斉藤和義 ライブツアー2008 ”歌うたい 15<16”
2008.12.11(木)Zepp Tokyo 19:00~
1.僕の見たビートルズはTVの中
2.男節
3.Hey! Mr. Angryman
4.Baby, I LOVE YOU
5.空に星が綺麗
6.嫌いになれない
7.おつかれさまの国
8.やぁ 無情
9.レノンの夢も
10.tokyo blues(弾き語り)
11.かすみ草(弾き語り)
12.Rain Rain Rain
13.誰かの冬の歌
14.約束の十二月
15.何もないテーブルに
16.歌うたいのバラッド
17.ポストにマヨネーズ
18.ささくれ
19.劇的な瞬間
20.FIRE DOG
21.COLD TUBE
22.I Love Me
アンコール1
24.ドント・ウォーリー、ビー・ハッピー
25.君の顔が好きだ
アンコール2
26.ベリーベリーストロング
27.歩いて帰ろう
りんかい線の東京テレポート駅に着いた時には、もう17時をまわっていた。
テレポートできるならもっと遠くへ行きたいけれどここはお台場。
12月にしてはやけに暖かい夜のはじまり、観覧車の横にぽっかり月が浮かぶ。
まず腹ごしらえにヴィーナスフォートのカフェテリアに入った。
ぼんやり食べていたら、隣のテーブルに髪の長いメガネをかけた30代と思しき女性が座った。
フリーペーパーなど読みながら、しきりに大きな声で独り言を言う。
怖ぇ。。。泣きそうになりながらオムハヤシをかきこんで、そそくさと席を立った。なんで私が逃げなきゃならんのだ。
トイレでゆっくり準備を整え、Zepp Tokyo へ移動する。
外のコインロッカーに上着と荷物を預けて、入場待ちの人の群れにもぐりこんだ。
暖かくて助かった。
整理番号10番刻みで入場し、入場後も列のまましずしずと先導される。
こんなの初めてだな。進みが遅いので、脇のカウンターにさっと寄って、
コインをペットの水とドリンクホルダーに交換した。
入場の列で隣になった男性とお喋りしてたら、
期間限定の「おつかれさまの国」バーでもらったというコースターを
1枚くれた。ありがとう兄さん。
兄さんは前日も参加して、なんとせっちゃんの投げたピックを受け取ったそうだ。うらやま。
兄さん(年下かも)に、ライブをどの位置で見るのが好きか聞いたら、
ギターを見たいから舞台に向かって右側だと言う。
えー、ギター見るなら左じゃないの?
いや左手が見たくて。。。ドラムも良く見たいし。。。 ん~、そうか~
などと話をするうちに、やっと会場内へ。 兄さんはまだ空いていた最前列右手へダッシュ。
私は前から2本目のバー真ん中位置を首尾よくゲット!
前にもバー、右にもバー(これが中央)というまたとない好位置だ。 よし、後は待つだけね。
左隣にいたかわいい二人組に話しかけたら、女子大生。良い話し相手になってくれた。
女子大生A「あ~~、ギターになりたい!」
女子大生B「また言ってる~(笑)」
福「マイクになりたいって言うより、いいんじゃない?」
福「せっちゃん以外では、誰が好き?」
女子大生A「エレカシと清木場俊介(元EXILEね)」
女子大生B「誰が好きなんですか?」
福「ギタリストの押尾コータロー」
女子大生AB「ふ~~ん。。。」
やはり知らなかったか。
18:35分、金ピカジャケットの男性が登場。
これからオープニングアクトがはじまるらしい。
「なりきり歌うたい」コンテストの勝者はこの日2組、後日大阪でも2組(?)ステージに立てるらしい。
1組目は大阪から来たというかわいらしい女性。
一人でギブソンを弾きながら堂々と歌った「Ride on the sun」
自分で耳コピしたんだね。ギターもなかなかのもので、歌もかわいかった。
緊張したといったけど、たいしたものでした。相当練習しないとここまでできないでしょう?
2組目は埼玉と東京からの男性の2人組。 一変してオヤジ、といっても30代かな。
一人はドランクドラゴンの鈴木みたいに小柄で痩せていて、
金田一耕助風オカマ帽子にメガネの青白い顔で、
出てきただけで倒れるんじゃないかと心配になるような人だった。
もう一人はハンチングにヒゲ。
斉藤和義と浜崎貴司による栃木県宇都宮ユニット「オリオン通り」 の演奏をするらしい。
ハラハラしながら見ていると、第一声「夕暮れのオリオン通りには~♪」
倒れそうだった彼はせっちゃんとは全然違うけど、とてもいい声で、ギターは確実。
みんな「あ」と思ったはずだ。← 伊坂幸太郎のパクリ
浜崎役のハンチング氏は、声がかなり似ていてこれも「あ」。
2人とも抜群に上手い。さすが、選ばれただけの事はあるなあ。
歌は2番を飛ばしていたけれど、フルで聞きたいくらいだった。
すばらしいオープニングアクト。もう時間は18:50.
会場1本目と2本目のバーの間のブロックはやはり人が多くて、
とても背の高い人が少し前に数人立っていた。
見えにくいかもと思ったけれど、はじまったら必ず人は動く。 きっと大丈夫。
ライブは5分押しではじまった。
待ちに待ったライブがはじまる。 せっちゃん登場で会場はヒートアップ。
バーンとライトがついて演奏が始まると、 体の前のバーの先が30cm空いた。
ちゃんと見える。よく見える。 正面って素敵
グレーのTシャツにジーンズのせっちゃん。
1曲目はデビュー曲「僕の見たビートルズはTVの中」
2曲目と共にバンドアレンジがものすごく新鮮でよかった。
7,8、アリナミンの曲。
撮影現場を訪れて、「柳葉さんと佐藤さんと、オレのゆりこに会ってきたんですけど」
「ほんとにキレイで目を合わせることすらできず」
「こんな女性と一体どんな人が付き合ってるんだろうって」 嬉しそうですな
9「レノンの夢も」ドラムとアコギだけで演奏。
カッコよすぎて崩壊しそうだった。ドラムにシビれた。シアワセ。
10「tokyo blues」ブルースなギターがよかった。
12「RAIN RAIN RAIN」小さいウクレレで演奏。
昔吉祥寺で2000円で買ったけど、今は30万するらしい、とマニアックな自慢。
13.14 12月ならこの曲。聴けて嬉しかった。
17~22 怒涛のロックチューン。盛り上がった。
「ポストにマヨネーズ」はよかったな~、よかったな~。
本編が終了して一息。
隣の女子大生と「興奮した~」
アンコール1曲目は新曲で「Don't worry be happy」
バスドラにわざわざ大太鼓を持ってきてそれにスネアとシンバル。
ドンチャッというリズムに簡単な歌。
「VACATION~、楽しいな♪」を
「全然心配いらない~、Don't worry be happy♪」って歌うような感じ。
「月曜日晴れ、今日は太陽の勝ち」ちょっと伊坂幸太郎っぽいか?
映画がらみかどうかは不明。
キーボードで「君の顔が好きだ」最高。 TV放映なら確実にピーが入る。
ダブルアンコールで大盛り上がり。 「歩いて帰ろう」で煽られて、みんな前に前に。
私の後ろから白い服を着た人が跳ねながらのしかかってくる。うげ。
隣の女子大生達はバーをくぐって前線に突入。白服も後ろの人達も続く続く。
さすがに私は位置を死守。ここでいいの。いいったらいいの。
最高潮のまま終演。興奮冷めやらずペットの水をゴクリ。
ライブ中、私の少し前に髪をまとめたかなり背の高い女性がいて、
その人はノリの揺れ幅が他の人より大きかった。気になっていたけど、
その人はアンコールの大変さがわかっているようで、 本編が終わると後ろの方に下がって、私の視界からははずれていた。
水を飲んでふっと見るとその女性がちょうど近くに立っていた。
あ、このお方は「くねくね美女」ではないか! 相変わらずお美しい。どうりであの揺れ幅。
今宵もお会いできて、嬉しゅうございました。
なんか曲が流れている。何だっけ、ちょっと考える。
アコギインストで「おつかれさまの国」。アレンジが相当違っていてわからなかった。
うん、おつかれさま。みんな帰ろう。
いつものように何も買わずに会場を出て、ロッカーへ向かった。
ロッカールームを出て上着を着ていたら、隣に場違いな女の子がいた。
ピンクのぶりぶりヒラヒラのロリータファッションなのだ。
お姫様カールに巨大なリボンをつけて、まさかとは思ったが他に考えられないので、
つい聞いてしまった。「今日これで会場にいたの?」
ロリータ『ううん、ライブは昨日。この服だったけど』
福「だったら昨日、視線もらえた?」 ロリータ『遠すぎてダメでした~』
福「そっかー、残念だったね」 ロリータ『はい』
なんちゅういじらしさ。今日は出待ちかな?がんばってね。
和義ファンも広がった。
駅に向かって歩いていたら、チラシの入った袋をもらい忘れたことに気づいた。
まあいいか。このまま帰ろう。
月は真上まで昇っていた。今日も楽しかった。