将棋おたくのつぶやき

主に将棋中心のブログです。

万引き

2009-10-24 19:40:05 | ニュース
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091024k0000e040052000c.html

万引き被害が都内だけで670億円と想定。
振り込め詐欺の11倍。
あくまで推計ですが、すごい金額です。
一件一件はごく小額でしょうが、
ちりも積もれば。

昔、

「万引きしたことないなんて信じられない」

と言われて唖然としたことがあります。
実際、数人で話していて、私だけだったらしい。

万引きは窃盗、犯罪ですから絶対肯定できませんが、
確かに貧困の中ではおかしなことではなかったのかな、とか、
犯罪だからと何も考えずにその行為を否定することは物事を改善させないかな、
などと冷静に考えるべきなのかもしれません。
そもそも自分が自営業の子供だったから、とか、
少し潔癖なところがあるから、その点は頑なに過ぎるのかな、とか。

しかし、万引きしないことをおかしいという風潮はまずいですよね。
その時分も子供のころだったので、
露悪より偽善のほうがよほど清潔でなかったのは自然かもしれない。
でもなんぼ子供でも、「えらいね」と言える人たちであってほしかった…。

店のほうも、
「万引きくらいで子供を捕まえるな」というモンスター親や、
逆恨みしての風評被害などが怖くて、
毅然とした態度を取れないという指摘もあり。
といってそこに警察や立法や司法が介入できる部分も限られる。

日本人一人ひとりが変えていくしかないんでしょうけどね…。
万引きも違法麻薬も絶対やってはいけないし、
かっこよくもありません。

没作片手に

2009-10-17 11:05:48 | 将棋
玉方:14歩、13香、24歩、23玉、34歩、33桂、31香、44歩
持駒:角角金金桂桂

無仕掛け、持ち駒対子の15手。

これを肴に、自分が作図の際に考えることについて触れたいと思います。
こんな創り方でいいのかどうか…。

素材は私の場合「天から降って」きます。
降るまで待ちます。
それも難解構想作は創れないので、簡単なものだけ拾うようにします。

それをなるべく簡潔に図化するようにします。
調べたら自作はいずれも盤面8枚以下でした。
それ以上複雑な構図は、私の場合いとも簡単につぶせてしまうようです。

そうするとこんなん↑になります。
完成度を上げないと、絶対に作品たりえません。
そのときには3つに分割して検討していきます。

1)作品として最低限の条件は何か、それはあるか
狙いもなんもない、あっても弱すぎる、狙いが伝わらない、
あるいは収束が決まっていない、つまらない非限定があるなどなど。
本作の手順はいかにも類型的でプラスアルファがないと作品たりえない。
本作の主張は「前半と後半のリフレイン」です。
それに簡素で覚えやすい形、があって一応作品、という考えです。
もちろんそれで発表レベルにならないからここに出ているわけですが…。

2)現行の枠の範囲内で微修正できる点はあるか
少しでも改善の余地のある作品を改善しないことは望ましいことではない。
そのためには問題点を整理することが重要。
たとえば完全な対子図式になっていない、
6手目41玉の変化が汚い、
角の成生非限定までリフレインしてしまっている、など。
6手目41玉の変化をきれいにするために対子に整えつつ修正する、
という方向性で考えて断念したところです。
もともとせこいんですが。

3)全く違う構図と比較し、それでもなおその図の発表の意義はあるか
最も苦手な検討です。
本作の場合、もともとオリジナリティのないところからの勝負ですが、
新味のある構想ならきちんと吟味したいところ。
シンプルな構図と妙味を高めた構図。
実は本作の方向性とは全く別の狙いで逆算して発表したことがあります。
でもできてみたら、本作とはバッティングしない。
なら本作にも意義があるか…?
など。

皆様いかがでしょうか。

詰将棋作品は投稿からいつまでに発表されるべきか

2009-10-16 18:43:59 | 将棋
という議論がちらほら。

詰パラのガイドラインは1年。
将棋世界は半年。
詰パラは時々延びることもあるようです。

TETSUさんのおもちゃ箱では採用がかなり早く、
またご自身でも「専門誌でも早く採用されるべきでは?」という問題提起をされています。

もっとも全てを同列には語れないようには思います。
将棋世界は、5手~17手を毎月8題。
詰パラは、例えば中学校なら9手または11手を毎月5題。
採用数も手数の幅も違いますし、
特集(詰パラの期末や、世界の初入選など)も組みたいでしょうし。

採用までの期間が短いデメリットは、やはり上記のような「質の均質化」でしょう。
ある時期に不採用になったレベルが、あとで採用にしたい、というのは担当者にとっても辛いところ。
メリットは、作者にとって早めに改善や他コーナーへの投稿に移りやすいこと。

前述の通り、全コーナーを同列には語れないと思いますが、
多量の投稿・採用があり、投稿作の選別に余裕のあるコーナーは期間を短く、
投稿数が少なかったり特集を頻繁に組むコーナーは期間を長く、
が一つの考え方かと思います。

昔よりPCが使用できるため検討に時間がかからない。
…ということはあまり関係ないかと思います。
要は入選の可能性が高い作品についてどうか、なので。

個人的には1年くらいでも良いように思います。
作品は十分寝かせるべき派であるというだけですが。