何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

何をいまさら「インファナル・アフェア」その1

2005-08-08 22:10:00 | 香港映画
この項を書きだす前に見直さなきゃとDVDを見出したら・・止まりませんな。さてどう書いたものかな?つらつらっと感想書いてもつまらんでしょうし・・。今回は親父どもを中心に書こうかと思います。
この1作目はヤン(トニー・レオン)に肩入れして見てましたね。大好きな親父たちは途中で皆殺しなんですよ!!ひどっ(号泣)
インファナルシリーズといえば「屋上」。始めての屋上シーンはウォン警部(アンソニー・ウォン)とヤンが密会するところです。このシーン大好きなんです。カメラがウォンを追っていき、ビルの窓ガラスに香港のビル群が写りこむ。これがねー、実にイイんです。これ観てると香港に行きたくなりませんか?
ヤンは10年になる潜入捜査官生活でアイデンティティが保てなくて、ずーっと、ウォンに「辞めさせて欲しい」と訴えてますが本人も無理だってのは解ってるんですよね、たぶん。ひとくさり文句を言ったあとウォンから封筒を受け取ってましたから。
その封筒には発信機と時計が。いぶかるヤンにウォンが時計は誕生日プレゼントだと告げます。これがね、いいんですよ。迷惑そうにしててもヤンもうれしそうだし、父と子って感じで。
この手の映画はリードの上手さが勝負だと思うんですが、インファナルもかなり上手いと思います。マフィア側の潜入者であるラウ(アンディ・ラウ)が黒社会のボスであるサム(エリック・ツァン)の杯を受けて警察学校に入学、片やヤンは警察学校の校長によってウォンと出会い(初めての出会いのシーンは爆笑です。ウォンがかわいい)警察学校を放校になり、その後の二人がどう生きてきたのか、何を悩み戦ってきたのかが上手く描かれてます。チャン・クォンウィンの音楽もいいですよ。
大人になったヤンとラウの顔合わせのオーディオ対決はなかなかおかしいですね。
実は私、あまり香港映画を観てませんでして、この時点で観ていたのは「恋する惑星」と「欲望の翼」の2本のみ。トニー・レオンは「恋する惑星」で見たのを思い出し、アンディ・ラウも「欲望の翼」で見たことを後々思い出すような低落。インファナルを見た後、あわてて2本とも見直しました・・。決していいお客ではなかった私もいまではちゃんと顔と名前が一致するようになりました。恐るべしインファナル。では!
コメント
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