古天気学 A

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「享保日記」享保年間の月食を検証 Ⅱ 天文編

2017-09-13 08:37:39 | 天文
「享保日記」享保年間の月食を検証 Ⅱ 天文編 

2017年9月13日 水曜日 天気 晴  
  
享保年間の月食をを検証する。

享保二年八月十七日・享保三年二月十六日・享保三年八月十六日・享保四年一月十六日・享保四年七月十五日・享保六年十二月十七日・享保六年六月十六日・享保七年十一月十五日・享保七年十一月十六日・享保十年三月十五日・×享保十年九月十六日・享保十一年三月十五日・享保十三年一月十六日・享保十三年七月十五日・ 享保十四年一月十七日・享保十五年六月十六日・享保十六年十一月十五日・享保十七年五月十六日・享保十七年十月十四日・享保十八年四月十五日・享保十八年十月十五日・享保二十年三月十五日

22件の中、享保十年九月十六日の1件は以前に検証したので、21件を検証して行きます。

「テータ変換」

年月日 享保三年二月十六日 → 1718年3月17日

場所 水戸 → 茨城県水戸市 

天文種類 月食 → 月食 

ステラナビゲータ10で検証

月食 食分1.76

3月17日 食始め 16日23:09 食甚 00:55 食終 02:41

月食 食分1.76で真夜中 16日23時09分に食が始まり、食の最大 17日00時55分 食の終わり 17日02時41分の早朝で終わっている。 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保三年二月十六日 → 1718年3月17日

弘前 曇
八戸 曇
盛岡 雪
日光 晴
東京 晴
関山 晴
伊勢 晴(雨)
池田 曇(雨)
津山 晴
諫早 雨

古天気学データベース(KTDB)

享保三年二月十六日 → 1718年3月17日
弘前 晴 午の刻より曇小風
八戸 曇

「検証結果」

年月日 享保三年二月十六日 → 1718年3月17日 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 - 

「データ整理」

享保三年二月十六日 → 1718年3月17日

弘前 曇
弘前 晴 午の刻より曇小風
八戸 曇
盛岡 雪
日光 晴
東京 晴
関山 晴
伊勢 晴(雨
池田 曇(雨)
津山 晴
諫早 雨

「検証結論」

二月十六日 (1718年3月17日)は、 日光の天気は、晴 東京の天気は、晴、水戸の天気は、晴です。月食が見られた確率が高い、しかし、早朝のため?
全国的には、盛岡・諫早は雪や雨のため月食が見えた確率が低い。その他の都道府県は、天気が良く日食が見えた確率が高い。

全国的に、資料の発掘が必要ですね。

昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。

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