幸せなフラダンス

一生懸命生きようと思ってます~宜しく!

玄冬

2010年12月24日 | Weblog
 中庭の吹き抜けに覗く真っ青な空に向かって、すっくりと立つ白椿。葉の落ちた枝には、硬い鎧を纏った黒い実が、ぽつぽつとしがみついている。「まだまだ離れるわけにはいかない。暖かい6月に花の咲くのを見届けてから私は土に還るのです。」白椿の語り掛けにじっと耳を傾けていると、車椅子の方が、「来し方を知り、往き方を知る。」とつぶやいた。白椿のことを言ったのか、呑気に眺めている私への教訓か、それとも自分自身に言っているのか、何度も何度も繰り返す言葉に、玄冬と言われる人生の冬の深まりが強く感じられた。

スマ-トです 2

2010年12月22日 | Weblog
 スマ-ト?・・・時々「お腹が一寸出てきたかなあ!」と思うことがある施設長が今日はとてもスマ-ト!ハッとしました。紺と白のストライブのシャツのせいか?足首までありそうな黒い長いシェフの使うような前掛けのせいでしょうか?。施設長だけでなくほかの方々も、キリッと洗練された美しさでした。私たちまで若やいだ気持ちになれます。

クレスマス会 1

2010年12月22日 | Weblog
 今日はラポ-レのクリスマス会。
「愛情を込めてラポ-レとシダックスが料理を作りました。」と 施設長のお言葉通
り大変美味しく満足しました。その上、皆さんの新鮮な制服姿ときびきびとしたおもてなしで、一層心地よく食事を楽しむことも出来ました。
 静かに流れるクリスマスソングも心を潤し、暖かな太陽の光が降り注ぐ穏やかな今年のクリスマスの会・・・。みんなとても幸せな気持ちになれました。

今日の新聞記事より 2つ

2010年12月19日 | Weblog
遡上復活、命継ぐ冬
富士山麓の湧き水を水源とする清水町の柿田川で、鮎の産卵がピ-クを迎えている。水温は年間を通して約15度で産卵に適しているところから、柿田川が合流する狩野川の上流から鮎が入り込んでくる。乱獲で一時激減したが、「柿田川みどりのトラスト」の尽力で再び数万匹が遡上するようになった
{ 人間と生き物とが平和に生命をはぐくむことの出来る豊かな自然は、先祖から受け継いだ宝物。}

赤ワイン、脳機能改善
赤ワインが、記憶に関わる脳の神経細胞の数を倍増させ認知能力を高めることが 名古屋市立大学のチ-ムの動物実験で分かった。(白ワインでは効果がなかった)近くアメリカ栄養生化学雑誌に発表する。赤ワインに含まれる「レスベラロ-ル」という成分に注目し、マウスにその含有量の多い赤ワインを、0・5ミリリットル毎日3週間に亘り飲ませた結果、脳の中で記憶を掌る「海馬」と呼ばれる部分の神経細胞が、飲まないマウスに比べて2倍に増えた。迷路でゴ-ルに辿りつく時間も、訓練開始から5日目に、飲まないマウスに比べて半分になった。
{あくまでまだ動物実験の段階ですが、赤ワインを毎日一定量飲んで認知能力を高めるのであれば、まさに一石二鳥。美味しく飲んで認知症の撃退が出来ます。}

レオノチスの花

2010年12月17日 | Weblog
 知識欲とその行動力にはとてもかなわない岡尾さんが、珍しいレオノチスの花が咲いているからと、場所の地図まで書いてくださいました。
 初めて目にする花でした。茎は四角形で節と節との間が長く、オレンジ色の花を球状に沢山つけています。別名ライオンズイヤ-と言われるように、垂れ下がった細長い筒状になった花からは、オシベ メシベが覗いていました。花の散った後は蜂の巣のよう。その蜂の巣から四角い茎が伸び何段にもなって花を咲かせます。日本では鉢物が出回っているそうです。日本名 火炎着せ綿、どうしてこんな名前がついたのでしょう。

雫の芸術

2010年12月17日 | Weblog
 昨夜は大変冷え込みました。食堂のワイドガラスが結露して、雫がス-ッと幾筋も流れ落ち、素敵な模様を作りました。子供の頃家の障子にはまっていたガラスとおんなじ、すりガラスに絵を彫ったように、模様のところだけが透けて見えます。思いがけず出会った自然の織りなす芸術にしばしうっとり・・・。
 燦燦と陽を浴びて輝くガラスに囲まれて、笑いの絶えない朝の食事、今日もいいことがありそうな気がします。勿論最後は94才のおねえさんの「今日も頑張りましょう」で滑り出しました。

近付くクリスマス

2010年12月16日 | Weblog
 愈々クリスマスが近付いてきました。クリスマス人形の勢ぞろい、イルミネ-ションも点滅して、ラポ-レはクリスマス一色になりました。鼻歌も出てくる程楽しくうきうきしてきます。
 毎年食堂には、ユダヤ ベトレヘムの貧しい馬小屋でご誕生の幼きキリスト、温かく見守る聖母マリア、聖ヨゼフ・・・・。聖書の中のキリスト誕生の風景が展開されます。そこへお告げの星に導かれた三人の博士が、遥々東方から、黄金 没薬(もつやく)乳香の捧げ物を手にして馳せつけました。没薬は、アフリカに生育する木の樹脂で、薬として使われ、乳香は、アラビアの南部に生える木の乳白色の樹脂、熱すると芳香を漂わせます。この貴い三つの宝物を救い主誕生の捧げ物に携えました。ラポ-レの食堂を飾る聖夜の様子がクリスマスの意味を改めて考えさせてくれます。
 

日めくりカレンダ-

2010年12月13日 | Weblog
 谷島屋に行くと来年のカレンダ-のコ-ナ-に、大判の日めくりがありました。このところ時々、今日は何日? とか、今日は何曜日?など日にちを忘れるようになってきたので、毎日めくりながら確かめられて、予防にはいいかもしれないと思って買いました。
 それにしても暦だけでは殺風景、ほかに何か添えるようなものはないだろうか? と思いながら呉服町を歩いていると、或店の、地下に降りる階段の壁の両側に、ずらりとブロマイドが並んでいます。私の御ひいきの俳優のもありました。しかし、おばあさんが階段を降りてお店に入るのには、いささか抵抗があります。みんな若くてフレッシュな男性の写真ばかりでしたから・・・・。私の可愛いい孫6人もフレッシュで、それぞれの個性はナイス。いっそのことめいめいの写真を引き伸ばして、2ヶ月毎に一人ずつ暦と一緒に飾ったら、私にとっては、はるかに大きなエネルギ-になるだろうなと思います。

う-ん あんまり!

2010年12月10日 | Weblog
 八幡で下校中の小学生が鍼灸所の前にずらりと並んで一休み。もう少しで4時になるというのに小さな低学年の子どももいます。「写真撮らせて」というと、「喜んで」とポ-ズをとったので、しばらくおしゃべりしてからパチリ・・・・・。
撮った写真を見てもらうと、「う-ん! あんまり」 だそうです。
 ずっと坂を上り切った清沢小学校の子供達、1年生3人 2年生2人を、2人の6年生が引き連れて集団下校の途中です。面白い反応を示すけれど、無邪気でどの子の目も澄んで輝いていました。

歌の力

2010年12月09日 | Weblog
 今年もホテルのディナ-ショ-に出席することが出来ました。係りの方がステ-ジ近くの席を確保してくださったので、真近かで歌に姿にト-クに酔いしれました。
 秋川さんの歌は一段と円熟味を増し、ト-クも洗練されました。テノ-ル歌手として鍛えた美声に加えて、誠実な生き方に魅力を感じます。客席から黄色い声の応援も飛び、一層盛り上がりました。
 アンコ-ルの曲が終わってから、ステ-ジの右側、真ん中、左側へと立って、一人一人のフアンの顔を確かめるように挨拶をし、手を振って幕の向こうに消えると、客席は深い感動のどよめきに包まれました。
 歌の力って素晴らしい、音楽の力って素晴らしい、感動は元気と勇気を溢れさせてくれます。「さあ!明日から、残っている時間を懸命に生きよう。」 そう思いながらホテルを後にしました。

楽しいものに囲まれて

2010年12月06日 | Weblog
 玄関ロビ-の薔薇の鉢植え。その上品で柔らかな色はロ-ヤルピンクとでも言いましょうか。恥じらいを含んだ初々しい乙女の微笑みが、甘く爽やかな気持ちにしてくれます。
 廊下に置かれたオルゴ-ル人形。釦を押すと、おじいさん、おばあさんの人形がクリスマスソングにのって踊り出します。楽しさに引き込まれてこちらまでツイストまがいに体が動いて来ます。気持ちを温めてくれる、気持ちを高めてくれるものに囲まれて、今日もラポ-レの一日が滑り出しました。

弘法も筆の誤り

2010年12月03日 | Weblog
 いつも食事でご一緒のおねえさんが、昨日の夕方バスの中に忘れ物をしました。今までそんな事は一度もしたことがないとおっしゃる強者です。「大雨が降らないといいけどね」と笑いましたが、その通りになってしまって、夕べは大雨そして今朝は雷鳴もあり、大荒れの天気になりました。
 何時も「朝はしっかり食べなさい。残さずに。」など、締めくくりは「今日も頑張りましょう。」・・・ その通りですから頭が上がりません。でも今朝は「弘法も筆の誤り、でもそれで普通になったのよ。」などと、ここぞとばかりみんなでからかって大笑いしました。
 頭の中の配線が凡人とは違っているのかもしれません。

ああ!美味しかった・・・・と もう一つのプレミアム

2010年12月02日 | Weblog
 今日の昼食のメインは、その名のとうり豆腐 味噌 マヨグラタン。一口食べたらこれが美味しい、さっぱりしているけれどコクがあり、また味噌との相性がよく老人向けにはもってこい・・・。厨房の方が「小盛りです。」とおっしゃったけれど、大盛りでもよかったね。行儀の悪いのは承知でカメラを取りに行ってカシャッと一枚。
 
 もう一つ
   川崎さんからチケットを頂いたコンサ-ト。
   ラポ-レで10年振りに巡り会えた趣味の似通った方と二人で出かけます。
   バリトン歌手の歌・・・・楽しみです。

   

散歩寸描(2)

2010年12月02日 | Weblog
 10月に稲刈りの済んだ田んぼの茎から、また短い稲が伸びて黄金色に色づいている所があります。実っている籾の中は空っぽです。でも、こうして残して置くのには、何か理由があるのかもしれません。
 田んぼを耕運機で耕しているいる人がいたので傍に行ってみました。耕運機はとても重そう。「重くて大変でしょう。それに技術がいりそうですね。」「ああ 重いよ。暇がある今のうちに田の土を起こして5月の田植えの準備をしている。おばさん何処から来た?」ラポ-レの建物を指差して、「おばさん あそこから。」「ああそうか。」と言いながら仕事は続けています。田んぼの隅には焚き火がちょろちょろと燃えていました。

散歩寸描(1)

2010年12月02日 | Weblog
 紅葉した柿の葉が畑に積もっています。どういう訳か、葉は裏の白っぽい方を上にして落ちているのが多い。一枚一枚拾い上げる時、”どのように色づいているだろう” と少しわくわくします。
 くすんだ赤、深みのある赤、黄と緑とオレンジのグラデ-ション、中には黄と緑の色づきの浅いものもあります。
 柿畑では今年最後の収穫をしていました。長く木に残った実は、甘くて美味しいだろうと思います。