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【公式】SPトランプブログ©2001 エンパワーメントカウンセリング研究所

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欲求バランスにあった行動「日本人のビジネススタイルと人間関係スタイル」

2025-04-06 15:53:26 | SPトランプメソッド

 多くの日本人が心の奥底に宿す多面的なパーソナリティ――すなわちサブ・パーソナリティは、SPトランプという独創のカードセットに象徴されています。この52枚のカードは、自分が内に秘める「パーソナルSP」と、そうでない「非パーソナルSP」という2つのカテゴリーに分かれ、私たちの内面世界の豊かさを巧みに表現しています。
 さらに、その中でも特に仕事や職場という現実の舞台で輝きを放つ10枚を厳選したものが「ワーキングSP」です。52枚から10枚を選ぶ組み合わせの数は、158億(15,817,620,000通り)に達し、これは世界人口約80億人の約2倍という驚異的な数字を示します。たった10枚という少数のカードが、まさに心のDNAを凝縮し、理論上、地球上に唯一無二のあなた自身を表現しうるのです。
 下記に示すのは、データとして捉えた日本人のワーキングSPの姿です。各々の選ばれた組み合わせは、あなたの内面に秘められた多様な側面が織りなす、唯一無二の物語そのものであり、現代社会における人間性の奥深さを雄弁に語っています。

*子供用(幼児~小学校低学年)のSPカードは、33枚から7枚選ぶと組み合わせの数は4,943,848通り になります。

 

ワーキングSPベスト10(n=1064)

 

 

これらの10のSP(ジョーカーも含む)の活用目的や満たしたい欲求の程度のバランスが、AIによる分析によって明らかになりました。そしてSPトランプのマーク特性や数字の高低では知ることができなかったより、パーソナルの欲求バランス(賞賛承認・受容所属・安全正確・達成割断)も明らかになりました。下記は日本人のワーキングSP10枚のそれぞれの欲求のバランスを分析し10のSPを合計したものからビジネススタイルと人間関係の持ち方の特徴を考察したものです。

日本人ベスト10の基本的欲求バランス
ベスト10のSPの欲求(何の欲求を満たすためにSPを活用するか)は安全正確欲求が強く、受容所属欲求がやや強い、そして賞賛承認欲求が中程度で達成決断欲求が弱くなっている。下記の考察はこれらの欲求バランスに基づいた行動スタイルである。

 

賞賛承認 受容所属 安全正確 達成決断
214 305 360 121
中程度

やや

強い

強い 弱い

この基本的欲求バランスを待った人の行動スタイル(ビジネススタイルと人間関係の持ち方)

 

 

 考察

ビジネススタイルの特徴

1. 慎重で正確な仕事をする

  • リスクのある決断は避ける
    新しい挑戦や急成長よりも、確実な方法で進めることを好む

  • ミスをしないための計画を入念に立てる
    「何が起こるか分からないから、まず準備しよう」 という慎重な考え方

  • マニュアルやルールをしっかり守る
    → 手順が明確になっている環境で力を発揮する

2. チームワークを大切にするが、決断には消極的

  • 協調性があり、チームの雰囲気を重視
    「みんなと一緒にやることで安心する」

  • リーダーよりもサポート役を好む
    → 自分で決断するより、上司やリーダーの指示を正確に実行することが得意

  • 議論が必要な場面では慎重に意見を述べる
    → 自分の考えを強く主張するより、周囲の意見をよく聞いてから話すタイプ

3. 評価されるとモチベーションが上がるが、競争は苦手

  • 自分の努力が認められると嬉しい
    「頑張ったね」「助かったよ」 という言葉がモチベーションになる

  • 過度な競争環境にはストレスを感じる
    ランキングや成果主義が強すぎる職場は向かない

  • 公平な評価を求める
    → 自分だけでなく、周囲の人も正当に評価される環境を好む


人間関係スタイル(人間関係の持ち方

1. 信頼関係を大切にする

  • ルールを守る人・誠実な人を好む
    → いい加減な人、約束を守らない人には不信感を抱く

  • 安心できる関係を求める
    → 競争よりも、「お互いに支え合える関係」を大切にする

2. 仲間との一体感を大事にする

  • 孤立するのは苦手
    → 周囲と適度につながっていたい(ただし、人間関係が濃すぎるのも疲れる)

  • 積極的に人間関係を広げるタイプではない
    → たくさんの知り合いを作るより、気の合う人との関係を深める

3. 衝突を避け、穏やかな関係を維持する

  • 対立はできるだけ避ける
    → 意見が対立しても、無理に主張せず、穏やかに収めようとする

  • 人の気持ちを考えて行動する
    → 「相手を傷つけないように話す」ことを意識する


向いている職場環境・仕事のスタイル

✅ 向いている仕事・職場

ルールやマニュアルがしっかり整っている仕事
安定した環境で、チームワークが求められる仕事
細かい確認や正確さが求められる仕事(事務・経理・品質管理など)
リーダーシップを求められず、サポート役として貢献できる仕事

❌ 向いていない仕事・職場

競争が激しい環境(営業・成果主義が強い会社など)
決断をすぐに求められる仕事(スピード重視のスタートアップなど)
ルールや安定性がない仕事(変化が激しい業界)


まとめ

このタイプの人は、
📌 「慎重で正確な仕事をするが、大きな決断を求められる環境は苦手」
📌 「チームワークを大切にし、仲間との信頼関係を重視する」
📌 「競争やスピード勝負の環境より、安定した職場を好む」

→ 安定した職場で、信頼できるチームの一員として活躍することが向いているタイプ!

 

今後活用したい育てたいSP

【ビジネス力向上に効くSP】

         SP名                               理由

🃏 チャレンジャー     リスクを恐れず挑戦できる力を育てる

🃏 実践家                  まず動いてみるスピード感を養う

🃏 理論家                  論理的に考え、変化を合理的に受け入れる適応力

🃏 ガンバリ屋さん   ゴール達成への粘り強さ、粘りのパワーを高める

【人間関係力向上に効くSP】

     SP名                                  理由

🃏 堂々さん               自信を持った自己表現をサポートする

🃏 思いやりさん        相手への共感力を保ちつつ、自己主張するバランス感覚

🃏 しきりたがり屋    場を仕切るリーダーシップ意識を育てる

🃏 キョロキョロさん  周囲の動きに敏感にアンテナを張る力を養う

 

防衛的SPを成熟的SPに変換

🛡️ 日本人の防衛的SP(ストレス時に出やすいSP)

SP 防衛の役割 出現タイミング
心配屋さん 最悪の想定で自分を守る 物事が曖昧/初めての状況/責任が生じる時
慎重さん 失敗回避・決断の先延ばし 評価・判断・選択を迫られる時
がまんさん 感情を抑えてその場をやり過ごす 他人との摩擦・言いたいことが言えない時
まじめさん 完璧主義によって責められないようにする 自分の不備や怠惰を恐れる時
キョロキョロさん 周囲の空気に合わせて自分を守る 仲間外れ・無視・反応が薄い時

🌱 育てる=「防衛だけでなく“成熟”の方向に発展させる」こと


① ♣心配屋さんの育て方

成長の方向性:「今起きていること」と「まだ起きていないこと」を区別できる自分へ
育て方:

  • 「これは“今”の事実?それとも“まだ”の想像?」とメモに書く

  • “安心の基準”を他人に頼らず、自分で1日1つ肯定フレーズをつくる(例:「私は丁寧に準備している」)


② ♣慎重さんの育て方

成長の方向性:「決めきれない自分」を受け入れた上で、“小さく決める練習”へ
育て方:

  • 「正解を出す」より「まずひとつ選ぶ」練習(例:ランチメニューで1分ルール)

  • 結果を見て「どう感じたか?」を記録=経験のストックを蓄積する


③ ♣がまんさんの育て方

成長の方向性:「我慢は優しさ」ではあるが、“伝えてつながる”スキルに進化させる
育て方:

  • 毎日1回「本当はこうしたかったけど…」を記録し、自己理解の素材に

  • 「言いたいけど言えないときのワンクッション表現」を身につける(例:「これは私の感覚だけど…」)


④ ♣まじめさんの育て方

成長の方向性:「完璧=安心」を「“まあまあ”でも前に進める」自分へ
育て方:

  • 1日の中で「60点でもOKなこと」を3つ書き出す習慣

  • 「失敗したらどうなる?」を“具体的に書く”ワーク → 書くことで過剰な不安を客観視


⑤ ♦キョロキョロさんの育て方

成長の方向性: 外の評価に流されず「自分がどうしたいか」を優先できる自分へ
育て方:

  • 毎朝「今日はどんなふうに在りたいか?」を自分に問う

  • 反応が気になるとき:「私は○○でありたい」を3秒唱えることで意識を自分に戻す


💬 まとめ:防衛的SPを「育てる」とは…

過剰な“守り”を責めるのではなく、**「ありがとう、でももう一歩前に出よう」**と声をかけるような関係を築くことです。

 

行動スタイル・関係構築・相互の印象・組み合わせと印象

 研修やカウンセリングの現場で参加者から出てきた質問を基に、多くの人が関心を持っている行動スタイル、SP特性の相性、そして最適な対応方法を列記しました。
 ここに示されたガイドラインが、対人関係やビジネスの現場において、より深い洞察と調和をもたらす一助となることを願っております。

 詳細につきましては、『認定SPトランプファシリテーター養成講座』、『SPTメソッド研究会』、および『エンパワーメントカウンセラー養成講座』をご活用いただき、さらなる学びと実践の糧としていただけますようお願いします。

 

A.自己

  理解

     
1.パーソナルSPの考察    
2.ワーキングSPの考察    
3.欲求バランス(4つの基本的欲求の強弱)

4.自我機能(SP等をマネジメントする7つ 

の自我の強みと弱み) 

5.おこりやすい感情      
6.おこりやすい自動思考(雑念)   
7.非合理的信念(強い欲求・と らわれ)  

8.認知バイアスの傾 

  向 

   
9..気になるSPとのつき合い方  
10. 育てたらいいSP    
11. その他      
B 行動スタイル       
1.仕事の進め方      
2.ビジネススタイル(職種別)  
3.学習スタイル(勉強の仕方)   
4.研究スタイル      
5.仕事の成果を高める留意点(意図実現のポイント)
6.お金の使い方       
7.適正職種(成功しやすい職種)                
8.メンタルタフネス(メンタルケアの方法)
9.健康管理(健康を害しやすい特性と健康管理方法)
⒑ シニアライフスタイル(定年退職後・後期高齢者)
11 その他      
C 他者対応・関係構築スタイル   
1.人間関係スタイル    
2.コミュニケーションスタイル  
3.コーチングスタイル    
4.リーダーシップスタイル    
5.マネジメントスタイル    
6.子どもへの対応(子育て)    
7.営業スタイル      
8.プレゼンスタイル    
9 ネゴシエーション(交渉)スタイル  
10.恋愛スタイル      
11.経営スタイル(ベストパートナー)  
12.その他      


欲求バランスに合った行動は持続可能である

  1. 内発的動機と一致する自分の欲求に沿った行動は「やらされてる感」がなく、 「やりたいからやる」行動になる。この状態はモチベーションの“再充電”が外的報酬に依存せず、内側から持続するという特徴がある。
  1. ストレスのかかり方が最小限 例えば、安全・正確欲求が強い人が「ルールのない混乱した環境」で働き続けるのは、強い心理的負荷になります。逆に、欲求に合った環境・行動スタイルを選ぶと、“自然体”で成果を出せる=燃え尽きにくい。
  1. 「自分らしさ」と「社会的適応」のバランスが取れる欲求に合った行動は、単なる快適さの確保ではなく、「自分の本質を活かしながら他者や社会と関われる行動」になりやすい。達成欲求が強い人 → 結果を出すことで貢献し続けられる、承認欲求が強い人 → 周囲とポジティブな関係を保ちながら動ける、安全欲求が強い人 → 丁寧で正確な仕事で信頼される、所属欲求が強い人 → チームのつながりを育て、周囲の安心感を高める無理なく“習慣化”しやすい習慣とは「努力せずに自然に続けられる行動」。欲求に沿った行動は、心理的コストが低いため「苦にならず、自然に続く」という形で定着する。
  1. 無理なく“習慣化”しやすい習慣とは「努力せずに自然に続けられる行動」。欲求に沿った行動は、心理的コストが低いため「苦にならず、自然に続く」という形で定着する。

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