晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

長雨に「ノアの箱舟」を想う

2021年08月20日 | 想い
十日近く雨が降り続いている。(今日は久しぶりに晴れ間が見えて一安心)雨が好きな私だが情緒を通り越し雨の激しさは怖いほど。高台にあるので土砂崩れや洪水の心配はないといっても、バケツをひっくり返したようなひどい雨音に何度も目が覚める。川べりに住む人らはもっといたたまれないだろう。市内全域に向け避難を促す非常事態災害放送も夜間お構いなし。長雨鬱になりそう。
いったいどれだけ降れば気がすむのか。「ノアの箱舟」を思い出し、何日降り続いたのか読んでみた。40日だった。およそ4倍続いたという計算になり、想像しただけでも気が遠くなる。ましてやコロナ下で、日本だけでなくヨーロッパでも大洪水に見舞われているという。
旧約聖書の創世記にあるので架空の神話とみなされる一方、近年まで行われてきた様々な調査で、ノアの方舟の伝説が実話であったとも言われていて驚いた。邪悪な人々を大洪水によって滅ぼす目的で、箱船に入ったノアとその家族、および動物たちだけが生き延びたというのは置いても、真実味を帯びているような気すらする。
気象学では2つの高気圧に挟まれ線上降水帯ができ次々と雨雲が発生している理由からと説明されている。でもあきらかに異常気象だろう。これほどまでに降りやまない雨を経験した記憶がないのだ。君臨した人間社会が自然破壊し続け、便利さを享受したツケが回って来たと思われてならない。
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