幸せなフラダンス

一生懸命生きようと思ってます~宜しく!

ウイキョウ

2010年02月27日 | Weblog
 今年もラポ-レの庭や廊下や食堂が珍しい花や花木で賑わう季節になりました。私はラポ-レに来て初めて知った花や木がたくさんあります。ですから花の時季、実りの時季を迎え、それらに囲まれると心が浮き立ちます。
 珍しいと言えば今日の生け花の花材に初めて見るウイキョウがありました。花は緑がかった黄色ですが見た途端 「せりの花に似ている」と思いました。それもそのはずせり科の植物でした。この種(果実)は薬用として使われて消化を助け口臭を消す薬効があり、そのほかスパイスや化粧品、若葉はハ-ブとしても使われているとか・・・。もう一つこの種には痩身の効果もあるとも書いてありましたが、それは別名のフェンネルがギリシャ語の「痩せる」という意味からきているのかもしれません。単純に言えば、取り込むカロリ-より消費カロリ-が多ければ体重は減るのですから、食欲を抑えるとか消費カロリ-を促進させる働きがあるとすれば利くかもしれません。痩せる 太るという単語には至って敏感なので何だかおかしな顛末になりましたが、初めて目にしたウイキョウの花は可憐な優しい花です。

朝食風景

2010年02月26日 | Weblog
 庭の丸坊主になっている百日紅の幹が雨に濡れている。
 「サルスベリがしっとりと濡れて艶めかしい」と言うと「あんた作家の素質があるね」と持ち上げられ、何時ものように四人揃って食事が始まった。
 「今日のおひたしは柔らかいけれど噛み応えがあるね」「繊維が多いから腸には最適」、そのうち足がだんだん弱ってきた話題になると、おねえさんがニヤニヤ笑いながら「此処には私と同い年の人が3人いるけど、みんな足腰は丈夫スタスタ歩いている」という言葉に、3人は顔を見合わせてシャッポを脱ぐ。話題はひとしきりオリンピック女子フィギャ-選手の話題で持ち切りになった。頃合いを見て最後は何時もおねえさんが手を合わせ「今日も一日頑張りましょう」の声でお開きになる。朝一番賑やかで食事のすすむテ-ブルです。

梅見

2010年02月24日 | Weblog
 羽鳥の洞慶院に梅見に連れて行って頂きました。今日も良い日和、超後期高齢者のグル-プが何組か、美しい梅の花と暖かな季節の到来と広い空の下での、じわじわと沁み込んでくる喜びを味わっているようで楽しそうでした。
 紅梅 白梅 ピンクの枝垂れ梅、どの花も美しく十分に満足しましたが、私が強く心引かれたのは、折れた枝を地面に突き根元近くの幹は空洞化しているのに、上の枝にはみずみずしい花を開かせて、種を残そうとする老木の姿でした。折れても曲がっても、ありったけの力を注ぎ込んで生きようとする自然界の営みに心を打たれました。

ボケが咲いた ボケが咲いた 真っ赤なボケが

2010年02月24日 | Weblog
 ボケが咲いた ボケが咲いた 真っ赤なボケが 淋しかった冬の庭が
         明るくなった
 まだちょっと冷たい頃から蕾を膨らませたボケが、庭の塀を一面に飾っています。華やかな色だけれどそこはかとない哀感を覚える花。どうして「ボケ(呆け)」なんて呼ぶのでしょう?。紅梅が散り蝋梅も終わりを告げた庭に、一段とうきうきする春の喜びを運んでくれています。

月に一度の 顔合わせ

2010年02月23日 | Weblog
 麻機小学校前バス停から「コミニ」に行く途中の川に、魚が群れをなして泳いでいるのに出会いました。こんな川に鮎がいる筈はなく多分鯉か鮒ではないかと思いましたが、どうなのでしょう?。周りの山にはうっすらと春霞がたなびき、陽光は暖かくよい日和になりました。
 友達は集会室のテレビでアイスダンスを見ていました。邪魔にならないよう手を繋いでしばらく一緒に見ました。柔らかで温かい手をぎゅっぎゅっと握って・・・。お世話くださる若い男性の方がいらっしゃったので、此の頃の様子を伺うと、コミニケ-ションはよく出来ているとのことで一安心。テレビが楽しいらしいので今日はお暇をすることにして、その方に御礼を申し上げると、「富沢のラポ-レからいらっしゃったのですね。」と言われて吃驚・・・「どうしてご存知ですか。」と言うと、「テレパシ-を感じました」と笑いながらおっしゃいました。多分ラポ-レに見えられたときお会いしたのでしょう。クワバラ クワバラ、自分の言動は慎重に・・・。キビキビと動く背の高い好青年でした。

喜びの 使者

2010年02月19日 | Weblog
 久し振りにお日様満開、風もなく暖か、土手の桜見物に出かけました。3分か4分咲きぐらいの河津櫻の桃色の花が、柔らかな陽を浴びて輝いています。メジロが盛んに蜜を吸っていました。土手の斜面にいち早く開いたオオイヌノフグリの青い花が、優しい華やぎを見せています。驚いたことに花よりも数倍大きな蜜蜂が蜜を集めていました。
  土手に春がきました。大きく胸の広がる春を見つけました。

姥 ものがたり

2010年02月19日 | Weblog
 女流作家、料理研究家などによる「老いの生き方」を書いた本が沢山出ています。何時も、ツワモノ後期高齢者の年輪と知恵と気迫に圧倒されます。
 街に出たついでに、「姥」ものを沢山書いている作家の新刊本を買いました。老いの楽しみ方を今迄の作品の中から抜粋しまとめたものです。共感できることもあるし頂けないこともあります。人それぞれ歩いてきた人生は異なりますから当たり前のこと。
 正直なところ、私は老いという怪物と折り合いをつけながらも尚突っ張って生きています。しかし高齢になってひとりで生きていくのはとてもシンドイ。時々「神様エンドレスはまだですか」と言いたくなります。すると神様は「貴方は必要だから生かされているのです。それは傲慢というものです。」とお怒りになっていらっしゃることと思います。この弱さをクリア-しなければ筋金入りの姥の仲間にはなれません。

壊れた 時計

2010年02月17日 | Weblog
 1979年12月8日の聖母マリアの祝日に、創立30周年で頂いた置時計が今朝壊れてしまいました。この黒いガラスの時計には、何周も刻み続けた針と共にさまざまな思い出が込められています。動かなくなった針を見ていると、心の一部が抜けていくような気持ちになりました。
 朝の目覚ましの音、外出のとき追い立てられたセコンドの音、病気の時の長い長い時間など31年間も刻み続けてくれたこの時計です。去年は還暦のお祝いに子供からのプレゼントの腕時計を図書館でなくしました。思い出が次々に去ってしまうようでとても寂しい。

不思議な・・・・こと

2010年02月16日 | Weblog
面倒なことがだんだん億劫になってきました。もうそろそろ提出した方がいい21年の収入報告書、年金を頼りの生活をしている私のものは、至って単純なものなのに、まだ期日には日があると1日延ばしにしてきました。
 昨日提出したものを川崎さんに指摘されて、部屋に戻り改めて記入手引きを読んでみると、指摘されたことがきちんと説明されているのでとても恥ずかしく思いました。
 全ての希望を失って「今はもうなにもない」というシャンソンが流れています。不思議なことに、希望のないやりきれない歌なのに、自分の馬鹿さ加減のモヤモヤを優しく包んでくれました。

バンク-バ-オリンピックの開幕

2010年02月13日 | Weblog
 カナダ バンク-バ-五輪の開会式。先住民、開拓者と人々の多様性の文化と素晴らしい大自然を、人と光と音の大ぺ-ジェントで繰り広げられた3時間余り。五輪旗が掲げられ聖火が燃えて、いよいよ冬のオリンピックが開幕しました。明日から17日間、日本選手の活躍が楽しみです。

雨の日の 憂鬱

2010年02月12日 | Weblog
 「雨が降ります 雨が降る 遊びにゆきたし傘はなし 紅緒のカッコの緒が切れた」この気持ちよく分かります。昨日息子に 「フットワ-クいいなあ」と言われたばかりなのに、二日も雨に閉じ込められてしまって・・・憂鬱・・・。
またこういう日に限って目覚めが早く一日が長い。「晴耕雨読」なんて言うけれど今日は読書する気にもなれない。
 午前中はCDを聞きながら数独を、午後はテレビのブラス・クインテットの音楽の後2時半お風呂、私のお風呂の早いのは有名らしい。そそくさと上がって、今あんまり中身のないブログを作っています。まだ4時前・・・長いなあ・・・。テルテル坊主でも作りましょうか・・・。

雨だれ

2010年02月11日 | Weblog
    昨日の暖かさとは 打って変わって 冷たい雨
    櫻の枝に並ぶ雨だれが きらりと光る
    幹も枝も 黒々と濡れているけれど 花をはぐくむ滋雨となり
    ちらほらと 花の便りの届く中で やがて広がる華やかな世界を夢見て
    雨だれの姿は 何時しか 消えていく
    

    

バレンタイン コンサ-ト

2010年02月11日 | Weblog
 新人だけれど男性のシャンソン歌手のコンサ-トがあると聞いたので、チケットを手に入れました。ホテルに着くとロビ-はおばさん達で溢れていましたが、意外なことに男性の姿も多く、シャンソンを愛する男の方って素敵だなと思いました。
 ディナ-の後照明が暗くなると、スポットライトを浴びた歌手が「愛の賛歌」を歌いながら客席を通って登場。私の席はステ-ジのまん前なので全てが見えます。流れる汗、しなやかな指の動き、軽やかなステップまで・・・。声量も豊か、ミュ-ジカルスタ-のような発声、歌もト-クも上手です。まだ若い方ですから、これからの経験と年月がもっと歌を芳醇にしてくれるだろうと思いながら聞きました。アンコ-ルに応えた さだ まさし の、 遠い異国で人々の為に懸命に働く医師と恋人とのドラマティックな歌をしんみりと、後に続く「アメ-ジング グレ-ス」は二人への祈りを込めてフィナ-レを美しく力強く飾りました。
 今夜同じテ-ブルを囲んだ方々とのお付き合いも結構楽しめました。以前から顔見知りだったように話の弾むのは、雰囲気のせいでもあるし、そのひと時だけのお付き合いだからかもしれません。さよならした途端時は流れ二度と会うことはないでしょうから。

君子蘭を眺めながら

2010年02月10日 | Weblog
 食堂の日当たりのよい場所に置いてある君子蘭が花をつけました。オレンジ色の花を眺めながら、「春だなあ」と希望が湧いてきます。
 今日のお昼は病院の方々が大勢いらっしゃったのでとても賑やか、厨房前のカウンタ-には列が出来ました。ご一緒のテ-ブルの看護師さんが「あっ君子蘭が咲いている、此処は温室のように暖かだからきっと早いのね、とても綺麗。」と褒めてくださいました。それから後の賑やかな話、「揚げたてのカツは美味しいね、うんイケル イケル。」とか、三人寄れば何とやら・・・、まるで鉄砲玉のように話が発射され処理されます。「現役っていいな。」と思いながら食事を頂きました。消化にはどうだったのか・・・。君子蘭を観賞するのは今度落ち着いたときに・・・。

数独も 予防の一つ

2010年02月07日 | Weblog
 金子医師の「認知症を語る」のシリ-ズが互助新聞に毎月掲載されていて大変参考になっています。先頃ラポ-レの方で、先生の「認知症テスト」を受けて合格された方がいます。その同じテストを受けた教職経験者の中で多数の不合格者が出て,認知症の軽度 中度 重度を測った上で、生活改善 リハビリをしていることを知って大変脅威を感じています。左脳が利き脳で右脳の感性を磨くことを忘れがちだったからと言われています。左脳は思考 論理を 右脳は感性 感覚を司る働きがあります。
 お忙しい先生は東京往復の新幹線の中で、大抵は仕事を忘れて「数独」でパズルを楽しんでいらっしゃるとか。私も「数独」にはまったほうで、苦労しながらもそれでも飽きずに繰り返しています。集中して冷静にならないと推理が的を得ずなかなか完成しません。これは左脳の訓練かと思っていましたが、推理しながら数がはまっていくその面白さは、やっぱり右脳を磨いているので、認知症予防の一つだと思いました。