晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

アカメガシワの雌花

2016年07月13日 | 植物
雄花もありますがこの花は雌花でした。トウダイグサ科特有のひょうきんな風情がたまりません。
春の頃最初に近くの土手で出会った時はポインセチアと見間違えました。きっと不要になったポインセチアを誰かが捨てて大きく伸びたのだろうと・・・。



ね!?赤い新芽は美しく人目を引きますが秋は黄葉します。本来は熱帯系統の植物だったのに、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたそうです。まさにパイオニア植物の底力を見せつけられます。
万葉集にはひさき(久木)として、山部赤人が「ぬばたまの夜の深けゆけば久木生うる清き河原に千鳥しば鳴く」と詠っていました。当時、電灯もなかった真っ暗な夜にアカメガシワの赤い葉がまるで灯りのようだったのでしょうね。そして、現在のようにはびこっていなかったのかもと思ってみたり。 
                   
     

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