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晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

続けて脊振り

2008年06月09日 | 
今回は五十嵐賢さんが、山と渓谷社発行「福岡県の山」に寄稿されたコースを参考に歩いた。長崎から福岡側椎原登山口まで高速と263号線を使って2時間半。
いつもながらののんびり登山で11時から登り開始



 右回りで周遊してまたここに戻る。
味気ない杉の植林地を褐色の幹に辟易しながらしばらく歩く。吹き出る汗を拭って上を見上げると、メタセコイア緑の木々が青々と茂っているではないか。
何てもったいないことをするのだろう!
傾斜が緩んでやっと自然林に出てほっとするのも束の間、pole-poleの足取りが頼りない。お腹の調子が悪そうなので引き返すかどうか訊くと、しばらく様子をみる事にすると云うので、彼の重そうな荷物を私のリュックに入れ替えた。

←青々しいメタセコイア

銃走路椎原峠に出ると、pole-poleの足取りが軽くなってきた。大丈夫のようだが、昨年佐賀から登って左手へ歩いたことを彼は覚えていない

 
サワフタギ ドウダン

遠く見えるのは金山だろう

伝説の岩がある唐人舞で昼食。

今日は忘れないで持ってきたフライパンで高菜チャーハンを作りインスタント澄まし汁を添えた。デザートは甘夏に、途中で買った白玉饅頭!昼食前に福岡山岳会の方々と登られている朝霧のIさんとバッタリ。駐車場に長崎ナンバーが1台あったのは彼の車だった。

 すっかりブナで覆われた縦走路に感激した



タツナミソウ、ツクバネウツギ、ニガナの花々が登山道に賑やか。

 岩が鳴るという太鼓岩を聴きたかったのに却下

 ヤマボウシでーす!


矢筈峠を見落とさないようにとガイド本に注意書きが入っていたはずだ。
危うく見落とす所で脊振山から戻って来られるIさんらと再開してここから車谷へ下りるのだと教えてもらった。私らは脊振山頂にはがっかりしているので登らずにロープを伝って谷へ下る。

別天地に舞い降りた気持ちー。鳥のさえずりが一段と際立つ。キセキレイにオオルリ、サンコウチョウ?などなど・・・
初めて見るバイケイソウの花に「やったね」

青く苔むした岩間に清水が湧き出し、花崗岩の白い砂地のような底を透き通って流れていく。
花びらがこぼれ落ちる岩を渡り飛び越える楽しさ。

 

ミズタビラコの水色の花が渓流に似合っている。
ミゾホオヅキとサワギク
  

林道に出て、橋を渡り標識に従い右岸を沢伝いに入ると今までとまた違う趣の
照葉樹林帯が広がってあっと驚いた。ゴーゴーと流れる沢音を聴きながら車谷はめくるめくような自然を最後まで見せてくれる。
花乱を男性的にしたような景観の車谷コース。どちらも甲乙付けがたい



椎原の田園風景は幼い頃の祖父母の田んぼを思い出させる。
とても懐かしい風景だ・・・。
夕暮れ近く高速道路からも火焼きをする野辺の光景に郷愁を誘われた。
 


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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脊振山 (yan)
2008-06-09 22:46:40
またまた脊振ですね。 山渓「福岡県の山」NO18
「脊振山」のページを開いています。

私は新人の時から、ガイドブックといえば「山と渓谷」社でした。 

ところで、このコースはブナや照葉樹林等自然林が、そして水が豊富で、bambooさんにとっては、最高のコースだったようですね。

pole-poleさんは元気になられて、よかったですね。 荷物を持ってあげた とのことですが…

チャーハン美味しそうです。

湧水がある隠居岳に登って、湧水まで足をのぼして、冷たくて美味い湧水を飲みました。

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Unknown (bamboo)
2008-06-10 11:19:10
実は私達も山躑躅を観に隠居岳を予定していましたが、タクさんから時期を過ぎているので来年をお待ちなさいと忠告され、思い残すことなく脊振りに向かったのでした。
山ではアクシデントが付き物ですが、以前多良中山越しでpole-poleが膝を岩角で強打して、肩を貸して下山した経験があります。運の良いことに私は未だありませんが、お互い注意を怠らないように心がけましょうね
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脊振山系~ (リーフ)
2008-06-10 23:08:13
脊振山系は何度行ってもいいところですね。

車谷コースもよさそうですね。
行きたくなりました。

そういえば、今年は背振山系は
あまり登っていないような~
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お母ちゃんは? (bamboo)
2008-06-11 12:05:05
リーフさんへ

お母ちゃんは自信ないので息子さんを誘うと返信されていましたが・・・。梅雨時期は足元が危ないので避けるのが賢明かもしれません

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