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SPカード×AI活用 不登校支援サポーター講習会 要綱

2025-07-10 14:51:28 | SPトランプメソッド

 

SPカード×AI活用 不登校支援サポーター講習会 要綱


【講習名】

SPカードとAIを活用した不登校児・保護者支援サポーター育成講座

【目的】

  • 子ども用SPカード(33枚)とAI解析を活用し、不登校児の内面理解と支援の実践力を養う

  • 保護者への成熟(治療)的関わりと、安心を育む対話支援スキルを習得する

  • サポーター自身がSPの視点を用いて関係性を再構築する力を身につける


【対象者】

  • 学校関係者(担任、養護教諭、SC)
  • 保護者支援団体スタッフ

  • 子育て支援NPO/行政関係職員

  • 不登校支援に関心のあるカウンセラー・教育関係者

  • 不登校児の保護者

【日程】2025年8月24日(日) 10時~16時  昼食自弁

【会場】神戸市元町 県庁山側徒歩7分  

兵庫県立のじぎく会館
TEL:078-242-5355 神戸市中央区山本通4-2-

      https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf06/documents/noji_tirashi.pdf 

【講座構成】(全3部)

◉ 第1部:SPカードと子どもの心の可視化
  • SP(サブパーソナリティ)とは?

  • 不登校に現れやすい欲求が脅かされたときの防衛的SPとその特徴

  • SPカードを使った子どもの「こころの言語化」ワーク

  • 実践:7枚カード選び&共有練習

◉ 第2部:AIフィードバックで見る子どもの内面
  • AIによるSP傾向解析の仕組み

  • 欲求バランスと成長段階(防衛→意志→充足)の読み取り方

  • 学校は行っていないものの子どもの成長プロセスの理解
  • AIレポート活用ワーク(支援ヒントの読み取り)

  • 保護者との共有方法と留意点

◉ 第3部:保護者支援と成熟(支援)的SPの活用
  • 保護者に現れるSPとその意味(例:心配屋さん、頑張り屋さん)

  • 成熟(支援)的SPの関わり方(例:思いやりさん、冷静さん)

  • 「子ども主導」を支える親のSP変容支援

  • ワーク:SPふりかえり×子どものSP対応チャート


【講習時間・形態】

  • 1日コース(10時~16時) 計5時間

  • 対面(別途オンラインでも随時開催しています)

  • スライド・SPカード・AI分析ツールを使用


【必携品】

  • 筆記道具

【会費】

 27,500円(税込) 

 会費に含まれるもの 子ども用のSPカードまたは一般向けのSPトランプもついています。 

 また親ならびに子どものSPの分析(AIによる診断)1回分

 サポータへのフオローアップ(個別相談)ZOOM

【講師】

  八尾芳樹 YAO教育コンサルタント・エンパワーメントカウンセリング研究所 代表

   今日まで不登校児家族200家族以上の支援、親と子供の合宿「海塾」を42回実施、不登校児の家族を支援するファミリーサポー 

  ト協会設立。  

   *ファミリーサポート協会は臨床心理学者・東山紘久氏(大阪教育大学教授・京都大学副学長)指導の下、不登校や非行などの問題

  を抱える子どもとの関係改善を目的とした「母親ノート法」という支援法を採用。母親が子どもとの日常会話をノートに記録し、それ

  を専門家と一緒に振り返ることで、親子のコミュニケーションの質を高めていく方法です。 

 

【お問合せ・お申し込み】

 エンパワーメントカウンセリング研究所 ecl@yao-ec.co.jp

 、

参考

 子どもが自分で「ぴったりくるSPカード(サブパーソナリティのイラストカード)」を遊び感覚で選ぶ――そしてその選び方や変化をAIが読み解くことには、不登校児への支援において非常に高い効果が期待されます。以下にその効果を整理します。

      

              

SPカード(サブパーソナリティカード)は不登校児の面接のとき、上記の子どもが表現したSP(えたいのしれないお化けさん)をヒントに制作されました。不登校・行き渋り・情緒支援などの現場、また多くの子ども自身が自分の気持ちや行動を「見える化」し、言語化することを支援する目的で設計されています。

 

不登校児によく見られるSPカード(心理傾向) AIによるインターネット調査

以下は、不登校の子どもによく見られる傾向や背景に照らし合わせて、該当する可能性が高いSPです(特に防衛的SPや自己保護傾向に注目):

SP

傾向・背景

心配屋さん

「学校に行ったら不安」「失敗が怖い」などの不安感・予期不安

臆病さん

人との接触や刺激を避けたい回避的傾向

内気さん

人前に出たくない、人との交流が苦手

いじけさん

自己否定感・「どうせ自分なんて」という思考

我慢さん

周囲に合わせて自分を押し殺す傾向(限界で爆発)

言い訳さん

本心を隠して「行きたくない理由」を構築する

ソワソワさん

注意集中が困難で環境への過敏反応

恥ずかしがり屋

視線恐怖、他者の評価への過敏

泣き虫さん

感情が揺れやすく、ストレス時に涙になる

わがままさん

本来の「主張の強さ」ではなく、支配的環境への反動表現として現れる場合あり

お化けさん

自己の内面を外に出せず、「漠然とした不安」に取り憑かれているような状態

頑固さん

柔軟性のなさではなく、自分のルールでしか動けない防衛的パターン

几帳面さん

失敗や間違いを極端に恐れ、完璧を求めて動けなくなる

甘えん坊

安心できる人・場所でしか行動できない依存傾向

人見知りさん

初対面や環境の変化に対する強い不安・警戒

寂しがり屋さん

一人は寂しいけど、集団には入れないジレンマ

おこりん坊

不安や恐怖の裏返しで、怒りという形で出る

 

小学生高学年以上には一般向けのSPトランプ(52枚)があります。親の自己理解、子どもの自己理解のツールとしてお役立てください。

 

」🌈 1. 【自己理解の入り口】

🎴カード選びは「感覚ベースの自己表現」

  • 言葉では語れないモヤモヤした内面を、イラストやキャラの「感覚」で表現できる。
  • 「これ、自分っぽいかも…」という小さな気づきが、自己理解と承認の出発点になる。

🔍AI分析で「見えない傾向」が見える

  • 子どもが選んだカードの傾向をAIが分類(防衛的・充足的・内向/外向…)
  • 言葉にできない心理状態を見える化し、保護者や支援者と共有できる。

🧩 2. 【“安全な遊び”としての自己開示】

  • 子どもにとって「不登校」は自己開示=危険と感じている場合が多い。
  • SPカードを通すことで「直接的な質問なし」で、心理的安全を守った表現ができる。

例:「学校に行きたい?」ではなく「この中で今日の気分に近いのは?」という問いかけ

📈 3. 【変化の兆しをAIが早期キャッチ】

  • 選ぶカードが「防衛的SP → 意志的SP → 充足的SP」と移行していく過程を可視化。
  • 本人すら気づかない回復のサインをAIが感知できる。

🔁 例:「お化け→泣き虫→わがまま→負けず嫌い→チャレンジャー」と変化する流れ

👪 4. 【親や支援者との“橋渡し”になる】

  • AI分析結果をもとにした親へのフィードバック(共感的なアドバイス)が可能。
  • 子どもはカードで表現、親は文章で理解――ツールが親子をつなぐ通訳役となる。

🧠 5. 【認知行動療法的な効果】

  • 自分の状態を「カードで客観視」→「自分で選び直す」という流れにより、
    • 思考の柔軟性
    • 自己効力感の回復
    • 感情のラベリング能力
      を高める効果がある。

🌟 6. 【総合的支援ツールとしての意義】

項目

従来の面談

SPカード+AI

表現のしやすさ

△ 言葉に頼る

◎ 絵と感覚で表現

心理的安全性

△ 試される感覚あり

◎ 遊び感覚で安心

状態の可視化

△ 面談者の主観依存

◎ 客観的にデータ化

親子の共有

△ 情報が届きにくい

◎ レポート化で共有

継続支援

△ 曖昧になりがち

◎ AIで経過追跡可

 

不登校への理解を深めるための意識啓発資料


▶ 今々の日本の不登校をささえるデータ

  • 小中学生の不登校子は 2023年で約30万人、過去最多

  • 中学生の1割弱が不登校状態

  • 原因:人間関係、教室環境、自己否定感、発達特性など


▶ 正しい理解と反対観

当たり前の考え 悪応しやすい認識
学校は行くのが当たり前 行かないのは悪いこと
不登校は子どものわがまま 教育失敗の結果
適応したものだけ生きられる 社会性を失う

▶ 正しい理解:子どもは "たたかっている"

  • 不登校は逃げではなく「生き残ろうとするサバイバル」

  • 学校が安定した場所ではなくなったとき、自分を守る決断

  • 無理に戻すのではなく、「他の道」を探すことが気力につながる


▶ 正しい関わり方:対応から「反応」へ

  • 最初に必要なのは「認めること」

  • 話す、聞く、受け止める「感情の安定基盤」作り

  • 子どもが「働きたい」と思えるような「心の自立」を待つ

  • 学校に戻ることは目的ではない:「学びの内容」「生きる力」の復旧が本質


▶ 正しい知識:武器は「認め」と「空間」

  • 不登校は一人ではなく「人と一緒で現れるサイン」

  • 従来のコミュニケーション、教育観がもたらすストレスに慎重に

  • 大人の成功モデルに子どもを合わせない

  • 子どもが「これでいいんだ」と思えるような人間関係が本当の学びを再生させる


▶ サポーター、支援者の道筋

  1. 実態をしる

  2. 聞く / 同じ感情になる

  3. 「このままでいい」を一緒に体感

  4. 「次はどうしたい」を問う

  5. 子どもが動きたくなる空気を大人が作る


「行きたくない」は「生きたい」のさけび 不登校は「生き方を見つけ直す」旅のサイン


ご家庭の方、支援者の方へ。この資料が、不登校の子どもたちのまなざしや人間関係を見直す、一緒に揺れるための手がかりとなれば幸いです。


  •  

 エンパワーメントカウンセリング研究所 ecl@yao-ec.co.jp


 

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