幸せなフラダンス

一生懸命生きようと思ってます~宜しく!

 花とのお話

2014年04月07日 | Weblog

 ぽとり ぽとりと筧から落ちる水が、光を受けて、つくばいの中で踊ります。中庭の植物の、驚くほど生命の凄まじい息吹気に圧倒されてしまいます。
 食堂前の庭は皐月の季節に移り、シャクナゲも蕾を開き初めました。間もなく花を付けるであろう中庭のツツジ、子供の頃、家の池の傍のキリシマツツジが懐かしく連想されます。 ラポ-レにはあちらこちらに庭があります。櫻の後を追いかけて次々に輝く植物。 一階をゆっくり廻るだけでどの植物ともそっとお話が出来る溢れる豊かな幸せ・・・・・。


今年の開所記念式

2014年04月04日 | Weblog

 朝から暖かい日射しに恵まれ、ラポ-レ開所記念のお祝いを寿んでくれているような良き日になりました。
 ご挨拶を伺っていて、何と私達が恵まれた環境で、穏やかな老後を送っているのか身に沁みて感じました。
 余興がすんで食事会。担当の料理人が何日も仕込んで作ってくださった料理には、温かみと一寸家庭の雰囲気が漂う美味しいものでした。退院以来こんなに美味しく頂いたのは珍しいことです。皆さんとのお話も楽しく幸せなひと時でした。


音楽の力

2014年04月01日 | Weblog

 昨年の9月から3回目の入院生活を終わって無事退院しました。その度に体力の衰えを感じますが、今回の入院は特に応えました。沈んでばかりいても仕方がないのでテレビのスイッチを入れると、エルガ-の ”威風堂々” の曲が飛び込んできました。
 何時もは勇壮に心弾ませる曲なのに、しなやかで心を包みあげるようなものに満たされました。そしてそれは明るい気持ちに変わっていきました。あれから4日たった今も変わりません。


吊るし雛

2014年02月20日 | Weblog

 玄関ロビ-に飾られている、動物や手鞠やら美しい布裂を縫い合わせて作った吊るし雛を見た途端、心の中に暖かい春が広がった。それと同時にリハビリにも春をと思い ”ごろざ” に出かけた。一通りのスケジュ-ルを終えて体中の筋肉を動かせたけれど、さすがにきつかった。
 脚、腰の力が安定して、腹筋もつくよう一歩一歩努力したい。そうすれば楽しい春がやってくる。


 駆け抜けた11日 (1)入院

2014年02月09日 | Weblog

 一月25日、耐え難い腹痛に襲われ、休日当番だった市立病院へ川崎さんに連れて行っていただきました。既に患者でいっぱい。痛みをこらえながら診察を待っていると、もう時間の観念などなく付き添ってくださる川崎さんの気配のみが心の拠りどころでした。
 ようやく診察が終わり病室に運ばれたとき、甥や弟夫婦子ども達がいたことをおぼろげに感じました。次の日も腹痛にうめきました。


(2) 白銀の鹿の群れ

2014年02月09日 | Weblog

 三日目、腸閉塞の手術のため、手術室に。麻酔が回ったのでしょうか、フア-ッと浮き上がったような目の前に白銀の鹿の群れが現われました。私は今奈良公園にいるらしい。鹿たちは静かだけれど胸に迫る息遣いで、ずっと私の前でうごめいていました。「手術は無事終わりました」の声で目が覚めた時もう其処には鹿の姿はありませんでした。


(3) 集中治療室の夢

2014年02月09日 | Weblog

 沢山の管を下げて体が自由に動かせない治療室に入り、夢を見ていました。高層ビルが円になって林立し、その下に小さな屋根の家、その周りを道路網が囲んでいます。東京駅から埼玉の息子の家までの景色だったかも知れません。夢と現実の混濁した2日間が続き病室に戻りました。其処に集まっていた身内の温かい言葉を聞いたとき、あの白銀の鹿は、この人達の念じてくれた真心であったのだと気付き、感謝と喜びと幸せがどっと身を包みました。
 たった2日間動かなかっただけなのに、ベッドから立ち上がろうとしても腰が上がらないのにはびっくり・・・・・、練習をしてやっと出来たので、ソロソロと部屋を歩いてビハビリ開始・・・。


 (4) 退院

2014年02月09日 | Weblog

 玄関に出迎えてくださった施設長のお声を聞いて、 「ああ マイ スイ-トホ-ムに帰れたのだ。」と安堵しましたが、施設長の方を見ると涙が溢れそうなので、空間を見つめていました。
 神は、” 心の未熟な者をこの聖地に入れることは出来ない。出直してもっと修養を積みなさい” と押し戻されましたが、なんにも出来なくなった私を、事務所の方々、医療スタッフ、そして身内の者の優しさに無条件に甘えられた最高の心地よさを味わうことが出来ました。
 皆様に感謝!。


美文字

2014年01月22日 | Weblog

 "美文字” とは初めて耳にした言葉です。昨年の流行語の中にも入っているのだそうですが・・・。
 今、この美文字に励んでいるのは、就職を控えた学生達で、企業は、面接を第一としているのは変わりありませんが、手書きの履歴書をも重視しているのだとか・・・・。そこで学生達のペン習字の練習が始まりました。或学生は、自分の書いた字のことを 「ミミズが踊っている絵のようだ」と言っていましたが、人に読めない文字は困ります。
 中国から伝わってきた漢字を、平安時代にはそれをくずした仮名が生まれ、次第に今のような文章が書かれるようになりました。誤字や折れ釘を並べたような文字を目にする度に、寂しく思っていましたが、動機はどうであれ、学生が美文字に取り組むようになったことは喜ぶべきことです。
 文字の書き方にもその人の心が表れます。  


今年の宿題

2014年01月20日 | Weblog

 二階の庭を山茶花や日本水仙が美しく彩っています。その下には、もうヨモギが育っていました。プランタ-で春を待つ花は、葉をぴったりと土に付けて寒さを防ぐ強さ。厳しい自然の中で、植物はそれぞれにエネルギ-を燃やしています。
 今年は庭や野に咲くこれらの花を、絵手紙のような描き方で、自己流でいいからやってみようと思うようになりました。6本の色鉛筆で描いた拙い山茶花です。続けていれば何かを見つけるかもしれません。


春を待つ

2014年01月16日 | Weblog

 昨日は静岡でも初雪が降ったとか、このあたりでは風花が舞った程度でしたが・・・・。何度か気象情報が伝えているように、ヒィリピン付近の海水温が高いので、日本列島を流れる偏西風が南下して、寒気にすっぽり包まれるからのようです。今年は何時もより春が待ちどうしい。
 故郷茶屋の畑に植えられた三色スミレが、真っ白に霜に覆われています。世間の波に洗われて悩み、其処から進むべき方向を手探りしている子を、じっと見守っている親の目をふと感じました。もう少しで春はやってきます。


1月15日という日は

2014年01月15日 | Weblog

 今日は小正月、女正月とも言われて小豆粥を食べる習慣があります。女正月というのは、正月の間忙しく働いた女性をねぎらうという意味で、小豆粥は邪気を払い、一年の健康をねがって食べるものです。昔からのしきたりも時代と共に薄れていますが、ラポ-レの節目節目の献立はそれを思い出させてくれます。
 今では、1月15日は "成人の日” で、大人の仲間入りをした男女の門出を祝う日。しかし日本では室町時代以降、男子は15歳女子は12’ 3歳に元服式が行われて一人前とされました。こうしてみると人生に於いて1月15日は大変重い大切な日であると痛感しました。


倦怠期?

2014年01月14日 | Weblog

 1月20日には大寒を迎え、すっぽりと寒気に包まれた毎日は、頭脳も体の働きも、なるべく少ないエネルギ-で楽をしようとしています。 「こんなことしていたら認知症にもなりかねない」 。そう思って、昨日から数独の上級篇に挑戦していますが、なかなか難しい。でもこれだけは、出来るまでやり続ける根気があり、一体何処から出てくるのか不思議です。長らく眠らせておいた ”太安満侶本” 古事記を読み易くしたものをぼちぼち読み始めましたが歩みはあまり早くない。テレビから流れるダ・カ-ポの歌も・・・・・。
 毎日の生活の中で、例え小さくとも感動を覚え、ワクワクする毎日だったけれど、今は淡々として過ぎていく。部屋の空気が乾燥してしばしば湿度が40%を割るように、こころの糸を震わす空気も乾いているようだ。 倦怠期なのかもしれません!。


お楽しみ抽選会

2014年01月10日 | Weblog

 今日は新春恒例の "お楽しみ抽選会” 、カウンタ-にずらりと並んだ福袋。何が当たるだろうと心がときめきます。籤運のない私も、今年は 湯たんぽが当たりました。寒い夜を温かく眠れるようにとのご配慮が伝わってきました。
 私は変な老人で、湯たんぽも電気毛布も使わずに、床に就くと体が温まってすぐ眠りに入ります。けれどもう少し経つと、この湯たんぽのお世話になる日がやってくるでしょう。それまで大切にしまっておく事にします。
 みんなで頂いた特製の甘酒、心も体も温まりました。


生き得 体操

2014年01月08日 | Weblog

 今年の ”ごろざ” の始まり。おもちゃの獅子が踊っていました。
 みんなでする体操の名前が何と ”生き得体操” なんて面白い。この体操が後に "しぞ-かでんでん体操” になったのだそうです。懐かしい唱歌や女学校で習った曲にのって、ゆっくりと体を動かすのですが、両手首 足首に錘をつけると、結構筋肉を使っていて、終わった後は爽快な気分になります。
 スタッフの方々のリ-ドはつぼを得たもので、老いた者の ”幼稚園”? とでも言いましょうか!。心も体中の筋肉もほぐれる楽しい時間が流れていきます。