の折り紙を取り出し、ハサミで大きさの違う3つの四角形(横長の長方形、正方形、縦長の長方形)に切って、一列に並べました。
「Gくん、どれが一番大きいかな?」
しばらく考えてから、ゆっくりと横長の長方形を指差しました。
「それじゃあ、大きい順に数字を書いてみて」と講師。
Gくんは右から、2、3、1と書きました。
講師はそれを方眼用紙に乗せて、縁取りします。
その後、縁取りした四角形それぞれのマス目を数え、右から、15、16、14と書いていきます。
「えっ、これが一番小さいの?」 Gくんは納得のいかない様子。
「見た目と実際の大きさは違うんだね」と講師は言いながら、さらに縦と横に数字を書き込みました。
3×5、4×4、7×2
「広さを比べるには、こうやって計算できるね。たて×よこ。4年生で習う面積だよ」と講師。
「面積、知ってるよ」とGくんは得意そうに言いながら、方眼用紙に大きな長方形を描き始めました。
Gくんの学習意欲に触れ、講師もワクワクしてきました。
この一年、楽しく勉強ができそうです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Gくん、新しい気づきでしたね。「見た目と実際の大きさは違うんだね」、気持ちを伴ってストン!と理解できることが学習のポイントです。感覚から実測へ、つまり計測して大きさを捉える。こうやって作業を交えて学習をしていけば、感得、体得でき、忘れないことでしょう。「面積=たて×よこ」と覚えただけでは、まとめテストの頃には忘れてしまうのです。「ふーん、そうなだ!」という学習こそが本来の学習。学習は面白くなくてはなりませんね。