晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

ポインセチアが色づきました

2016年11月22日 | 植物
今年のお正月過ぎ、園芸店の片隅に萎れたポンセチアの鉢植えを見つけました。こういうのを見ると、自分が果たして「緑の指」を持っているのか確かめたくもなり、(何ていうことはない)安価な値に引き寄せられたのも大きな理由ですが

原産地はメキシコなんだけど、今夏は厳しい暑さだったので植込みの半日陰に避難させました。8、9月になるとめきめき生気を取り戻しグリーンの葉が勢いづいて来ました。枝ぶりを調整して大きめの鉢に移し替えます。
さてさてこれからが根気の見せ所!
ポインセチアは短日植物(日照時間が短いと花が咲く植物)なので、日の当たる時間が12時間以下にならなければ花も咲きません。光の調整を行う『短日処理』と呼ばれる作業を行いました。つまり、人工的に暗い状態を作り出すのです。夕方5時から朝8時頃まで、鉢ごとすっぽりとブラックボックスをかぶせて置きました。ブラックボックスは段ボール箱に黒い布を置いただけ。



10月20日の頃は↓



1ケ月後は鮮やかに変身!赤い葉の『苞』と呼ばれる真ん中に小さな実が見えますね。これがポインセチアの花なんですよ。



色づいたお店のポインセチアを買うよりも、色づく過程を楽しめて随分お得な気分です。
毎朝、箱を開ける時のときめきは素敵な一瞬!


「みどりのゆび」



みどりのゆびとは、世界のどんな場所でも植物を育て、花を咲かせることができる特別な指のことです。モーリス・ドリュオが作った童話で、この”みどりのゆび”を持った少年があらゆるところに花を咲かせ、人を癒し、町の争いをやめさせるという物語。小学生の頃に読んで自分も「グリーン フィンガー」を持ってたらと憧れた懐かしい1冊でした。

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