かつては主力銘柄だったIBMの18年12月期決算です。 Cognitive Solutionsへのビジネス移行を目指すものの、なかなか思い通りに進みません。 Cloudも、AWSやAzureといった競合に対して存在感を示せない中、Red Hat買収でテコ入れを図っています。 上段:Revenue、下段:GPM
売上高は$79.1B→$79.6Bと1%増、営業利益は$10.3B→$12.2Bと18%増でした。 低下に歯止めは掛かったものの、反転には至っていません。 資産は、現預金$12.0B→$11.9Bと微減しています。 固定資産は、大きな変動はありませんでした。 負債は、⻑期借⼊⾦が$39.8B→$36.5Bと減少しています。 また、純資産は$17.6B→$16.8Bに減少しました。 $34Bに及ぶRed Hat買収は、まだ織り込まれていません。 これまでの堅実なBSとCFも、来年度は激変しそうです。 ジリ貧のIBMが大きな一手を打ちました。 大きくウェイトを落とした今となっては、健闘を祈るばかりです。 |