かつてポートフォリオの一角であった日本M&Aセンターの19年3月期決算です。 付加価値の高いサービスを提供するM&A総合企業への移行を目指しています。 受託及び成約共に件数が順調に伸びています。
売上⾼は、38.4億円増加した⼀⽅で、売上原価は22.2億円増、販管費は6.9億円増でした。 その結果、売上高総利益率は62.9→61.0%、営業利益率は47.1→44.0%に悪化しています。 大量受託に向けた拠点拡充で経費先行かと思われます。 資産は、現預⾦が133→135億円に微増、長期預金も130→140億円に増加しました。 今期も厚めに現預金と長期預金を構えています。 債務は、長期借入金は25→15億円に減少しました。 順調に有利子負債は圧縮されています。 売上債権が17億円増加しています。 営業キャッシュフローが30億円近く減ったことで、営業キャッシュフローマージンも16%下落しています。 増収増益ペースが落ちたことで、株価も一旦調整しました。 PER50台と期待値も高いだけに、来期も軟調が予想されます。 |