古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

籠燈 「享保日記」享保三年二月十三日 天気編 

2021-12-05 20:58:52 | 古天気学

籠燈 「享保日記」享保三年二月十三日 天気編 

2021年12月5日 日曜日 天気 晴 寒 
    
「享保日記」 享保三年二月十三日

「享保三年二月十三日、鹿島へ家僕惣吉ヲ代参ニ遣ス。夜中ニ出宅ス。同夜明ケ方ニ夏海ノ壹丈計光り上り、両度迄ミへける也。籠燈ト申ニ可(V)有(V)之と道連之もの共一同ニおがミ候由。」二月十三日の天気と籠燈を検証

「テータ変換」

年月日 享保三年二月十三日 → 1718年3月14日 

場所 夏海村 → 現在は鉾田市・大洗町

天気種類 不明 → 不明

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保三年二月十三日 → 1718年3月14日

弘前 雪 
八戸 晴 
盛岡 雪 
日光 晴 
東京 晴(小雨) 
関山 晴 
伊勢 晴 
池田 晴 
津山 晴 
諫早 曇 
   
古天気学データベース(KTDB)

弘前 曇 終日小雪降 
日光 晴  
 
「検証結果」

年月日 享保三年二月十三日 → 1718年3月14日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 不明

「データ整理」

享保三年二月十三日 → 1718年3月14日

弘前 雪 
弘前 曇 終日小雪降
八戸 晴  
盛岡 雪  
日光 晴  
東京 晴(小雨) 
関山 晴  
伊勢 晴  
池田 晴  
津山 晴  
諫早 曇 

「検証結論」

東京と日光と水戸の関係  
A(2-東・日-水)確率(KDB1967~1997・31)3月K東京--K日光--水戸(データ総数930)
東京と水戸の関係
B(1-東)確率(KDB1967~1997・31)3月K東京--水戸(データ総数930)
日光と水戸の関係
B(1-東)確率(KDB1967~1997・31)3月K日光--水戸(データ総数930)

上記の確率の高いデータを摘出する。

東京と日光と水戸の関係  
A(2-東・日-水)確率(KDB1967~1997・31)3月K東京--K日光--水戸(データ総数930)

<確率の高いデータ>

東京晴雨・日光晴・水戸晴 42.9% (7-3) TD0.8% 
 
東京と水戸の関係
B(1-東)確率(KDB1967~1997・31)3月K東京--水戸(データ総数930)

<確率の高いデータ>

東京晴雨・水戸晴 24.1% (29-7) TD3.1%

東京晴雨・水戸晴雨 24.1% (29-7) TD3.1%

日光と水戸の関係
B(1-日)確率(KDB1967~1997・31)3月K日光--水戸(データ総数930)

<確率の高いデータ>

日光晴・水戸晴 75.6% (344-260) TD37.0%

上記より、水戸の天気は、晴 です。(確率の高いデータを水戸天気年輪標準木とする。Hb(→M)


享保三年二月十三日 → 1718年3月14日

日光 晴    

水戸 晴 Hb(→M) 

東京 晴小雨 

沢山のデータを集めて傾向を確かめてみる。 

ウィキペディア(Wikipedia)より

籠燈とは

龍燈、龍灯、竜灯(りゅうとう)とは、日本各地に伝わる怪火。主に海中より出現するもので、海上に浮かんだ後に、いくつもの火が連なったり、海岸の木などに留まるとされる。
主に龍神の住処といわれる海や河川の淵から現れる怪火であり、龍神の灯す火の意味で龍燈と呼ばれ、神聖視されている。

磐城国(現・福島県)も出没地として知られている。磐城国の閼伽井岳山頂の寺から東を見ると、4里から5里(約16から20キロメートル)の彼方に海が見え、日暮れの頃、海上の高さ約1丈(約3メートル)の空中に提灯か花火の玉のような赤い怪火の出没する様子がよく見えるという。毎晩7、8個現れるが、必ず2個ずつ対になって現れ、1個目の龍燈が現れて3、4町(約327から436メートル)ほど宙を漂った後、2個目の龍燈が現れ、1個目の軌跡を沿って宙を漂うという。


昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。 

コメント
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