斉藤和義 LIVE TOUR 2006 ~俺たちのロックンロール~
2006年11月10日(金) 19:00~ 東京厚生年金会館
1 真っ赤な海
2 ハミングバード
3 FIRE DOG
4 彼女
5 春の夢
6 Sunday
7 モルダウの流れ
8 破れた傘にくちづけを
9 絶望という名のガム
10 天使の遺言
11 郷愁
12 ウェディングソング
13 歌うたいのバラッド
14 俺たちのロックンロール
15 劇的な瞬間
16 ささくれ
17 ロケット
18 透明の翼
19 歩いて帰ろう
20 グッドモーニングサニーデイ
21 彼女は言った
22 すっぱいぶどう
23 大丈夫
2006年11月10日東京厚生年金会館に行ってきた。
斉藤和義 LIVE TOUR 2006 ~俺たちのロックンロール~
妖しい街新宿は、せっちゃんにぴったりだ。
開演10分前くらいに滑り込んで、階段をどんどん登る。なんといっても2階の最後列。
せっちゃんは小さかったけれど、一番上からは舞台が全部見えて面白かった。
もぅ~~~、かっこいい!
アンコールを入れて23曲、私は曲をいっぱい演奏する人が大好きだ。
最新CD「俺たちのロックンロール」を中心に、私の好きな曲がけっこうあって嬉しかった。
「FIRE DOG」や「ささくれ」生で聴いてシビレたわ。
音も良くて、特にドラムがよかった。パワフルでクリアなロックのドラムだった。
ベースももっと聞こえると私好みなんだけど、天井近いし仕方ないのかも。
「モルダウの流れ」はスメタナ作曲で合唱曲でも有名なあの曲をツェッペリンばりに仕上げた力作、激しい演奏をきいて
やっぱりロックはフォークよりクラシックに近い、などとオケの「わが祖国」も聴きたくなる。
ビクター所属なのに、会場と通販限定のインディーズシングルを作りましたの「破れた傘にくちづけを」。
新宿あたりのヤク中のオネエチャンが心までは汚れてないわよっていうのをチンピラが歌ったような曲だって。
カップリング曲「絶望という名のガム」は、何だこの題名は、だけれども
ドスンとビートがきいてかっこよくてやるせなくて短い曲で揺さぶられた。
家でCD聞いたら全然違うアレンジで、あれはライブだけだったのだと気づく。
もう一度ライブアレンジで聴きたい。やられた。
「少し前にジョンレノンスーパーライブに出演して、オノヨーコさんに会ってやっぱり変な人だったんだけど(笑)
ライブに先立ってインタビューされた時に、ジョンの愛とか平和とかそれもいいんだけど、
僕はギタリストとしてのジョンが好きで好きで尊敬しているという話をした。
そしたら、それを聞いたヨーコさんがやってきて、『ジョンはいつも家でギターを弾きながら、僕はギタリストとして全然評価されないんだ、とがっかりしていたので、これを聞いたらとても喜ぶわ』
って言ってくれて、それでもう、ものすごくいい人だなあって(笑)まあ、自慢なんですけど」
「天使の遺言」
自分が作ったことにしたいというくらいいい曲。不覚にも泣きそうになった。作詞は森雪乃丞。
トリビュートアルバム「Words of 雪乃丞」参加時の早川義夫のカバー曲。
ファンお待ちかね(?)の18禁は、「彼女は言った」
アンコールは遊びますって事で、ビールで乾杯したあと担当楽器を入れ替えて演奏した。
これはせっちゃんがドラムを叩きたいがための趣向なのだろうけど、さすがミュージシャン、みなさんちゃんと音楽してる。
最後は「大丈夫」をみんなで楽しく合唱しておしまい。
せっちゃんはピックを投げて、残ったビールを飲み干して缶も投げて、缶を手にした最前列の女の子は大喜び。。。どうすんの、それ?
堪能したわ~、これで顔なんか見えたらどうしましょう。
二階はお客それぞれ勝手にお楽しみって感じで、踊ってる人もいれば動かずに立ったままの兄さんも。
私の隣の姉さんはほぼ座りっぱなしでオペラグラスなど手にしてじっくり見ていた。でも途中で突然立って激しく踊りだしてびっくり。3曲踊ったらまた座ってそのままだった。
左隣の兄さんは彼女連れだったが、この彼女が最後までかたくなに立たなかった。せっちゃん、彼女の心を掴めなかったようね。兄さんは、めちゃ彼女に気を使って立ったり座ったり、お疲れさんでした。
「俺たちのロックンロール」だけ手拍子を促され、みんなノリノリでこたえる。
後はあまり手拍子もしないし、好き勝手にそれぞれのロックンロールを楽しんだ感じ。
こんなライブもいいなぁ。ムンムンしたライブハウスだったらもっといい。
ライブが終わって2日だけど、まだ余韻の中。