古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

天気 「享保日記」享保十七年十一月晦日 天気編

2019-12-07 13:04:08 | 古天気学

天気 「享保日記」享保十七年十一月晦日 天気編

2019年12月7日 土曜日 天気 曇   小雨 

昨日、水戸で初雪を観測される。平年より14日、昨冬より51日早く、関東地方では今シーズン初という。

「享保日記」 享保十七年十一月晦日

「享保十七年十一月晦日朝ノ内しぐれ候。十二月四日頃より晴天。三日とも能シ。十三日、暮時より雪降三四寸積。當冬ノ初雪也。但、寒ノ内也。壹時ほどふり止。」を検証する。  

 

「テータ変換」

年月日 享保十七年十一月三十日 → 1733年1月15日

場所 水戸 → 水戸

天気種類 朝ノ内しぐれ → 朝の内時雨

 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十七年十一月三十日 → 1733年1月15日

弘前 雪 

八戸 曇 

盛岡 雪 

日光 曇 

八王子 晴 

鯖江 晴 

伊勢 晴(曇) 

京都 晴(雨) 

池田 晴 

津山 晴 

鳥取 雨 

諫早 晴(曇)

古天気学データベース(KTDB)

弘前 曇 午の刻より小雪

日光 曇

京都 -

 

「検証結果」

年月日 享保十七年十一月三十日 → 1733年1月15日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 時雨

 

「データ整理」

享保十七年十一月三十日 → 1733年1月15日

弘前 雪  

弘前 曇 午の刻より小雪

八戸 曇    

盛岡 雪   

日光 曇   

水戸 時雨 

八王子 晴  

鯖江 晴  

伊勢 晴(曇) 

京都 晴(雨) 

池田 晴  

津山 晴  

鳥取 雨  

諫早 晴(曇) 

 

「検証結論」  

十一月三十日(1733年1月15日)

日光の天気は、曇  八王子の天気は 晴  で、水戸の天気は、朝時雨 晴曇 です。  

 昔の天気は大変面白いですね。 

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。


天気 「享保日記」享保十七年八月卅日 天気編

2019-12-01 09:34:28 | 古天気学

天気 「享保日記」享保十七年八月卅日 天気編

2019年12月1日 日曜日 天気 晴   寒 

「享保日記」 享保十七年八月卅日

「享保十七年八月廿九日 泉桶寺(京都市)朝六つ前より大雨。廿日之明ケ六つ迄降續申候。」を検証する。  

 

「テータ変換」

廿日之明ケ六つ迄降續は、卅日の明け六つの間違いでしょう。

年月日 享保十七年八月卅日 → 1732年10月18日

場所 泉桶寺 → 京都府京都市

天気種類 雨 → 雨

 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十七年八月卅日 → 1732年10月18日

弘前 雨 

八戸 曇 

盛岡 雨  

日光 雨  

東京 雨  

八王子 小雨 

鯖江 雨  

伊勢 雨(大雨)  

京都 晴(俄雨) 

池田 大雨 

津山 晴 

鳥取 雨  

諫早 晴 

臼杵 雨 

古天気学データベース(KTDB)

弘前 曇 今朝小雨 夜に入り大雨 雷度々発す

日光 雨

京都 ー

 

「検証結果」

年月日 享保十七年八月卅日 → 1732年10月18日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 京都 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)京都の天気記録有

天気の種類 大雨

 

「データ整理」

享保十七年八月卅日 → 1732年10月18日

弘前 雨  

弘前 曇 今朝小雨 夜大雨 雷度々

八戸 曇  

盛岡 雨   

日光 雨   

東京 雨   

八王子 小雨  

鯖江 雨   

伊勢 雨(大雨)  

京都 晴(俄雨) 

池田 大雨  

津山 晴  

鳥取 雨   

諫早 晴  

臼杵 雨 

 

「検証結論」  

八月卅日(1732年10月18日)

京都では、6時ごろまで雨  が降り続きその後、晴  です。

日光の天気は、雨  東京の天気は 雨  で、水戸の天気は、雨  です。  

昔の天気は大変面白いですね。 

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。