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主に旅行の記録です。

被災地応援ツアーに参加してきました。

2012-04-23 | がんばろう日本!
4月21日にはセキュリテ被災地応援ファンド主催のツアーに参加し、日帰りで陸前高田・大船渡へ行ってきました。

同社が企画するツアーの参加条件は、ファンドに出資しているか出資を検討している人で、定員30名は募集開始後毎回すぐに満員となるそうです。今回は初の岩手県ツアー、案内のメールを受取り
「これは行かねば!」
と迷いなくすぐに申し込みました。

ツアーの運営を担った旅行会社代表の浦沢さんが、道中ガイド役で盛り上げてくださいました。最初に参加者の自己紹介&被災地への思いを、マイクを回して一人ずつ語っていきましたが、もう何度目かの被災地応援ツアー、浦沢さんは
「私は皆さんの自己紹介を聞くのが好きでたまらない」
とおっしゃいます。私はスピーチが不慣れでしどろもどろ支離滅裂にしか話せませんでしたが、被災地のことを真剣に考え、行動を起こしているお一人お一人の言葉には心が暖かくなりました。浦沢さんが好きというのもわかります。

今回のツアーには、途中から4人の社長さんたちがバスに同乗し、被災のこと、経営のことなどたくさんのお話を伺えました。

ファンド募集開始後すぐに受付終了になった会社の社長さんは、国の支援について
「遅いと言われているが、私はよくぞここまでやってくれた、と思う」
とおっしゃいますし、また別の社長さんは、新しい事業用地を提供してくれた自治体に対し、
「いい条件でありがたいんですよ」
とおっしゃっていました。批判よりも感謝のほうが心の栄養になります。がんばっている当事者の力をそぐことがないよう、被災しなかった我々は心しておくべきだと思います。

行ってみないとわからないことは、確実にあります。







写真は陸前高田市内です。海の近くでありながら、広い平野があって田んぼができて(*)、環境の良い住みやすい土地だったのでしょう・・・。



今回このツアーにご一緒してくださった経営者の皆様です。左から、
三陸とれたて市場の八木様
いわ井の磐井様
酔仙酒造の金野様
御菓子司木村屋の木村様
八木澤商店の河野様
です。皆様のお話しは心に染み入りました。ありがとうございました。

前向きなビジョンを明るく語ってくださった5名の方々ですが、ある社長さんがおっしゃった
「本当の意味で、心の復興はないまま、一生を終えるんじゃないかな」
との言葉に込められたつらさは、もしかしたら皆さんが共通してお持ちになっているのかもしれない、と思ったら、窓の外が涙でぼやけてきました。



それぞれのお店で、とても素敵な商品に出会いましたので、おいおい書いていきます。


(*) 田んぼ「が」できるって変な言葉と思われるかもしれませんが、通じてください(´`)。


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