団子３兄弟のウスキキヌガサダケ（薄黄衣笠茸）

そよ風さんのホームページにウスキキヌガサダケを紹介してあったので、もうそんな時期かと無性に会いたくなり黒木へ向かいました。台風が近づいていて夜から何べんも天気予報をチェックしなおし、早朝の天気予報で降水確率が少なくなり決行。途中、金泉寺山小屋の管理人さんＷ氏に電話を入れたところ「そろそろ時期ではありますが、お目にかかるかどうかはまあ博打ということで期待せずに登ってみて下さい」との返事をもらいました。

その前にもうひとつの大事なお目当てがあります。シュスランにも逢えるはず。ルンルン気分で足取りも軽く登り始めます。気温は１８℃で快適な気温です。
どきどきしながら沢沿いの岩場を覗いてみると、やっぱり迎えてくれました。
小鳥のような小さなお口を開けて囀っているようにも見える彼女らは、まるで森のコーラス隊のように見えませんか？
かわいい、かわいいと激写しまります。

彼女らに逢えただけでも嬉しいはずなのに、まだまだお楽しみが残っているというのは何て幸せな気分でしょう。ますます快調に目的地まで飛ばしますが、少々心配です。私らの目は節穴と自負しておりまして、果たして見つけられるかどうか全く自信がないのです。しかもアチさんはそんなのはどうでも良い相棒ですからねぇ～。アチさんから「あなたと同じようなお仲間がたくさん居るから一目瞭然！」力強い言葉をもらったけれど・・・。
近づくと、云われたとおりに「わぁ、凄い！」の声が聞こえてきました。４名の常連さんが手招きで私たちを呼んでいますいが、アチさんは辞退。（後から、絶対見てた方が後悔しないと誘いました）
本当に凄い！団子３兄弟です。１個でもお目通り願えればラッキーなのにまとめて３個です。
最初から衣笠を張るところを見たかったなぁ！悪臭がすると聞いていましたが嗅いでも無臭でした。アチさんにはベーコンのにおいがしたそうです。

↑こちらはきのこの卵で明日か明後日に開くのでしょうか？

後から登って見えたＭさんに、しっかりキヌガサさんの棲家をバトンタッチして後にしました。

ツクシコウモリのバニラの香りは雨に流れてあまり匂いませんが、やわらかく香ります。

今夏出逢えなかったジイソブにも会えて良かった！

昼食を摂った金泉寺山小屋ではウスキキヌガサダケの話題で大賑わい！しかも今羽化したばかりのような美しいアサギマダラがテーブルの横にひらひら舞っているではありませんか。その翅は今まで見たことがないほど大きくて、模様はステンドガラスのように鮮やかに輝いていました。昨年クリック→羽化に立ち会ったことを思い出します。

山小屋のテーブルはツリフネソウとミゾソバが群れ秋らしい風情が漂っています。久しぶりにお会いした花仲間さんたちとの語らいも楽しめたラッキーな一日でした。