NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

期待の新人~ビッグマン編~

2013年06月01日 | 2013-14 オフ
いまだプレーオフは続いていますが、敗退してしまったチーム及びそのファンが次なる注目を集めるのが、既に1ヶ月以内となっているドラフトです。
先日その指名順位が確定しましたが、皆さんご存知の通りキャブスが2011年に続き1位指名権を獲得したことが一番の話題となっていました。
そんな中、我らがサンダーの順位は12位と29位と32位の3つ。
まあ例のラプターズの指名権は結局12位となったわけですよ。

サンダーは当然この指名権で現状一番手薄な部分、つまりインサイドプレイヤーを獲得すると思われます。
もちろん今後この指名権がトレードされない確証はないものの、まずはこの指名権で考えていきます。


ニーレンス・ノエル

ケンタッキー大/19歳/身長211cm/体重93.4kg
書いただけですよ。
今ドラフトで1位指名もささやかれている大型新人。
もちろん12位まで落ちてくるとは、欠片も思っていませんので。
髪型が特徴的な彼はムトンボに例えられるよう、非常に守備に偏ったプレースタイルです。
ブロックはもちろんリバウンドにも強く、ウィングスパン224cmと体格にも恵まれています。
強豪ケンタッキー大学で1年間揉まれたその実力は折り紙つき。
とは言え欠点がないわけではなく、リバウンドには強いものの体重が軽すぎます。
故にオフェンス能力は並かそれ以下。
加えて現在前十字靭帯を痛めており、それもドラフトする上でネックになってくることでしょう。
基本的に守備を強化したいチームが手をあげると思います。
ちなみに、強がりではないですが、仮に12位まで落ちてきてもサンダーには既にイバカがいる為スルーする可能性もあります。





コディ・ゼラー

インディアナ大/20歳/身長213cm/体重104.3kg
彼もまた12位での指名は難しいかなってポジションの選手。
現在キャブスに所属しているタイラー・ゼラーの弟。
7フッターとは思えない程身のこなしが速く、ラン&ガンにもついていける走力も持っています。
また、ペイント内よりも外側からのシュートも上手くフックシュートやフェイダウェイといったローポストからの技術も卓越。
ただやはり身長の割には圧倒的に体重が軽く、NBAで通用するかは未定。
ノエルとは対極的にディフェンスが疎かになりがちなのもネック。
当たりを嫌うが故に身に付いた技術ですが、先ずは体重を増やすところから始めないとリバウンドさえも取らせてもらえないことになるかもしれません。





アレックス・レン

メリーランド大/20歳/身長216cm/体重115.6kg
運が良ければサンダーも獲得できるかもしれません。
身長216cmにしてロングレンジまでシュートをきめられる技術を持っています。
また、インサイドでも身長を最大限に活かしたプレーが売り。
ローポストで体をディフェンダーに密着させブロックを阻止しながら、ジャンプと言うよりはほぼ体をリングに向かって倒しているに等しいプレースタイルはダンカンを彷彿とさせました。
しかし、上記2人に比べると体重はある方ですが、やはりまだまだ体重が足りない。
NCAAではごり押しで得点がとれたかもしれませんが、今のままではNBAで通用しません。
ただ将来性を考えてもし12位まで落ちてきたのならサンダーは指名を考えても良いかもしれませんね。





スティーブン・アダムス

ピッツバーグ大/19歳/身長213cm/体重115.6kg
体格は充分NBAでも通用するレベルにあります。
しかし、それ以外の部分は軒並み技術が足りません。
そもそも身体能力が高いわけではなくブロックやリバウンドも身長を考えれば普通かそれ以下。
一応走力はあるものの、それがトランジジションに活かすことができていません。
体格と身長で現在は高評価を得ているといった感じで、技術を考えれば地雷になり兼ねない選手です。
ただなぜか、リングに結構近い「ダンクにいった方が正確じゃね?」っていう距離のジャンパーを悉くきめる謎の技術を持っていたりもします。
12位まで残る可能性は十分ありますが、指名は迷うところ。






メイソン・プラムリー

デューク大/23歳/身長211cm/体重107.9kg
現在ペイサーズに所属するマイルズ・プラムリーの弟。
身長211cmにして身体能力が非常に高く、彼の名前で検索をかけるととりあえずダンクの動画がヒットしまくります。
デューク大に入学して以降ドラフトへのエントリーが今か今かと待たれていましたが、結局最終年まで大学でプレー。
しかし、その分身体能力だけではなくしっかり技術も身につけ、満を持してエントリーといった感じです。
最終年は1試合平均2桁のリバウンドも記録していますし。
とは言え、まだまだ荒削りな感も否めず、もっと言ってしまえばNBAは能力者の巣窟。
彼がいくらジャンプ力・走力に秀でていたとしても、NBAではそういった選手がざらにいるのです。
そういった意味でも彼には更なる技術の向上が求められるでしょう。
チームに派手さを追加したい、というチームにオススメ。
サンダーには既にイバカがいるので、ニーズとしてはそこまでないかも・・・





Kelly Olynyk

ゴンザガ大/22歳/身長213cm/体重106.1kg
ドラフトにはつきもの、読めない選手の登場です。
ケリー・オリンキー?ちょっと無理。
昨シーズン(まだ続いていますけど)、巷でプチブレイクしたレイカーズのロバート・サクレの後輩。
そんでもって基本的にはサクレと似たようなプレースタイルです。
まああそこまでベンチではしゃぎはしませんが。
加えてローポストでの得点スキルが高く、ジャンパーからフックまで卒なくこなし、昨シーズンはFG66%とそのオフェンスの確率の良さを証明しています。
たまに3Pをうったりもするほどの起用人。
ディフェンスもそこまで悪いわけではありません。
ではネックはと言うと、身体能力があまりにもない部分です。
プレースタイルは完全にソフトで当たりを嫌います。
オフェンスリバウンドにも飛び込まず、トランジションにも基本的にはついていけません。
ハーフコートゲームを主体にするチームでならば真価を発揮するかもしれませんが、走るチームには合わないでしょうね。
サンダーには既にコリソン師匠がいるので・・・






Gorgui Dieng

ルイビル大/23歳/身長211cm/体重104.3kg
読めない・・・
2013年に優勝し自信を持ってドラフトにエントリー。
主戦場はペイント内で限りなくゴール下に近い部分がメイン。
ただどんな状況だろうとこのポジションでボールを持てば確実に得点に繋げてくれるという強みがあります。
体重はそこまでないものの、結構体のあたりが強く故にリバウンドも量産。
セカンドチャンスを高確率で得点に繋げることもできます。
また、とにかくピョンピョン跳ねており、どこからともなく跳んできてブロックをするというシーンが非常に多いです。
しかし、その他のディフェンス面は並以下でオフェンスもスクリーンなどがうまくありません。
とにかく得意な部分を徹底的に伸ばした選手です。
サンダーとしては結構獲得候補に入れてもいいかもしれませんね。






ルーカス・ノゲイラ

ブラジル/20歳/身長213cm/体重99.7kg
バレジャオ、ネネに続くブラジル出身のビッグマン(髪型的に)。
体重が軽いのもあるでしょうが、とても7フッターとは思えない程よく跳びよく走ります。
ブロックへの嗅覚が鋭く、229cmのウィングスパンも相まってショットブロッカーとしてはNBAでもすぐに通用するでしょう。
ただ、それ以外特に特筆すべき点がなく、言うなれば全て弱点。
線が細い故にオフェンスでもディフェンスでも苦労していますし、ゴール付近の技術があるわけでもありません。
得点パターンは基本的に味方に作ってもらったチャンスをダンクできめるだけ。
若さとサイズで高評価を得ている感は否めません。
とは言え、サンダーはこんな感じだったイバカをここまで育て上げましたから、先行投資という意味では獲得を考えてもいいかもしれません。





ルディ・ゴバート

フランス/21歳/218cm/体重107.9kg
もし仮にサンダーが指名した場合はペトロ以来のフランス出身ビッグマンになります。
彼の一番の魅力は言うまでもなく218cmと言うサイズ。
ここまで散々言っているように線の細さは否めませんが、それを含めてサプライズで上位指名があってもおかしくない選手です。
実際今はサンダーの場合下手したら29位でも獲得できる位置にいますが、12位で獲得に動いても良い選手と言うこと。
身長が故にリバウンドとブロックはそこそここなし、何気にゴリゴリするプレーも結構オフェンスオプションにあります。
基本的にリング付近でしか活躍できませんが、オフェンスにしてもディフェンスにしてもチームにプラスをもたらしてくれると思います。
弱点は細い上動きが遅くボールを持ったままさげたところを小さい選手にスティールされてしまうことが多いことです。
目指すはバイナム(のようなガタイ)。
ちなみにウィングスパンは驚異の240cm!!
個人的にサンダーに獲得して欲しい選手第1位。




ということで以上9名をあげました。
総じて言えることは、やはり全員体重が軽いことですかね。
個人的ながら、サンダーに合うと思っている選手はゴリゴリ得点できるインサイドプレイヤーなので、正直現在理想的な選手はいません。
言ってしまえば得点さえできればサイズはなくても構わないと思っているので、ブレアやマキシエル、ザック神のような選手を希望です。
だってマキシエルは身長201cmで体重118kgですよ。
ブレアなんて身長201cmで体重122kg。
一戦を越えればデブという人種です。
現在のサンダーだってパーキンスは決してCとして大きくない身長208cmですが、体重122kgとサイズのなさを横幅でカバーしていますし、同時に身長221cmあったって木偶の坊のやつだっているのです。
確かに「スキルはコーチできても、サイズはコーチできない」なんて名言もありますが、決してそれだけではないということです。
ま、ドラフトの参考までにどうぞ。

出来ればビッグマン編以外も記事にした上でドラフトを迎えたいのですが、そこは気分次第ということで。


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20 コメント

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Unknown (名無し)
2013-06-01 23:34:10
ルディ・ゴバートのウィングスパン240CMは凄いですね。
確か、似たような選手がいた場合、より腕の長い方を取れと言われているくらい大切なんですよね。
バスケットにおけるリーチの重要性はかなりのものがありますから、デュラントを始めとする天性のリーチをもった選手は少なからず有利な立場に立てます。
あの姚明でさえ、腕の長さは229cm程度だったことを鑑みると、ゴバートの脅威がどのようなものなのか推察できます。

それにしても、腕の長い遺伝子とかあるんでしょうかね?
彼らの前世は手長猿だったり、初号機だったりするのでしょうか?

個人的にオクラホマに推挙したいのはアンセルフィッシュっぽそうな性格のアレックスと、今季FAとなるペイサーズのデビット・ウェスト、そしてウルブズのペコビッチです。

ウェストはそのまま残留を希望する可能性は高いものの、優勝を狙うためには今プレーオフでも折り紙つきの実力をもった彼を勧誘しても損はないはずです。
そして、安定感とあたりの強さでペコビッチはお勧めです。トランジションについていける走力はないものの、体と押しの強さはNBAでも屈指のものであり、ゴール下のダーティワークを担ってくれると思っています。


もしくは、大穴かつハイリスクなサビート続投……
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Unknown (k,s)
2013-06-02 10:48:03
今季のドラフトは小粒との評判です。まあ昨季は豊作と言われましたが、リラードを除くといつもどおりかなとも感じましたしわかりません。ビッグマンはそこそこいますが、私も前のコメントされた方と同じくレンが1番良い感じがします。ペコもとれたら良いとは思いますが・・。人気のFAなので厳しいかな・・。キャブスが1位指名を売りに出しているようで(SFを補強との感じで例えばゲイ?)当日に動きが昨季よりありそうです。サンダーももしかしたら2つの1位指名権を使いグレードをあげるとか?それも楽しみなので当日までわからないでしょうね。またドラフトの感想など意見交換をkduさんとしたいと思うしだいです。よろしくお願い致します。
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名無しさん (kdu)
2013-06-02 20:49:46
ゴバートは身体的に恵まれていますね。
NBA選手は大抵身長以上のウィングスパンを兼ね備えているようなものなんですが、ゴバートはその更に上を行きました。
ま、遺伝子もあるのでしょうが、それ以上にウィングスパンの長い選手がNBAに加入しやすいということなのでしょう。
やはり能力者の巣窟なので。

にしても、レンを推す声が多いですね。
僕はそこまで期待していないのですが、ちょっと見直してみます。
もしかしたら、ハードルをかなり上げてみている可能性があるので。

そしてウェスト、ペコビッチ。
いいですね、サンダーに加入してくれたらどれだけ助かるか。
どちらも高騰もしくは再契約が基本路線でしょうが、優勝を目指すべく安価でサンダーに来てくれることを願います。

サビートは・・・もういいです汗
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k,sさん (kdu)
2013-06-02 20:57:03
確かにぱっと見小粒ですね。
ビッグマンも例年に比べれば多い方ですが、かといってどの選手が良いとは一概に言えませんので。

もし2つの指名権を使ってトレードアップするのならば、レンなんでしょうかね。
そこまでの価値がある選手とは思えないのですが、どうせロスター数も決まっていますし実際ありだとは思います。
どうせならトレードアップではなく、単純なトレードで既存の選手を連れてくるのも手かと。

とりあえずドラフト当日まで選手の情報集めに勤しみます。
僕も当日の意見交換楽しみにしていますよ♪
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Unknown (くろ)
2013-06-03 09:41:47
ペコちゃんがサンダーに(´Д` )…。 もう何も怖くない、こんなに素敵な気持ちで戦えるなんて

でも、お高いんでしょう?

…BOSとパーキンスU+21C6バスと指名権とか出来たらなー(p_-)
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Unknown (A)
2013-06-03 13:11:25
挙げられてませんが、アンソニーベネットも注目しています。しかし手術をしたみたいなのでドラフトに影響しなければいいのですが
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Unknown (surasura)
2013-06-03 22:51:43
お久しぶりです。
個人的には残っていたらコーディで、無理ならジェン(Dieng)を推しますね。
コーディは昨年のインパクトが大きかっただけに今シーズンはイマイチ感がありましたが、やはりあの機動力は魅力ですし、サンダーのカラーにも合うと思います。パークと真逆のタイプなので、補完性もありますし。おっしゃる通り体重の軽さは改善していく必要がありますが、頭のいい選手なのでチームディフェンスでは貢献できるはずです。ただ、やはり12位まで残る可能性は低いでしょうね…。
ジェンはやはりペイントでのディフェンスが魅力ですね。ルイビルのディフェンスは彼がいてこそ成り立っていた印象があります。年齢的な面からどこまで伸びしろがあるかは分かりませんが、バックアップセンターの候補として悪い選択肢ではないと思います。サンダーはこれ以上スター候補を獲得する必要はないですし。
記載されている以外では、ワークアウトで素晴らしいシューティングスキルを披露したBucknellのマスカラも指名候補に入ると思います。マイナーカンファレンス出身で大学時代は完全に彼のチームだったので、NBAでどちらに転ぶかは分かりませんが、個人的にはオリニック(Olynyk)よりも評価しています。彼の場合は29位でもいけると思うので、12位で他のポジションを補強するのも1つの手かもしれません。

しかし、この時期は色々と妄想できて楽しいですね。最終的にサンダーが誰を指名して、どのように成長していくのか今から楽しみです。以上、長文失礼しました。

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Unknown (kubokubo)
2013-06-04 01:02:37
こんばんは

僕的には、トレードアップできるのだとしたら、狙うのは、レンとコディゼラーのどちらかがいいと思いますが、トレードアップしなかったら、まずこの二人は取れないと思います。なので、その時はロバート?がいいんじゃないかと思います。理想はまずKDの負担を減らすべく、リバウンド8本以上取れて、かつ、ローポストからゴリゴリやれる人なので...

ま、一番はペコちゃんがきてくれることなんですけどね...
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トレード&FA&ドラフト (マグジ)
2013-06-09 10:27:09
自分なりに調べています。ドラフトはノエル、マクレモアのどちらがと言う感じですが、キャブスの動きが読みにくいのでポーターの線もありえますし、トレードの駒もありえるでしょうね。それ次第で大きくかわりそうですし。サンダーにセンターは必要ですが、ミネソタがラブ放出?とかでましたし、ペコ君もあきらめ?の気配です。この動きに乗るかも?と感じます。マーティンとは契約しないとなればそこそこ動けますし、2つの指名権を使えば、意外な選手を取れるかもしれません。脱線しますが我がチームはゴードントレード説再燃ですし、地元のファンもして欲しいなんてなのもありました。1番いいなと思うのは、ペイサーズのグレンジャーとの交換です。ドラフトはバークです。今季の彼の活躍をみてももしかすると昨季のリラード級になれる逸材と思います。
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くろさん (kdu)
2013-06-09 18:54:05
ペコビッチが来たらいいですよね~
今ならたったのこのお値段!!
とかだったらどこのチームもこぞって獲得に名乗りを上げるんでしょう・・・

そしたら余計トレードの妄想も膨らみます。
それにしてもバスもいいですね~
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