むだい

死んでいってるだけ
しがみついて生きてるのに

始まりを
信じたくない
今なんでここにいるのか
わからない
知ってるのに

辛いだけ
苦しむだけ
早く終わりにしたいのに
手続きが終わらない

さよなら
できるだけ早く
一秒で数光年みたいな肌で
ここを去ることを

むだい

死が公平なら
神も恨まれずに
輝いていられたのに

助けが
来ないことにも
感謝して
無意味な犠牲を
捧げたのに

間違ったまま過ごす
それくらい我慢できるはず
2人目の自分の意見に
私が傷つく

少しでも安全な場所に
隠れたつもりなのに
降り注ぐ矢だ

時間は止まっているのかも
終わらない孤独という名前の
物質が1秒も長いというので

むだい

苦しみなんて
放置されるだけだから
時間の確認作業で
時間を潰すしかない

何かいいモノを買うとか
何処かいい場所に行くとか
気持ちを語り合うとか
天国とか
地獄とか


肌を出して
自由の風を
泳ぐように
感じられれば

ただ闇の中で
生き延びるだけじゃない
喜びが見えたのに

無題

魂の腐敗認識
置いておく場所もない
解放感を与えてほしい
犠牲者を出さずに
不可能という完璧さ

会いたい
食べたい
ひとつになりたい
それ全部無理だから
ずっと考えてる

最後でいいから
並んでみる
それだけで十分だった

存在してない気持ちで
体ごと溢れていく

無題

喜びが詰まった
死の箱みたいに
重ねてる

時間
隣の次元
一瞬触れ合う
肌

人間になれたら
知りたいことも
人間になれたら
やりたいことも
できなかったという答え

愛を込めて
未来に送るから
痛みとともに
今受け取ろう