古天気学 A

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嵐 「享保日記」享保十六年八月廿七日 天気編

2019-03-16 21:35:38 | 古天気学

嵐 「享保日記」享保十六年八月廿七日 天気編 

2019年3月16日 土曜日 天気 曇   
      
「享保日記」 享保十六年八月廿七日

「享保十六年八月廿七日、夜中つよき風雨、近年無(V)之嵐也。初ハ辰巳嵐ニ有(V)嵐ニ有(V)之處、夜明テ雨ニ成。塀、芦垣、壁等大分破損。御城ノ塀よほど損、土手も少崩ル。廿八日四時止。多ノ雨ニ無(V)之ゆへ、中川少計水出ル。仙波不(V)出。町家ニハ潰家有(V)之。」を検証する。
 
「テータ変換」

年月日 享保十六年八月廿七日 → 1731年9月27日

場所 水戸 → 水戸

天気種類 夜中つよき風雨、近年無(V)之嵐也。初ハ辰巳嵐ニ有(V)嵐ニ有(V)之處、夜明テ雨ニ成。塀、芦垣、壁等大分破損。御城ノ塀よほど損、土手も少崩ル。 → 夜中より風雨嵐 始めは、南東嵐。夜明けて雨になって、被害が大きかった。

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十六年八月廿七日 → 1731年9月27日

弘前 小雨 
八戸 曇 
盛岡 曇 
日光 雨 
東京 曇(雨) 
八王子 大雨 
鯖江 雨 
伊勢 雨(大雨) 
池田 曇(小雨) 
津山 雨 
鳥取 雨 
諫早 晴(曇)

古天気学データベース(KTDB)

弘前 陰晴 酉の刻過ぎより風雨

江戸 夜大風雨
   
「検証結果」

年月日 享保十六年八月廿七日 → 1731年9月27日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 嵐  

「データ整理」

享保十六年八月廿七日 → 1731年9月27日

弘前 小雨  
弘前 陰晴 酉の刻過ぎより風雨
八戸 曇  
盛岡 曇  
日光 雨  
水戸 嵐 
東京 曇(雨)
江戸 夜大風雨  
八王子 大雨  
鯖江 雨  
伊勢 雨(大雨) 
池田 曇(小雨) 
津山 雨  
鳥取 雨  
諫早 晴(曇)

「検証結論」
 
八月廿七日(1731年9月27日) 日光の天気は、雨  東京の天気は 曇(雨) で、水戸の天気は、風雨嵐  です。 

昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。