消えて

消えて無くなるものに
なって
消えて無くなる

まだ誰も知らないことが
未来にあるなら
今には何もないような
気持ち

曇り空の下
あなたが

あなたが
無理してるのを


あなたが
無理して

半分が無理して
半分が当たり前のように
この世を謳歌するのを
助けてるのを

見えるアプリで
すべてをゼロにして

もう始めない宇宙に

手を繋いで

手を繋いで歩こう
公園から
戦場まで

喜びも
苦しみも
隣で
わかる

いなくても
わかる

そんな
あなた

手もないし
見えないし

爆音と爆風で
倒れるまで

一人で
生きるよ

夜

夜
それになって
黒
それになって
もう
何も
見なくていい

暗闇
本物の

何も映さない
本物に

こんな

こんな

クソみたいな

人生が

自分に一番
ふさわしい

って
ことなんて

否定しても
肯定しても

あれを読んでも

私
ここで
同じ
私

本当の私じゃないのが
今の本当で

無理だと思う
幸せになること

幸せっていうか
もうイヤな気持ちを
消せないっていうこと

前より良くなっても
無くならない

死んでから思い出さないと
生きてる苦しみは
生々しくて
耐え切れない

耐え切れない
気持ちのまま
このまま

1秒も
1年も
1秒も

似たような人を探すけど

似たような人を探すけど
恵まれたエピソードで
萎えるよ

呼吸も浅い夜の苦しみも
時計の隣で
やり過ごすよ

まだ終わらない
まだ終われない

いつまで
いつまでかわからない世界で
いつまで

右手があるのに
掴めない
心臓が動いてるのに

動いてるのに
動けない

いつまで今があるのか
終わった人に会えるのか

その人を友達と呼んでいいのか
あなたから呼んでくれれば
楽なのに

そんな人がいるなら
本当に
いるなら