無題

詩とか

こっち側

2019-07-14 22:47:36 | 
彼らが心配されて喜んでる間に
こっち側では片腕が吹き飛ばされて
取りに走ってるような感じ

血の匂いをどうにかしないと
口の中に飲み込めないものが溢れてるのに
吐き出す場所もない

思いが誰にも届かないこと
祈りが誰にも届かないこと
側にいる親が敵なら声を出すと危険だということ

いつかどうにかなっちゃう心と体で出来ること
歩いて駅に行くこと

制限と自由と絶望でいっぱいの胸で
早くと思う

確定された結果のための苦痛からの解放を
求める存在の長さの中で