啓保は今日は 朝から熱をだしてボーっとしていた。
何か話しかけても言葉が返ってこない。
いつもは長袖のパジャマを着て寝るが 昨夜は忘れた様子。私もうっかりしていた。
エアコンは消して寝ているが冷えたのかもしれない。
体温は5時ごろ測って36.5℃くらいだったが9時ごろで37.5℃
10時半ごろ測ったら38℃に上がっていた。(38℃を超えたら病院に連絡するように言われている)
風邪がこじれて肺炎にでもなってしまうと大変である。
病院に電話し、担当医の指示をあおいだ。
解熱剤などの抗生物質ももらっていないこともあり
「前回の抗癌剤点滴から日数もたっているし白血球数も高いので問題ないと思いますが・・・、一応来て下さい。」とのことだった。
病院について体温計を借りて、体温を測ったら36.5℃位に下がっていた。
往路の車のなかではもうすでに口数も多くなっていたので体温も少し下がっていた様子。
採血とX線撮影のあと担当医の診察2時~。
「X線に少し影が見られるけれど問題ないと思います。一応抗生物質(クラビット)を1週間分だしておきます」とのことだった。
家についたらやはり少し体温は高い様子なのでアイスノンをして夕食までベットで休んでいた。
「苦労をかけちゃってごめんね。」と啓保はこんな時言うのだが
大変な思いをしても2人でおしゃべりしながら行動できる幸せ。病気でもなんでもいいからいつまでもこんな日が続くとよい。
明日の抗癌剤治療は来週の火曜日13日に延期になった。また一週間お休み。
ご飯を食べて体力をつけるよい機会かも。
今朝の様子。ベランダの葡萄の実をついばみにスズメがやってきた。
8月3日土曜日は啓保の姪っ子の家に近くの親戚も集まり、夕食をともに。
食事はあまり食べられていなかったけれど、ビールを少し飲み 2時間位 おしゃべりを楽しんだ。
8月1日(木)は歯科と銀行に行ったが、銀行が入っているイオンの身障者用トイレに啓保が財布を落としてしまい慌てた。
幸い 拾ってくださった方がいい方でサービスカウンターに届けて下さり、すぐ見つかった。
啓保がお礼をしたいというので 帰りに菓子折りを持ってその方のお住まいまで。
やはり身障者で若い男性だったが人柄のよさそうな穏やかな感じの人だった。
私達がお礼に行ったのにわざわざ外に出てきてくれて、私達が車で立ち去るのを見送ってくれていた。心が洗われた。
始めは 「わざわざいかなくていいよ。来られて嫌がる人もいるし・・・」と私は渋っていたが
「行ってよかったでしょ??」と啓保にたしなめられた。