あんなに待ち遠しかったお正月はアッという間に過ぎて新しい年が明けた。
近年には珍しく星が瞬く好天に恵まれた。神社脇の龍の口から湧き出るお水は温かくさえ感じられた。
例年のように破魔矢と交通安全のお守りを授かり受けてきた。
こんな底冷えのする夜はぬくもりが恋しい、ほのかな薔薇の香りに包まれていたい。
いい夢を期待して早めに休んだのだった・・・。
凍りつく窓の外と裏腹に流れ落ちるしずくは止まらない。
拭いてもすぐに湧き出してくる。次々と流れ落ちるしずく。さあ、雪を踏みしめて仕事に出かけることにしよう。春を夢見ていつものように新年が明けた。今年はめーいっぱいの粋とキザに生きることにしよう。