将棋おたくのつぶやき

主に将棋中心のブログです。

詰将棋は創るもの?見つけるもの?

2009-08-08 19:07:52 | 将棋
実にどうでもいいことのように思いますが…。

当然「創作」というくらいであり、そこらへんに転がっているものを拾ってくるわけではない。
しかし詰将棋はすさまじい条件の厳しさをかいくぐって存在するものであり、自由な表現が許されるものではない。

音楽と文学は鑑賞者の自由度において全く異なる。
文学では時間軸において鑑賞者を創作者が縛ることはなく、
音楽では鑑賞者は全て創作者の意図にゆだねられる。

創作者の自由度でいえば、小説と俳句では全く異なる。

しかし確かに、詰将棋の「創作」はどこか他の芸術と違う印象を受けなくもない。
相対性理論のように、自然の心理を発見したときのような、理知的な美しさも併せ持っているような。

より知りたいことは、むしろ「創る」のか「見つける」のか、ということを考える過程。
その作家のポリシーがそんなところから垣間見えるように思える。

自分は作図がそもそも全くできないのだが、「勝手にできた」ときしかうまくいっていないので、今のところ「見つける」派。
詰将棋にある自由度を、もっとうまく使えればいいのになぁ。