内海聡FBより転載
2023年07月03日
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私は日本に残された希望の光について語りたいと思いますが、そのためには、まず現在のこの国の状況がどんなものであり、何をすれば好転するかという材料を探さないといけません。
私は10年近く前から、講演活動や作家活動などを通じて「2025年の日本滅亡説」を言い続けてきました。
それは、予言や超能力などではなく、もちろん、陰謀論的なものでもなく、日本の現実と法律を見続けてきたことから引き出した答えです。
11年3月に起こった東日本大震災での原発事故以降、悪化を続けてきた日本の衰退は、新型コロナを経て、最終的な滅亡の土壌が完成したといえます。
そもそも、日本は人口減少率が世界ナンバーワンの国なのです。
世界的な人口削減が行われているとささやかれていたにも関わらず、実際には世界の人口は増え続けています。
日本国民は、人口が減ったトップの国という事実にすら気づいてもいません。
日本は長年、出生率の低下による少子化が問題とされてきました。
厚生労働省の発表によると、22年の出生新生児数は77万747人で、初めて80万人を割り込み過去最低の数字です。
これは厚生労働省の予測を大幅に下回っています。
現在は、超過死亡者数(例年から予想される死亡者数より実際に死亡者数が増加したということ)も問題視されています。
22年の死亡者数は156万人を超え、過去最低の21年より13万人近く増加、こちらは厚生労働省の予想をはるかに上回っています。
子どもが増えないうえに多くの人が死亡し、日本の人口がこの数年で加速度的に減少しているのです。
この状況を見れば、日本にはまだ希望があるなどといったお花畑的な考えは、全く通用しないでしょう。
ここで、医療や食、環境において、日本の絶望的なナンバーワンの状況を改めて見てみましょう。
・農薬の残留基準値が世界一
・食品添加物の使用量が世界一
・有病率と病院受診率が世界一
・健康寿命と平均寿命の差が世界一
・奇形や障害の発生率が世界1〜2位
・精神病院の病床数が世界一
・薬の備蓄量が世界一
・放射能の被ばくにおいて世界1〜2位
・電磁波の蔓延状況が世界一
・新型コロナワクチンの接種回数が世界一
農薬や食品添加物は、私が以前から扱う「社会毒」の問題の1つで、神経毒や発がん性などが危険視されているものです。
世界的にはどちらも使用が規制される方向で進んでいますが、日本だけはこの風潮に逆らって、15年~17年に農薬や枯葉剤や食品添加物の規制を緩和し、ますます使用される一方です。
日本人はスーパーのきれいな野菜を食べていれば安全、と思い込んでいる人も多いのが現状でしょう。
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