幸せなフラダンス

一生懸命生きようと思ってます~宜しく!

買い物  IS  体力測定

2007年10月30日 | Weblog

 「どうして、あんなに遠くへ バスを乗り継いでまで買い物に行くの。」とよく聞かれます。
 「年寄りが買い物をするには適当な広さで、売り場もゆったりと歩けるし、品揃えも豊富で買いやすいから。」と答えていますが、それだけではありません。
 その遠いス-パ-には、月三回程 ステッキカ-トをころころと転がしながら出かけます。このカ-トの扱いは・・・・行きはよいよい帰りは重い・・・と、なかなか体力のいる作業です。重いカ-トを持ち上げてのバスの乗り降りの際、ほかの迷惑にならないようスム-ズに動けるかを、体力のバロメ-タ-として、自分の体力を試しながら、どこまで続けられるかの目安にしています。年々細りゆく体力と、いかに上手に向き合うかを考えながらのショッピングですが、やっぱり楽しいものです。
 私の買い物は、楽しみながらの体力の観察とでも言えるでしょうか。


     秋空の もとで

2007年10月28日 | Weblog

 夜来の雨にすっぽりと濡れた林の道の冷気が、汗ばんだ体を心地よく静めてくれる。藁科川は水かさを増し、岩に砕けた流れは無数の白い泡となって下り、ゴ-ゴ-と大きな音を響かせている。
 空はまっ青 雲ひとつない秋晴れ、・・・錦繍・・・とか・・・装う・・・という形容詞にはほど遠く、かすかに色づいてきた山は、紺碧の空に稜線を際立たせ、その存在に圧倒されそう。
 珍しく清沢橋のたもとでおかめこうろぎが鳴いていた。ふるさと茶屋にも秋の顔 ・・・掘りたての里芋、生しいたけ、ほうれん草、色とりどりの小菊などなど・・・・・
 オ-トバイの若者の群れが、けたたましい排気音を撒き散らして走り抜けていった。こんなに美しい自然の中を突っ走るなんて、さぞ気持ちいいだろうなと、その姿が曲がり角に消えるまで眺めていた。
 降るような眩しい光の中で、秋を満喫しながら歩き続けた散歩、幸せを体中が反芻している。


冬のカ-テンに 衣替え

2007年10月26日 | Weblog

 北海道では、冬の使者 雪虫が ふわふわと粉雪のように舞っているというニュ-スがありました。もう間もなく冬はやって来ます。
 ラポ-レでは 一年に 二回カ-テンの交換をしてくださいます。今日、夏から冬のものに衣替えしました。カ-テンが替わると気持ちも変わります。
 私の部屋の冬のカ-テンは、薄紫系の地に ア-ル・ヌ-ボ-風な蔓植物の模様がプリントされていて、手の込んだ織物のように上品に見えます。私はこのカ-テンがとてもお気に入り。ソフトで落ち着いた華やかさがありますから。
 毎日、見るべくして見るということはあまりありませんが、なんとなく和やかな空気に包まれているような雰囲気を感じています。


ゆとりを持つ

2007年10月26日 | Weblog

    今日の予定を昨日に繰り上げたので一日中特別の予定なし。
    時間を気に掛けることもなく気ままに過ごすことができた。
    新聞を超ゆっくり読み、好きな本に夢中になり、軽い音楽を聞きな
    がらの玄関マットの刺繍・・・・・なんだか心の中がグ-ンと広まっ
    たような気持ち。
    穏やかな気持ちになると周りがよく見え、判断も妥当なところに
    落ち着く。
    外に出て、新しい知識や空気を吸収したり学習することは、非常
    に大切なことと思うけれど、時にはのんびりと心の洗濯をすること
    も必要だと感じた。

 


  桜の運ぶカレンダ-

2007年10月26日 | Weblog
 朝窓を開けるとス-ッと冷気が流れ、とっさに動物的感覚は冬を思わせますが、まだ北の国からの紅葉の便りが届き始めたばかりで、本格的な秋はこれから。
 ラポ-レの門の桜の木は、私の部屋の窓の丁度真ん中に見えます。
春の暖かい日に、一つ また一つと花がほころび初め、満開になった時のよろこび、葉を繁らせた夏は、時には雀の遊び場所や嵐の時の避難場所となり、風を受けて変化する表情は涼を運びます。すっかり落葉した冬は、陽光を浴びた枝えだが銀色に輝く姿をと、四季の移り変わりを運ぶ暦でもあり、毎日親しみを込めて接している友人でもあります。
 その桜も紅葉が少しずつ広がり、秋を美しく彩り初めています。なんだか、いつもの年より色づきの変化が綺麗に感じられます。

通勤 スナップ

2007年10月24日 | Weblog
 午前中に診察を終わらせたくて、朝早く病院に向かい、新静岡で電車に乗り換えました。
 電車は満員とは言えませんでしたが、男性のサラリ-マンの姿が殆どを占めていました。みんな背広姿で、アタッシュケ-スや鞄などを持ち、中には皮製のノ-トとペットボトルを抱えて立っている方もいました。
 みんな黙して行儀よく、電車の中は静か・・・。前の席の、三十歳半ば位の男性のネクタイに目が止まりました。糊の利いた白いワイシャツに、幾何学模様のそれがよくお似合いで、好感度はGOOD・・・隣の方は五十歳ぐらい、黄土色の地に、緩やかな曲線を無秩序に流した模様で これもお似合い・・・・あれこれと 品定めをしているうちに目的地に着いてしまいました。
 我が息子も孫も 毎日繰り返しているであろう通勤姿を想像し、サラリ-マンの皆様に ご苦労様と言いたい気持ちになりました。

手袋を 落とさない方法は?

2007年10月23日 | Weblog

 朝バスを待っていると冷やりとしたので、そろそろ手袋が必要になって来たなと思いました。
 手袋・・・・今年は新調しなければなりません。去年の冬の間に、茶色の革手袋と黒の布のもの片方を落としてしまったから。
 革手袋の方は誰かが使ってくれているかもしれませんが、黒の方は片方だけが箪笥に眠ったままです。
 そこで、落とさない方法をあれこれ考えてみました。先ず、子供のように紐の両方に手袋を付けて首に吊るす方法、でも、これはいただけません。それなら、弾力のある紐を右袖から左袖に通し、先にクリップを付けて鋏む。これも出来るかどうか疑問、やはり注意を怠らないことに尽きるようです。
 幼い子供がクリスマスツリ-に靴下を吊るして、サンタのプレゼントを待つように、今年は、靴下の代りに紙の手袋でも吊るしてみましょうか。


 淡い望み

2007年10月21日 | Weblog

 バイオリニスト 前橋汀子さんの演奏する 「チゴイネルワイゼン」 のCDを聴いて、エレガントで深みのある演奏に魅了され、陰のフアンになりました。
 バイオリンという楽器のありとあらゆる技術がこの一曲の中に結集された、大変難しい曲とは聞いていましたが、前橋さんの演奏は、激しい情熱や愁いが側側と心を打つ素晴らしいものです。
 今日 すみや に寄ったついでに前橋さんの小品を求めましたが、やはり格調高いものです。
 世界的なバイオリニストですし、とても静岡のような地方都市で演奏会が開かれるとは思いません。無理だとは思いますが、もし叶うものなら生の演奏を聴きたいものです。


或 朝のひと時

2007年10月20日 | Weblog

 山の ふもと近くから 湧き上がった 霧が ゆっくりと 昇り始める。

 秋の柔らかな 陽をあびても 山は まだ 沈黙の中
 昇りきって 空に溶け込んだころ その表情をかえていく。

 桜の 頂の葉は 紅く色付き初め 風に誘われて きらりと 光る。

 びっしりと 露に濡れた庭 無数の小菊に宿った露は 銀色の粒とな
 って煌くシャンデリア。

 柔らかな光を 反射して ベランダの 手すりさえ 美しい曲線を画き
 輝いている。

 ラポ-レの 静かな 秋の朝。

 


里芋

2007年10月19日 | Weblog

 里芋・・・・・美しい女性の形容詞にも殆ど出てこないし、垢抜けている感じも毛頭ない。でも里芋には懐かしいような郷愁を感じるのはなぜだろう。
 大きな葉にコロンと溜まった水を硯に集めて、七夕飾りの短冊を書いたこと、赤々と燃えている囲炉裏で、茹でた里芋をこうばしく焼いて食べた美味しさ、懐かしい。
 里芋の出る季節に必ず連想するのは烏賊、烏賊と里芋の炊いたのが大好きだから。
 土のついたものを、昔は川に渡した芋車で洗って綺麗にしたけれど、今は土を落とし皮を剥いて準備する。冷凍のまんまるく削ったものなど及びもつかない。烏賊はするめ烏賊だったけれど、結構美味しく出来上がった。
 新しい物を、土を落とすところから始めるので、美味しくて豊かな気持ちになるのでは とも思える。


歴史の 解明

2007年10月19日 | Weblog

 エジプトの遺跡発掘により、ミイラや豪華な副葬品から古代の歴史が徐徐に解明されている。エジプト考古学者吉村氏のグル-プによる、貴重な発掘もあったと聞いている。
 最近、また一つの事実が解明され、世間をあっと言わせた。それは一つのミイラが、3500年前にエジプト十八王朝で君臨した、ハトシェプスト女王自身であると確認されたことである。
 幼い王の摂政となったがそれに飽き足らず、強引に実権を掌握して自ら王位に就き、男性と同じファラオと名乗った女傑である。しかし幼い王が実権を取り戻すと姿を消した。退位に追い込まれて殺されたという説もあったが、最新の科学は殺されたのではないとの見解を示した。
 古代オリエント史を少しばかりかじったお陰で、一瞥に終わってしまっただろう事実を、深く感じることが出来たのはとても嬉しい。


こうろぎの声 (おかめこうろぎ)

2007年10月18日 | Weblog

 夏と冬の衣替えをしていると、布を当てればまだ着られる物が出てきました。わざわざ手間をかけなくても,適当な値段でいくらでも売っています。「さて、どうしようか。」と考えたとき、祖母が 「ほら、こうろぎが、つづれ させ、つづれ させって鳴いているでしょう。傷んだところを早く繕わないと寒い冬が近づいてきますよ。綴れ 刺せ、綴れ 刺せって言っているんだよ。」と話してくれた事を思い出し、手を入れて使うことにしました。
 外国人のマアタイさんが来日されて拾い上げた言葉・・・モッタイナイ・・マアタイさんがいらっしゃる度にマスコミは・・・モッタイナイのマアタイさん・・・と書き上げました。本当に日本から忘れられた言葉でしょうか。
 住宅や生活の変化で、仕方のない面もあろうかとも思いますが、今でも幼い頃教えられた事が、折にふれ思い出せるのは、その頃の家庭やとりまいていた社会の教育のお陰だと思います。


 数独 挑戦中

2007年10月18日 | Weblog

  前からずうっと数独にはまっていますが、今だに、どのように推理すれば、短時間で出来るのかはまだ分かっていません。最短での解き方があるにちがいないとは思っています。
 新聞紙上のものは大抵短時間で解けるのですが、今週のは一日かかってしまいました。
 現在挑戦しているのは、ポケット数独の中級編です。これにもレベルが6段階あり、今レベル5の終わりに入りました。
 脳トレ-ニングなどと考えて始めたものですが、そんなことはどうでもよくなり、とに角、数をはめて出来上がった時の喜びが、無上の快感になってしまいました。


久しぶりの 観音さま

2007年10月15日 | Weblog
 清沢の観音様へお参りに出かけました。
 実をつけた雑草の中を、いぬたでの濃いピンクの房が愛らしく彩っています。藁科川の流れが澄んだ空気を響かせ、鮎が群れて泳いでいるのが見えました。
 観音様の周りには草が繁り、緑を背景にして立っていらっしゃいます。飛鳥美人のような切れ長の目に、庶民を感じさせるお顔立ちは、とても身近な心安さで引き付けられます。
 ぬくもりのある魅力的な観音様に、久しぶりに手を合わせて、優しい気持ちにしてもらいました。

2007/10/15初めてのセ-ルドリル

2007年10月15日 | Weblog

 清水日の出埠頭に停泊している、帆船 日本丸のセ-ルドリルを見に出かけた。
 全長 100・9 メ-トル、幅14メ-トル、2570t の大型帆船は、静かに岸壁に横たわっていた。
 メインマストが高さ四十五メ-トルもあるという、四本の巨大マストの上で帆を操る訓練生達の様子を、皆 じっと見上げていた。
 訓練生は八十名、そのうち 女性四名、将来の船長、機関士を夢見ている若者たちは、この訓練が始まってから七日しかたっていないとのことだった。帆が全て張られたのは始めてから一時間余り。三十六 全ての帆を広げた船は壮観だった。
 大小 形のちがう帆は、それぞれ畳何畳敷きという大きさで、真近で仰ぎ見るのは素晴らしかったが、何といっても、輝く太陽の下、三十六の帆に風を孕んで、紺碧の大海原を航行している美しい姿こそが、貴婦人と讃えられる所以だと思った。