なくもの哲学と歴史ブログ

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西洋、東洋哲学
世界史、日本史
西洋神話

ギリシャ神話のアフロディーテ

2024-05-18 21:57:00 | 西洋の神話

【アフロディーテ】

 ギリシャ神話のアフロディーテは、英語でヴィーナスと言います。アフロディーテは、天空神ウラノスが、息子のクロノスに去勢された時、海に落ちた血の周りの白い泡から誕生しました。このエピソードは、はじめに殺害があり、そこから永遠の生命が誕生したという意味だとされています。誕生後、アフロディーテは、西風によって、キュプロス島に運ばれました。アフロディーテは、金髪の美しい女神だったとされています。そのため、神々の王ゼウスに気に入られ、その養女となりました。アフロディーテは、海の泡から生まれた海の女神です。そのため、図像などでは、貝殻や真珠を持っています。

【象徴】

 アフロディーテは、色んな所で象徴として使われています。例えば、トランプのハートのクイーンは、アフロディーテがモデルです。♀のマークも、アフロディーテが手鏡を持っている姿を図案化したものだとされています。アフロディーテのシンボルカラーは「緑」と「青」です。そこから緑の「エメラルド」と青の「ラピスラズリ」がアフロディーテの宝石だとされています。鉱物では、銅がアフロディーテの金属です。惑星の金星にも、ヴィーナスの名前がつけられています。そこから、金曜日もヴィーナスの日となりました。芸術作品では、ミロのヴィーナスが有名です。 

 【愛の女神】 

  アフロディーテと言えば愛の女神です。愛の女神なので、異性への愛や欲望をかき立てることが役目だとされています。アフロディーテが司るのは「性」「欲望」「肉欲」「愛欲」「性交」などです。女神自身も、恋愛に対しては自由奔放で、恋が職業のようなものでした。 そのため、貞潔な三人の処女神「アテネ」「アルテミス」「ヘスティア」とは対立関係にあったとされています。アフロディーテの聖鳥は「スズメ」です。スズメは「好色」や「夫婦仲」の象徴とされています。そのスズメの卵は、媚薬として使われました。 アフロディーテは、愛の女神なので、ハート形の盾を持っています。ケストス「情景の帯」と呼ばれる魔法の宝帯は、アフロディーテを象徴する持ち物です。その帯は「愛」「憧れ」「欲望」を呼び起こすことが出来ました。

 アフロディーテの恋人は、軍神アレスです。アレスは、神々の中でも、若くてハンサムでした。アフロディーテは、恋した相手を絡め取る黄金の手網によって、アレスを捕らえ虜にしたとされています。そのアレスとの間に生まれた子供が、テーバイの女王ハルモニアです。一説では、最高神ゼウスとの間には、エロスを産んだとされています。アフロディーテは、恋愛に自由だったので、子沢山でした。そのアフロディーテの夫だったのが、神々の中でも醜いとされる鍛冶屋の神ヘパイストスです。ヘパイストスは、愛妻家だったとされています。ある時、ヘパイストスは、妻とアレスとの不倫の現場を押さえ、魔法の網で捉えました。ヘパイストスは、きわめて忍耐強い性格だったとされています。そのため、どんなに浮気をされても妻を許しました。

 【豊穣の女神】

 アフロディーテの起源は、古代シュメール人の大地母神イシュタルです。性や愛というものは「繁殖」や「豊穣」と関連付けられます。そのため、アフロディーテは、生命を授ける豊穣の女神ともされました。アフロディーテの聖なる植物は、豊穣のシンボルであるケシです。そのケシは、媚薬として使われました。アフロディーテが好んだ花は薔薇です。薔薇のトゲは、息子のエロスを刺したミツバチの針を変えたものだとされています。アフロディーテの聖獣は「ウサギ」です。ウサギは、生殖や多産の象徴だとされています。果実では、ザクロやリンゴがシンボルです。

 アフロディーテは、美少年アドニスと恋愛関係になりましたが、嫉妬したアレスが、猪に変身して狩猟中のアドニスを殺しました。死んだアドニスの血からは、アネモネが咲いたとされています。そこからアドニスは、死んで蘇る穀霊神とされました。

 【ローマ時代】

 ローマ時代には、元来のローマの神々とギリシャの神々との習合が進み、アフロディーテも、農園や庭園の女神ウェヌスと同一視されました。アフロディーテは、計略が得意だったとされています。そのため、謀りごとの織り手と呼ばれました。一説では、パリスの審判で、アフロディーテが、最も美しい女神に選ばれたのも、他の女神を出し抜いたからだとされています。パリスは、トロイアの王子だったので、トロイア戦争では、常にトロイア側を支援しました。人間の英雄との間に出来た子供が、トロイアの英雄アイネイアスです。アイネイアスは、敗戦後イタリアに亡命し、カエサルの先祖になったとされています。


インターネットの煽りとは?

2024-05-06 21:27:00 | 西洋の神話

【煽りとは何か?】 

 「煽り」とは、風や火の勢いで、物を動かすという意味です。人間の場合、特定の対象者を挑発して、ある行動をするように仕向けさせることだとされています。そのため、あまり良い意味では使われません。煽るには、他人を唆して、何かをさせようとすることと、危機感を与え、現状を変えさせるという意味があります。 

 ネット上では、特定の人物を挑発し、意図的に怒らせることです。わざと怒らせる言い方をして、相手の怒りを誘発させます。煽る人は、怒ることを期待しているので、キレたら相手の思う壺かもしれません。怒って、ボロを出したところで、揚げ足をとられるからです。特に匿名性の高いネットだと、言い争いが起きやすいとされています。自分が誰だか分からないことをいいことに、好き放題言えるからです。また、怒って発した言動を、文脈から切り取って、悪意のある使い方をされることもあります。煽りと似たような意味で、使われているのが「叩く」です。叩くとは、直接的に強く批判したり、糾弾する時に使われます。それに対して、煽りは、間接的です。遠回しに相手が嫌がるようなことを言います。

 【煽る理由と、その対応】 

 煽る人は、たいていリアルの生活に不満を持っています。現実の不満を解消するため、相手が怒るさまを見て楽しんでるのかもしれんません。不満がある人間にとっては、他人が怒る姿を見ることがストレス解消になるとされています。他人を怒らせることによって、優越感を感じられるからです。また、煽るようなコメントというものは、注目をひきます。そのため、自己承認欲求が強い人も、目立とうとして、煽るようなコメントを書きがちです。 

 煽りに対しては、同じ土俵に乗らず、お客だと思って対応した方が良いとされています。荒らしは、構ってもらいたくて、わざと煽るようなコメントをするものです。煽りに対しては、感情的に反論しがちですが、スルーするのが一番だとされています。彼らは、相手の反応がなければ、たいてい別の場所に移動するからです。


 【炎上】 

 荒れている場所に、わざわざ行き、便乗して煽る人もいます。その場を盛り上げるために、すでについてる火をさらに炎上させようとするからです。彼らは「コメント欄」「掲示板」「SNS」などに、誹謗中傷にあたるような文章を繰り返し書き込みます。その内容は、時には、相手に殺意を抱かせてしまうほどです。

 なかには、収益目的で、アクセス数などを上げるために意図的に煽る人もいます。アクセス数が上がれば、広告収益などで稼ぐことが出来るからです。広告収益目的で、わざと炎上させることを「炎上商法」と言います。炎上させて、注目された方が、アクセス数が稼ぎやすいからです。そう考えると、炎上商法という金儲けのために、意図的に怒らされているとも言えます。 



北欧神話「ヨルムンガンド」について

2023-11-15 12:18:00 | 西洋の神話

【ヨルムンガンド】
 ヨルムンガンド「ミズガルズオルム」は、巨人のロキとアングルボサの子として生まれました。名前の意味は、大いなるガンド「精霊」や「大地の杖」です。兄弟には、魔狼フェンリルや冥界の女王ヘルがいます。ヨルムンガンドは「ヨトゥンヘイム」で育てられました。ヨトゥンヘイムとは、霜と山「丘」の巨人が住む国です。世界の東に位置し、絶対零度が支配する銀世界だとされています。

 神々の王オーディンは、ヨルムンガンドの存在に脅威を感じ、海に捨てました。しかし、ヨルムンガンドは、世界の最下層の深海で成長します。そこで、大地を取り巻き、自分の尾を咥えられるほどに大きくなったので「世界蛇」と呼ばれました。ヨルムンガンドは、その大きな体で、洪水や大津波を起こすとされています。

【霜の巨人】
 ヨルムンガンドは、大蛇とされていますが、霜の巨人に属していました。霜の巨人「ヨトゥン」とは、巨人の王「ユミル」の脇汗や、両足から誕生した自然の精霊だとされています。原初の巨人ユミルが、神々に殺された時、その死体からは、いろんな種族が誕生しました。そもそも、巨人とは、大自然の根源的な力を擬人化したものだとされています。

 霜の巨人は、ミズガルズ「人間界」やアースガルズ「神々の世界」にとっては、脅威となる存在でした。ミドガルドとは「真ん中にある地帯」という意味です。別名を中つ国とも言います。そこには、人間が住んでいました。神々と巨人には、それぞれに交流があったとされています。神々の世界というものは、自然界「巨人」に対する文明社会を象徴していました。文明というものも、自然に依存しなければ成立しません。そのため、神々と巨人は、敵対しながらも、相互依存関係にありました。

【トール】
 ヨルムンガンドは、雷神トールと深い因縁がありました。トールは、ミドガルドの守護者であり、巨人と戦う戦神とされています。ヨルムンガンドは、トールと合計で三度も戦いました。1度目は、トールが、海の巨人ヒュミルと釣りに行った時のことです。トールは、ヨルムンガンドを釣り上げましたが、船が転覆しそうになったので、ミョルニルで叩こうとしました。ミョルニルとは「粉砕するもの」という意味を持つ、真っ赤に焼け槌のことです。しかし、ヒュミルが、釣糸を切ったので、ヨルムンガンドは、海中へ逃れました。 

 二度目は、トールが、ウートガルザ・ロキの宮殿に行った時のことです。ウートガルザ・ロキは、幻術が得意な巨人だったので、トールは、まんまと幻術にかかってしまいました。トールには、そうした魔術に対する耐性がなかったとされています。そのうえで、ウートガルザ・ロキは、力比べを持ちかけ、トールが、巨大な猫だと思って持ち上げたものが、ヨルムンガンドでした。

【ラグナロク】
 最後の戦いとなったのが、ラグナロク「世界の終わりの日」の時です。ラグナロクが近づくと、太陽が暗くなり、星々は消え、過酷な冬が続き、人々の道徳は乱れました。その時、封印されていた悪「ロキ」や「フェンリル」などが解き放たれ、巨人たちとともに、神々や人間の世界に進撃して来るとされています。ラグナロクでは、ヨルムンガンドも、陸に上がって、トールと戦いました。トールは、ミョルニルを三度投げつけ、ヨルムンガンドを殺害しましたが、死に際に、ヨルムンガンドも、毒霧を吹きかけ、トールを殺しています。ラグナロクでは、主要な神々は死に絶え、最後まで生き残った炎の巨人スルトが、世界を焼き尽くし、9つの世界は海に没しました。



北欧神話の「フレイヤ」

2023-11-13 22:11:00 | 西洋の神話

【フレイヤ】
 フレイヤは、もともとヴァン神族の女神です。当時、アース神族との戦争で、劣勢だったヴャン神族は、和睦の条件として人質交換をすることにしました。アース親族とは、神々の王オーディンが属する一族のことです。フレイヤは、アース神族の人質として、家族と共にアース神族に加わりました。家族とは、兄のフレイと父のニョルズです。

 フレイヤの住居は「フォールバング」と呼ばれる美しい館です。フォールバングには「セスルムニル」と呼ばれる美しい広間がありました。フレイヤの乗物は、小人が作った「ヒルディスヴァーユ」という魔法の猪です。ヒルディスヴァーユは、人間の愛人オッタルを変身させたものでした。別の説では、フレイヤは、二匹の猫の戦車に乗るとされています。フレイヤは、ビーナスと同一視され、英語の金曜日「Friday」の語源となりました。

【愛の女神】
 フレイヤは、すべての女神のなかで最も美しかったとされています。そのため、神々の憧れの的でした。フレイヤは、女王気質で、非常に自尊心が高かったとされています。そのため、彼女が認めた相手しか、触れることが出来ませんでした。しかし、フレイアは、愛を司る女神です。自由奔放で恋多き女神でした。オーディンとは、愛人関係にあり、兄のフレイとも関係を持っていたとされています。ただし、夫への愛情も深く、旅に出て失踪した夫を慕って、黄金の涙を流しました。また、フレイヤには、積極的に人々の恋愛の悩みを聞いてくれるという側面もあります。

【ブリージンメーガン】
 フレイヤには、欲望のためなら、手段を選ばないという大胆さがありました。彼女の象徴は、魔法の首飾り「ブリージンメーガン」です。それを手に入れるためには、製作者の小人にも体を許しました。ブリージンメーガンは「炎の首飾り」という意味の黄金の首飾りです。それを身をつけたものは、魅力が高まったとされています。しかし、フレイヤが、小人と寝たことを見ていたロキが、それをオーディンに密告しました。ロキは、トラブルを起こさせる北欧神話におけるトリックスターです。そのため、フレイヤは、オーディンから罰を受けました。また、ブリージンメーガンは、そのロキに盗まれたこともあります。その時は、光の神ヘイムダルが、変身してロキと戦い、取り返してくれました。

【豊穣と死の女神】 

 豚は、フレイヤの聖獣とされています。そのため、フレイヤのあだ名は、雌豚を意味する「シル」です。豚は、多産の象徴とされています。そのため、性に開放的だったフレイヤと結びつけられました。多産は、豊穣とも関連しています。そこから、農業を司る女神ともされました。

 また、フレイヤは、ヴャルキリーたちの統率者だとされています。ヴャルキリーとは、戦場の戦士たちの生死を決定する戦乙女のことです。そのことから、フレイヤは、死を司る女神ともされました。そのヴャルキリーは、オーディンの使者でもあります。フレイヤとオーディンは、戦場で死んだ英雄の半分を分かち合い、それぞれ自分の館に引き取りました。

【人質】
 フレイヤは、絶世の美女だったので、よく巨人が手に入れようとしました。巨人スリュムが、トールのミョルニルを盗み、それと引き換えにフレイヤを所望してきたことがあります。ミョルニルとは、対巨人戦における最強の武器のことです。それを、ロキが探しに行くことになりました。その時、フレイヤは、ロキに被ると鷲に変身出来る羽衣を貸しています。神々が、巨人に城壁作りを依頼した時、フレイヤは、その報酬とされました。しかし、それに怒った雷神トールが、その巨人を殺しています。


北欧神話「フェンリル」

2023-11-12 22:29:00 | 西洋の神話

【オーディン】
 オーディンは、北欧神話における最高神です。神々の世界「アースガルズ」に君臨し、自らの宮殿にある高座から世界を見渡しています。オーディンとは「狂気、激怒の主」という意味です。妻の女神フリッグとの間には、多くの神々の子供がいました。通常、オーディンは、長い髭を持った片目の老人として描かれます。片目がないのは、魔法を得る代償として失ったからです。普段の服装は、黒いローブを羽織り、つばの広い帽子を目深に被っています。

 オーディンは、もともと風や嵐を司る天候神でした。ギリシャ神話では、ヘルメスに相当します。ヘルメスは、知恵と計略に長けた風の神です。ローマ暦の「ヘルメスの日」は、現在の水曜日に当たります。北欧では、水曜日が「オーディンの日」とされました。

【持ち物と従者】
 オーディンの槍を「グングニル」と言います。グングニルは、決して的を外さない魔法の槍でした。戦場でのオーディンは、黄金の兜と鎧に、青いマントを羽織っています。乗り物は「スレイプニル」と呼ばれる8本足の馬です。スレイプニルは、非常に速く走ることが出来き、空さえも飛ぶことが出来ました。オーディンの諜報係が、フギン「思考」とムニン「記憶」という二羽のワタリガラスです。その二羽を世界中に飛ばし、彼らが持ち帰るさまざまな情報を得ていました。その他の従者は、2匹の狼です。

【戦争と死の神】
 オーディンの住居を「ヴァルハラ」と言います。ヴァルハラには、戦死した勇者の魂が集められました。その勇者を選別するのが、戦乙女ワルキューレです。ワルキューレには、戦いの勝敗を決定する力がありました。オーディンの命令で、戦場に送られ、そこで勝つべきだと判断した方に助力したとされています。

 ヴァルハラに集められた勇者たちは、毎日、ラグナロク「神々の黄昏」に備えて、大規模な軍事演習を行いました。ラグナロクとは、世界の終わりの戦争のことです。演習で死んだ者も、日没とともに復活しました。夜には大宴会を開き、翌日には、また演習をしていたとされています。勇者たちは、ラグナロクでの戦力として期待されました。

【魔術の神】
 オーディンは、魔術の達人でもあります。「ルーン文字」の秘密を解くために、世界樹「ユグドラシル」の木に自分の首を吊り、槍で自分自身を突き刺しました。そのまま状態で、99夜過ごしたとされています。この時、助かったのは、たまたま縄が切れたからです。その結果、ルーン文字の秘密を解き、十八種類の魔法を使えるようになりました。タロットカードの一つハングマン「吊るされた男」は、この逸話が元だとされています。

 オーディンの魔法の一つが変身能力です。巨人が隠していた詩の蜜酒を略奪した時、忍び込むために、蛇の姿に変身しました。その蜜酒の番をしていたのが巨人の娘です。オーディンは、美青年の姿に変身して、その巨人の娘から、蜜酒を3口分貰いました。そこから、すぐに逃げた時は、鷲に変身しています。オーディンは、蜜酒の力によって、詩の才能を人間に与えることが出来ました。そのため、吟遊詩人たちのパトロンとされています。

【知恵の神】
 オーディンは、知識の神として、貪欲に知識を求めました。知恵を得るためには、自らの片目をも代償にしたことがあります。オーディンは、ユグドラシル「世界樹」の根元にある巨人族の賢者ミーミルの「知恵の泉」を飲むことで知恵を身に付けました。その担保として差し出したのが、自らの片目です。また、新たな知識を求めて、自ら地上を彷徨うこともありました。その場合は、従者を連れません。「通りすがりの老人」「片目の美青年」「貧しい小百姓」などの姿に変装し、人間に紛れて行動したとされています。

【万物の主】
 オーディンは、 2人の兄弟のヴィリとヴェーと共に世界を創造しました。ヴィリとヴェーは、その後、あまり神話には登場しません。三人は、協力して当時の巨人の王ユミルを殺害し、その死体を使って、万物を創造しました。そのため、オーディンは、万物の主とされています。この時に創り出されたのが人類の始祖です。オーディンは、不死身というわけではありません。ラグナロクで、ロキの息子フェンリルに噛み殺され、最後を迎えたからです。