なくもの哲学と歴史ブログ

哲学と歴史のブログです。
フォロバはします。気軽にフォローしてください。
西洋、東洋哲学
世界史、日本史
西洋神話

インターネットの煽りとは?

2024-05-06 21:27:00 | 西洋の神話

【煽りとは何か?】 

 「煽り」とは、風や火の勢いで、物を動かすという意味です。人間の場合、特定の対象者を挑発して、ある行動をするように仕向けさせることだとされています。そのため、あまり良い意味では使われません。煽るには、他人を唆して、何かをさせようとすることと、危機感を与え、現状を変えさせるという意味があります。 

 ネット上では、特定の人物を挑発し、意図的に怒らせることです。わざと怒らせる言い方をして、相手の怒りを誘発させます。煽る人は、怒ることを期待しているので、キレたら相手の思う壺かもしれません。怒って、ボロを出したところで、揚げ足をとられるからです。特に匿名性の高いネットだと、言い争いが起きやすいとされています。自分が誰だか分からないことをいいことに、好き放題言えるからです。また、怒って発した言動を、文脈から切り取って、悪意のある使い方をされることもあります。煽りと似たような意味で、使われているのが「叩く」です。叩くとは、直接的に強く批判したり、糾弾する時に使われます。それに対して、煽りは、間接的です。遠回しに相手が嫌がるようなことを言います。

 【煽る理由と、その対応】 

 煽る人は、たいていリアルの生活に不満を持っています。現実の不満を解消するため、相手が怒るさまを見て楽しんでるのかもしれんません。不満がある人間にとっては、他人が怒る姿を見ることがストレス解消になるとされています。他人を怒らせることによって、優越感を感じられるからです。また、煽るようなコメントというものは、注目をひきます。そのため、自己承認欲求が強い人も、目立とうとして、煽るようなコメントを書きがちです。 

 煽りに対しては、同じ土俵に乗らず、お客だと思って対応した方が良いとされています。荒らしは、構ってもらいたくて、わざと煽るようなコメントをするものです。煽りに対しては、感情的に反論しがちですが、スルーするのが一番だとされています。彼らは、相手の反応がなければ、たいてい別の場所に移動するからです。


 【炎上】 

 荒れている場所に、わざわざ行き、便乗して煽る人もいます。その場を盛り上げるために、すでについてる火をさらに炎上させようとするからです。彼らは「コメント欄」「掲示板」「SNS」などに、誹謗中傷にあたるような文章を繰り返し書き込みます。その内容は、時には、相手に殺意を抱かせてしまうほどです。

 なかには、収益目的で、アクセス数などを上げるために意図的に煽る人もいます。アクセス数が上がれば、広告収益などで稼ぐことが出来るからです。広告収益目的で、わざと炎上させることを「炎上商法」と言います。炎上させて、注目された方が、アクセス数が稼ぎやすいからです。そう考えると、炎上商法という金儲けのために、意図的に怒らされているとも言えます。 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿