NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

11-12 vs マジック

2011年12月26日 | Thunder 2011-12シーズン
いよいよ始まりました11-12シーズン!!サンダーの新シーズン初の相手はハワード擁するマジックです。

スタート

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス


試合はマジックのアンダーソンの3Pから始まりました。その後はお互いのチームが点を取り合う形となり、8分を切ったところでマジックはすでに18得点を記録していたのです。超ハイスコアゲームになると思われた矢先、突如としてマジックの得点が止まってしまいました。約4分間得点できずにいたマジックを尻目にサンダーは反撃に転じます。
ウェストブルックの3Pがきまり、相手のターンオーバーを誘発。速攻からデュラントのダンクという波に乗るにはうってつけの形で、いっきに逆転に成功しました。セカンドユニット投入後もハーデンが中心となり点差を開けることに成功。27-22とリードし第1クォーターを終了したのでした


続く第2クォーターもセカンドユニットが良く機能していて、メイナー、クックと3Pがヒットしだします。徐々にスタートのメンバーを戻していきながらも、各選手が自分の役割以上の活躍を見せ、マジックを引き離しにかかりました。
このクォーター最後のオフェンスでウェストブルックからハーデンへのアリウープがきまり、スコアを55-41で折り返しとなったのです。


サンダーの後半はウェストブルックの3点プレーから始まりました。その後、続けとばかりにデュラントも3点プレーを叩き出し、点差は20点にまで開いたのです。
一方でパーキンスとモハメドにテクニカルファールがコールされたり、ウェストブルックはこのクォーターだけで4ターンオーバーを犯すなどして10点差にまで詰め寄られてしまう場面もあったのですが、このピンチをまたしてもセカンドユニットの活躍で切り抜けたのでした。
結局81-63の18点差で最終クォーターを迎えることとなったのです。


最終クォーターは第3クォーターに引き続きセカンドユニットを軸として開始しました。最初の3分はお互い得点が奪えなかったものの、残り8分21秒にはクックの3Pがきまり、点差はこの試合最大の22点になったのです。
しかし、ここにきてブルックスHCは流れを握っているセカンドユニットをさげ、スタートメンバーをコートに戻したんですね。案の定、流れは立ち切られてしまいファールやターンオーバーで点差を8点にまで詰められてしまったのでした。
結果としてデュラントの個人技に助けられ逃げ切ることはできましたが、開幕戦から詰めの甘さを露呈してしまうこととなったのです。

最終スコア 97-89


まあ詰めの甘さが目立ったとは言ったものの、あのマジック相手にディフェンスで勝ち切ることができたのはとても大きなことだと思いますね。
リバウンドこそ15本取られてしまいましたが、あのハワードをFG4/12の11得点に抑え込んだのですから、今までのサンダーでは考えられないことです。まずハワードにボールを持たれないようなポジション取りをし、ボールが入ったら5人全員で囲みにいくという意志の統一がなされていました。その副作用と言いますか、アンダーソンに25点を許してしまったりしていますが、これでサンダーがビッグマン主体のチーム相手にも勝利できることを証明できたと思います。
また、散々言っているセカンドユニット、つまりベンチメンバーの得点でも39-25とマジックに圧勝していて、層の厚さもアピールできたのではないでしょうか。

では個人成績です。

ケビン・デュラント


37分の出場で30得点5リバウンド6アシストを記録。
HCが今シーズンの課題に挙げていた「アシストを増やす」を開幕からやってくれましたね。決して自ら攻められないわけではないのですが、前半は積極的にパスをさばいていました。そのせいもあって、終わって30得点もしていないように感じてしまっています。
得意のフリースローは例年通り11本と多くかせいでいるものの、成功が6本という結果に終わっており少し心配なところではありますね。
今年のエースは得点の他にパスもできるようになりそうです。






ジェームズ・ハーデン


32分の出場で19得点6リバウンド3アシストを記録。
この試合、時にはボールを運び、時には自ら得点をしにいきと、セカンドユニットだけに関わらずサンダーの要となっていました。
FGこそ4/11とあまり良い成績ではないですが、ならばと言わんばかりにフリースローを荒稼ぎ。10/12と高確率できめベンチ出場ながらチーム2位の得点を記録しました。
デュラントが4回、ウェストブルックが7回記録してしまっているターンオーバーを1回もしなかったことも評価できますね。









ラッセル・ウェストブルック


34分の出場で14得点7リバウンド6アシスト3スティールを記録。
記録上では立派な数字を叩き出していますが、やはりいきなりの開幕ということもありハンドリングミスやジャンプシュートの精度が低く、普段ではしないようなミスが目立ってしまいました。まあこれはシーズンが進むにつれ、だんだんと感覚として戻っていくのであまり気にしていませんが、問題はモチベーションの保ち方です。
速攻が上手くきまり自らが得点に絡んでいる時はオフェンスからディフェンスまで全力でプレーしているのですが、チームがしばらく得点できていない状態になると途端に動きが鈍くなるんですね。
まあこの試合はメイナーと交代することで凌ぐことができましたが、これは感覚や慣れといったことではなく、気持ちの問題なので改善が必要だと思います。








タボ・セフォローシャ

21分の出場で8得点3リバウンドを記録。
出場はほぼ前半だったのですが、得意のディフェンスだけでなく積極的にシュートを放つ姿勢を見せてくれました。
デュラントのドライブに合わせノーマークでボールをもらい、躊躇なくシュート放つシーンは昨シーズンには見られなかった部分です。
この試合3Pを2/2できめているのですが、これがマグレではなく実力だったのなら、今後かなり3Pの負担が減ることになりオフェンスのオプションが増えることになりますね。







エリック・メイナー

14分の出場で8得点3アシストを記録。
いつも通りの安定感で、動かなくなってしまったウェストブルックの充電がたまるまでの時間を見事に繋いでくれました。
彼もまたこの試合で3Pの成功率が高く2/3できめています。もともと3Pは得意な方なので、今後の技の1つになるかもしれません。







ケンドリック・パーキンス


30分の出場で6得点4リバウンドを記録。
この試合に関しては記録なんてどうでもいいことです。昨シーズンの彼獲得はこの活躍を期待してのものだったのですから。この試合、ハワードを完璧に抑え込めたのは彼無しではありえなかったでしょうね。
得意の挑発からテクニカルファール(笑)と様々な手段でハワードを止めてくれました。個人的にはデュラントの30得点に匹敵するほどの活躍だと思います。
その他には、ゴール下で囲まれた時に冷静な判断でノーマークのコリソンへアシストパスをしたシーンがあり、解説からファン一同まで驚かされましたね。








ナジー・モハメド


16分の出場で2得点7リバウンド2ブロックを記録。
パーキンスとともにハワードを抑え込んでくれました。冷静なイメージのあった彼にテクニカルファールがコールされた時には少し驚かされましたが、きっちりベテランの味を出し活躍してくれたと思います。
コリソンの師匠の十八番であるテイクチャージもビッグベイビーから引き出すなど、この試合は特に良かったですね。





その他
イバカ・・・オフェンス、ディフェンス共にいまいち奮わず。
コリソン・・・合わせとリバウンドでの貢献は素晴らしいですが、この試合はパーキンスとモハメドに持っていかれてしまった感じ。
クック・・・3Pが2/4で6得点、彼はこれでいいのです。







開幕でいきなり相手を90点以内に抑えてディフェンスでの勝利、これは今後に向けてとても良いスタートになったと思います。次の試合は明日すぐにで、アウェーでのウルブズ戦となります。是非連勝といきたいところですね♪


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4 コメント

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Unknown (g-wiz)
2011-12-26 19:20:48
祝!開幕戦勝利!!

コメント相当お久しぶりです。サンダー戦後、こちらで試合を振り返るという楽しみが日常に戻ってきました。喜ばしいことです。

どの選手もきっちりと自分の仕事をしたようで。その中でも、ハワード相手に奮闘したビッグマンはホントに出来がよかったようですね。
パークもきっちりテクニカルふかれてたみたいだし。笑
ただ、ウェストブルックのエンジンのかかり具合がまだまだって感じですかね。これからを期待しましょう。

目新しい選手、活躍は見られないものの、管理人さんが仰る通りこれがサンダーの強さ。
今年は期待できそうです。
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Unknown (kei)
2011-12-26 23:20:04
祝開幕&祝初勝利! やっぱりテンション上がりますね~^^

まだまだ100%の状態じゃないでしょうけど、とにかく勝利は嬉しいの一言!
今日のような展開を見ると、やはりハーデンは6thマンとして起用した方がバランス良いですよね。
パーキンスも減量(30ポンド?)がプラスに出ているようで、今シーズンの働きに期待です!

まだ始まったばかりですが、カンファレンスファイナルがOKC vs LACなんていう2年くらい前には誰も思いつかないような展開があるかもしれませんね^^;
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g-wizさん (kdu)
2011-12-27 12:35:53
お久しぶりです。開幕戦勝利できましたね!!

こんなブログを楽しみにして頂けるなんて嬉しい限りです。本当にありがとうございます。

試合は、開幕戦やクリスマスゲームということもありましたが、やはり相手がマジックというビッグマン主体のチームだったので、パーキンス&モハメドという昨シーズンのトレードの成果を占う大事な試合でした。
結果としては見事に役割を果たしてくれて、今後ともとても頼もしい限りです。ここまで活躍したらテクニカルくらいは目をつぶりましょう(笑)

ウェストブルックは本調子ではないにしろ、それを周りの選手でカバーできていたので、本人も多少は気を使ったのではないでしょうかね。
特にメイナーはウェストブルックの出場時間をミスなく繋いでいたので、かなり感謝されてると思いますよ。

まあある程度の予想はついていましたが、サンダーはローテーションはおろかロスターさえもほとんど変わっていませんから、昨シーズンと同じ戦力で試合をこなすしかないわけです。
しかし、これもサンダーの強みであり、結束力の表れでもありますからね。
現有戦力のまま、今シーズンは優勝狙いに期待ですね。
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keiさん (kdu)
2011-12-27 12:46:59
いや~テンションあがりっぱなしでした(笑)
オフ期間が普段よりも長かったこともあり、この勝利は格別でしたね。

ハーデンは6thマンですね。何でも起用にこなすんで様々な場面に適用することができ、それを最大限に活かすには、やはりベンチスタートが良いと思います。

パーキンスは見た目が変わるほど減量してますよね~
気持ち動きが素早くなっているように感じるのですが、気のせいでしょうか?
この過ごしにくいオフ期間によくこれだけの体調管理ができたものです。今シーズンにかける思いが伝わってきます。

ありますねサンダーvsクリッパーズ。特に上位チームの衰えを考えると可能性は高いと思いますね。
むしろ逆に両チームともこれで上位に食い込めなければ、後の数年がまた暗黒時代となりそうです。
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