何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

スコラ 坂本龍一音楽の学校 「アフリカの音楽」

2013-03-10 16:00:02 | Weblog
番組HPコモンズスコラについてはこちらから。コモンズスコラのページには、NHKの放送とは違う切り口の動画も多々あり。こちらもかなり面白いので是非。
今回は「アフリカの音楽」がテーマ。メイン講師の塚田 健一氏は教授と同じ年だとか・・・。驚き。
ワークショップは小学生がアフリカのリズムを体感するというもの。
取りあげられたのは「ポリリズム」。複数のリズムが同時進行していくもの・・・えっと私には無理。手と足が違う拍子を取るなんて出来ません・・。でもこれを実に自然にアフリカの人々は行う。ハーモニーもしかり。
昔から部族に伝わる伝承に歌が自然に入り、子供たちが実にうまくあいの手を入れて進行していくのだ。
日本の場合、本土と呼ばれる場所には合唱というものは伝承されていない。斉唱や輪唱が伝わるのみだ。メロディーに別の音階でハーモニーをつけるという事はなされてこなかった。
ところが、アフリカは違う。暮らしの中に常に歌があり、非常に複雑なポリリズムやハーモニーが自然に演奏されているのだ。さらに自然の鳥の鳴き声や、水音を楽器や言葉の代わりに使う事例も紹介。
今でこそ、様々な音楽を耳にできる環境にいるが、初めてアフリカの音楽を聞いた人々がどう思ったのかは個人的に興味がある。
奴隷船には必ず楽器を載せたそうだ。音楽があれば、気持ちを落ち着かせられたからだそうだ。奴隷として連れていかれた人々の間に伝わったリズムや音楽は、連れていかれた土地で根付き、アメリカを経由してアフリカに帰っていった。8日に放送された最終回ではその事例が紹介されていた。
歌と仕事は密接に関係していると思う。塚田氏が歌を採集のフィールドワークに出かけても「狩りの歌」は歌われていないと言われる。それはワシントン条約で希少動物の保護のため、狩猟が出来なくなったからだ。歌には労働が密接に結びついてる側面がある。肉体労働は特にそうだ。事務仕事で歌を歌う人はいない。やれば確実につまみ出される。仕事が消えた時、その労働と結びついた歌は消える。民謡もそうだと思う。
労働は大事。人間の本能だろう。音楽も本能。ともに大事にしなくちゃ・・・。
次週からは「オーケストラ」がテーマ。どんな切り口で見せてくれるか楽しみです。





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