
8/21、ブログにアップした、
吉川英治の新•平家物語の二周目
16巻ある中の10巻に突入しました。
毎晩ベッドに入り、しばらく読書をして眠るというのが、若い時からの習慣になっています。
だいたい3.40分読んで眠ります。
だから読書の進みはゆっくり。
10巻は、木曾義仲が京に入り天下をとりましたが、だんだんと平家や源頼朝、叔父の行家の義仲包囲網がせばまり、
北陸へ後白河法皇を拉致して行こうとしている場面。
義仲は、京で公卿たちと交わる中で、
関白の藤原基房の息女、
冬姫を見たいと言い出します。
基房は冬姫を皇室に入内させるべく
風にも当てぬようにして慈しんでいるのに、
木曾の山猿ごときに姫を見せられるものかと、冬姫の身代わりをたてます。
偽物の冬姫が琴を弾く姿を見た義仲は
冬姫に恋をしてしまいます。
でも、あれは偽物だったと聞かされた義仲は怒ってしまい、
冬姫を俺にくれなきゃ屋敷を襲うと脅します。
脅されて関白基房は、冬姫を差し上げるという書状を書いてしまいます。
義仲はそれを持っていき、冬姫を拉致してしまいました。
冬姫はまだ16歳
ただただ恐ろしく、泣き通しです。
関白基房は病に臥せりましたが、暫くしてから、しおれて後白河法皇に伺候しますと、法皇様はもう冬姫を取られてしまった事をご存知でした。
法皇様は、
自分が義仲に北陸に連れて行かれずに済んでいるのは、冬姫のおかげ。
義仲が冬姫に恋々としているからやつは都から離れられないのだ。
基房には酷な話しだが、姫に手紙を書いてくれ。
冬姫よ、木曾義仲に生け贄としてあの野獣に身体を与えなさい、
そうやって、義仲を都に引き留めるのだ。
と書きなさい、と。
後白河法皇は頼朝から
日本(ひのもと)一の大天狗
と呼ばれたくらいの策士なのです。
関白基房は、それで法皇様のお役に立つならと、酷い手紙をしたためて、
冬姫に届けさせます。
ところが、冬姫は意外にも、義仲に恋心を抱き始めているのです。
義仲は男前であるし、姫が嫌がることはせず、
なかなかの紳士ぶりなのです。
それだけ冬姫に恋してしまった義仲なのです。
姫は父、基房からの手紙を開いたまま眠ってしまい、義仲に手紙を見られてしまいました。
冬姫が目覚めた時にはもう遅し。
義仲は手紙を見て泣いていたのです。
冬姫は父のこのような言葉、義仲に申し訳ないと大泣きして、死んでお詫びしますと言うと、義仲も泣きながらわしも死ぬと。
ここで二人は燃え上がり、初めて結ばれます。
義仲が本宅に戻ると本妻の巴御前がいます。
巴は、冬姫との事は口に出すまい、義仲を責めまいとしますが、
どうしても涙が出てきてしまいます。
義仲に
何を泣くか
と冷たくされて、
やはり嫉妬の言葉が出てきてしまいます。
義仲と巴は木曽の山奥で一緒に育った幼なじみ。
巴御前は冬姫の若さ、美しさ、高貴さにはかなわないのです。
義仲は冬姫に本当の恋心を抱いてしまった。
義仲は巴に嫌気がさして、冬姫のもとに走ります。
巴御前は実子の義高を源頼朝に人質として捉えられています。
嗚呼、せめて義高が手元にいれば、慰められるのにと😢
はー😮💨
切ないですねー。
その後、義仲は北陸へ、冬姫は北陸に連れて行かれず父のもとに帰されますが、
義仲は追討され、冬姫も自害してしまいます。
巴は義高会いたさに、わざと鎌倉側の武士につかまり、鎌倉へ連れて行かれるのです。
➖➖➖
いかがでしょうか。
新•平家物語、二周目。
初めて読んだ時よりも内容が頭にずんずん入ってきます。
一度目は読み落としていた、
新しい発見もあり、
二度目は楽しいものです。
ではまた明日〜バイバイ👋
鎌倉関係は難しくても、
楽しくて読んじゃいます。
その他はなかなか難しい😓
みなさんに
次よろしく‼️
と言われて
プレッシャーもありますが、
嬉しい☺️
頑張りまーす♪
すごい👍解説👍
次も期待‼️
私 もう難しいのは読めない。
よろしくお願いします。
私、活字を読むのが意外と好きで。
ニャンズを撫で撫でしたら、気持ちが落ち着いてよく眠れそうですねー🩷
私もニャンズを撫で撫でして癒されたいな。
でもね、私ネコちゃんを触ると鼻水と目の痒みで
ちょっと大変な事になります。
実家で犬を飼っている時も、顔を洗ってタオルで拭くとくしゃみがすごかった。
ワンニャン共に好きなんだけどな。
わーい🙌
金木犀さんにもそうおっしゃっていただけて、とても嬉しいです❣️
切ない場面です。
思わず記事にしちゃった。
巴御前の気持ちはいかばかりか!
ってね。
オホホ🤭
またいい場面を書かせていただきまーす。
寝る前に本を読んで、
めちゃ博学に
なるじゃないですか(*´∀`*)
…自分とハルくんは
寝る前にニャンズなでて
爆睡しています😆笑
好きな本を読んで元気に💪
ステキな一日に
なりますように☆★☆
テル
秋さんの解説がわかりやすく、
朝から恋物語に浸ってしまいました。
切ないですねーー。
私も他力本願ながら、
続きの名場面をお聞きしたいです
ようこそ
あらー嬉しいですね。
まさかこんな文章、誰も読まないっしょ
と思っていましたが
反響がありびっくりポン!
かしこまりました!
名場面がありましたら
また書かせていただきまーす!
ありがとうございました😊
木曽節
いいですね。
旅情をかきたてられる。
去年の鎌倉殿の義仲と巴御前を思い出しながら、冬姫の話に思わず引き込まれてしまいました。
吉川英治の創作でしょうけど、何とも言えない人間模様ですね、、、
今から自分で長編を読むことはないと思いますので、勝手ながら、また名場面があったら聞かせて頂ければ嬉しいです。
ガバオ拝
長い説明
読んでくださりありがとうございます😊
昨年放送の鎌倉殿の13人でも、
木曾義仲役がかっこよかったわ〜🩷
木曽、いいですよね。
木曽のお酒、美味しそう。
私は日本酒飲めないけど。
10年くらい前だったか、南木曽へ行きました。
馬籠宿を訪れて、いい場所だこと!
と思いました。
他にも宿場がありますよね。
行ってみたいです。
あ、楽しんでいただけましたか。
良かった。
嬉しいです☺️
ホントの平家物語にはこんなエピソードは出てこないけど、
吉川英治さんは、平家はもちろん、頼朝、義経、木曾義仲の子供の頃からのエピソードなどを散りばめて書いていらして、
鎌倉好きにはたまらない面白さです。
古典の平家物語はすでに平清盛が天下を取ってしまった後、滅亡までしかありません。
吉川英治さんは清盛の少年時代から書いているので、本家本元の4から5倍のボリュームです。
楽しいですよー♪
木曽義仲はハンサムだったのか?
どうもそのようですね。意外に色白
だったらしい。山猿みたいではなかった
ようです。
幼年期を木曽で育ったから木曽義仲と
呼ばれるんでしょうが、木曽って京都
(京都市)なんかよりはるかに
面積的に広くて、いったいそれは木曽の
どこなんだ? 同じ木曽でもいろいろ。
と、疑問はどんどん広がります。
木曽はいいところです。
因みに私は中乗さんという木曽のお酒が
好きです(笑)。
https://shop.nakanorisan.com/?pid=15447316
この木曽節に出てくる「なかのりさん」
ですねえ。
https://www.youtube.com/watch?v=0HPAl7Q9RVw
すみません。話が木曽に行ってしまいました(笑) 木曽ファンなんです。
私、平家物語とか苦手なのですが
Mさんの話口調で引き込まれて
とっても楽しかったです♡
またよろしくです^^