NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

11-12 vs キングス2

2012年04月14日 | Thunder 2011-12シーズン
前回ホームながらクリッパーズに敗戦してしまっているサンダーは、今回もホームでの試合となっています。
この日現地は「13日の金曜日」ともっぱらその話題で持ちきりになっているようで、案の定対戦相手は今シーズン敗戦をしてしまっているキングスとなっているわけなんですね。レギュラーシーズンも残すところわずか8試合しかないのですが、この試合を含めキングスとはまだ3回も戦わなくてはなりません。更には6thマンのハーデンが右膝の痛みでこの試合を欠場しています。
言うまでもなく1回の負けはスパーズにウェスト首位を譲ることと同義。今後の対戦を占う意味でも勝たなくてはならない試合です。

スタート

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス


でですね、試合の方はと言いますと、サンダーはいきなりパーキンス、ウェストブルックがポストプレーを仕掛けるのですがこれが共にエアーボールとなってしまい、一方のキングスは前回の試合でサンダーを散々苦しめたソーントンが早速3Pをきめ、あのトラウマな試合を思い出させようとしてくるのです。
案の定その後サンダーはシュートをうっては外しうっては外しを繰り返していたのですが、フリースローで何とか得点を繋いでいたことと、イバカの3ブロックを筆頭にディフェンスがチーム全体で機能していたことで点差はそこまで離されずにいました。そして試合開始9本目のシュートがようやくきまり、ここから調子をあげていったのです。
デュラントのドライビングダンク、ウェストブルックのレイアップとエース2人もエンジンがかかってきたようで、このクォーターそれぞれ8得点と6得点を記録しています。
最後はモハメドがチップインを沈め、23-21とかろうじてリードを奪っていました。


第2クォーター、フィッシャー、クック、コリソン、モハメドそして怪我のハーデンに代わりアイビーと完全なるセカンドユニットで登場したサンダー。
クォーターが始まるといきなりモハメドがドライブからレイアップをきめ、今度はフィッシャーのアシストからジャンプシュートに成功。次のオフェンスではコリソンのアシストからフィッシャーがジャンパーを沈め、最後はフィッシャーのアシストからコリソンがジャンパーを沈めたのです。要はベテラン達がこの上なく絶好調だったわけですよ。
そしてデュラントとウェストブルックがコートに戻ってくると、勢いは衰えずサンダーはもう止まりません。ルーキーであるハニーカットにマークされているデュラントはここぞとばかりに1on1を積極的に仕掛けていき、次々と得点を重ねていきました。こんなバスケットカウントまできめてしまっているんですね。
そしてそしてサンダーを更に勢いづけるオールスターコンビのハイパフォーマンスが飛び出します。ファストブレイクの中でデュラントからウェストブルックへのワンハンドアリウープ。これは必見ですぞ。
その後セフォローシャの3P、パーキンスのブザービーターレイアップ等、前半最後まで走りぬいたサンダーは20-4のランもあり、このクォーターだけでも35-18とし、全体でも58-39としたのでした。
ちなみにこのクォーターのFG%はサンダー75%、キングス44%となっております。



後半になってもサンダーの勢いは衰えるところを知りません。ウェストブルックが開始1分ちょいで5得点をあげると、デュラントもダンクやジャンプシュートで続きます。シュートが入らない時間帯もありましたが、得意のフリースローで凌ぎ、結局ウェストブルックは残り4分12秒、デュラントはクォーターいっぱいでこの試合の出番を終えたのでした。
クォーター終了時のスコアは86-63となっております。


そして最終クォーター、コートの面々は第2クォーター同様の顔ぶれとなっていました。また、プレー内容まで第2クォーターと酷似するほどベテラン達が活躍しています。
コリソンのアシストからモハメドがダンク。
フィッシャーが外角のジャンパーからバスケットカウントを引き出し3点プレー。
モハメドがオフェンスリバウンドからのタッチパスでコリソンがダンク。
フィッシャーのドリブルから直行3P。
こうしている内にモハメドとコリソンに代わり、オルドリッチとジャクソンが登場。その後もアイビーのバスケットカウント、クックの連続3P等あり、ガベージタイムをも制したサンダーが勝利となっています。

最終スコア 115-89

まあ相手がキングスだったからということもありますが、スコアラーをハーデンを欠きながらもこれだけの圧勝をできたのは素晴らしいことです。主力の出場時間も減らしつつ、チーム全員で掴み取った勝利ですね。
リバウンドが恐ろしいくらいに圧倒していて(64-50)、ターンオーバーも(デュラントが7回していますが)珍しく相手より少ないです(14-16)。

では個人成績です。


ケビン・デュラント

30分の出場で29得点9リバウンド3アシストを記録。
チームで唯一30分以上出場の選手となりました。それでも30分ジャストの出場であり、それでいて得点、リバウンドをいつも通り記録できているのはさすがの一言ですね。一方でターンオーバーに限りいつも以上に記録してしまっているのは要改善です。
珍しくこの試合3Pを1本しか放っておらず、このことから分かるようにインサイドを中心に攻めていました。ま、その理由は試合内容にも書いた通りなのですがマークマンがルーキーのハニーカットだったり、ガードのソーントンやテレンス・ウィリアムズだったからなんですね。そりゃこんな記録にもなってしまいますよ。
それでも個人的な意見を言わせてもらうと、得点王に向けてもっと得点をあげて欲しかったかなと思いました、はい(汗)






ラッセル・ウェストブルック

27分の出場で22得点6リバウンド5アシストを記録。
こちらも短い出場時間ながらいつも通りの成績を残してくれていますね。FGも10/18ですし、ターンオーバーも2回ですし言うことありませんよ、ホント。
まあ唯一言わせてもらえるならばフリースローを2/5と半分以上落としてしまっているところでしょうか。かなりの点差が離れていたため気の抜けた部分があったのかもしれません。
とりあえずワンハンドできめたデュラントとのアリウープは今シーズンのベストプレーに間違いなく選出されるでしょう。







デレック・フィッシャー

26分の出場で14得点2アシスト3スティールを記録。
サンダーに移籍してきて以来最高のパフォーマンスでした。FGは6/9、ターンオーバーは0回。それでいてスティールを3回もきめてしまっているのですから、PGとしてはウェストブルックをも上回る活躍だったと思います。
もともと高いループで放たれるシュートなため滅多にブロックされることはないのですが、この試合ではスッパスパ気持ち良いくらいにファールをうけようと、リバウンダーがいなかろうときまってしまっていたのです。
サンダー移籍後ややシュートスランプぽかった感があったため、この試合での復活がありますね。プレーオフに向けて状態が上がってきているように感じます。







デカーン・クック

24分の出場で13得点3リバウンドを記録。
FG4/11に対して3Pは3/5。簡単なレイアップやジャンパーを落としている割に、難しい体勢での3Pはきっちりきめてくるんですね~相変わらず3Pに特化された選手だと実感しました。そして同時に波に乗せたら止められないということも再認識させられています。
何気にこの試合は2アシストも記録しており、シュートだけということにはなっていません。やはり外角のシュートがきまるとういうイメージからディフェンスを引きつけているんですね。これはそこできっちりノーマークにパスができている証拠です。
ハーデン欠場の穴を埋めるのは充分すぎる活躍だったと思いました。
ちなみに解説者には「DC」なんて、デュラントのようにイニシャルで呼ばれていました。DCってダレン・コリソンとかダンテ・カニンガムとか結構いるんですけどね(汗)







ケンドリック・パーキンス

22分の出場で11得点11リバウンドを記録。
マッチアップをしていたカズンズをFG3/14の9得点に抑え、尚且つ自らは5オフェンスリバウンドを含むダブルダブルを記録し勝利に貢献してくれました。
最初のシュートをエアーした時にはその先が心配になりましたが、結局FG4/6と高確率になっていますし、無駄なミスもなくターンオーバーも0回ですし、テクニカルは当然ファールまでも1回しかしていないのですよ、この試合。
試合終了後インタビューに呼ばれるなど、その活躍は素晴らしいものでした。いやいや、天晴れ。








ナジー・モハメド

13分の出場で8得点6リバウンドを記録。
この試合のように突然調子が良くなることがあるのですよ、彼には。いつもはチップイン専門なのですが、この試合に限りチップインはもちろん、ミドルジャンパーにドライビングレイアップ、ダンクまできめてしまっています。
また3回のオフェンスリバウンドもチーム内2位という素晴らしい活躍です。
出場時間こそそこまで長くありませんが、フィッシャー、コリソン共にベテランとしての味を最大限に出していました。
オフェンスリバウンドからノールックのタッチパスでコリソンのダンクをアシストした時には、解説者やファン共々沸きましたね~







ニック・コリソン

18分の出場で6得点6リバウンド2アシストを記録。
彼もまたミドルジャンパーにダンクにと、中外自由に得点をあげていましたね。この試合はノールックで後ろへパスするなんて彼らしくない、オシャレなプレーまで披露してしまっているのですよ。
得意のテイクチャージこそなかったものの、ディフェンスはいつも通り地味にそして激しく奮闘してくれていました。ここらへんの安定感がモハメドとの違う部分であり、彼の良い部分だと思いますね。
とりあえずこの試合活躍してくれたベテラン3人衆の1人です。








サージ・イバカ

23分の出場で4得点4リバウンド7ブロックを記録。
前半だけで4ブロックを記録するなど、サンダーが大量リードを奪うのに一役買ってくれています。その中の1本は弾かすにボールを掴んでしまっていますからね、圧巻のブロックでした。
しかし、唯一の活躍がブロックだけだった感も否めません。23分も出場しておいて4リバウンドは少なくないですか?オフェンスリバウンドも1本もありませんし。そしてそして、オフェンスではFG1/4となっています。まあ、これはミドルが不調だったからでもありますが・・・
一応この試合はコリソン、モハメドそしてパーキンスが調子良かったので、あまり彼は目立ちませんでしたが、やや不満の残る内容でしたね。








その他
セフォローシャ・・・ディフェンス、3Pと自分のやるべき仕事はきっちりこなしています。
アイビー・・・ファストブレイクでバスケットカウントをきめたり、ねちっこいディフェンスで2スティールを記録したりと充分すぎる活躍をしています。
オルドリッチ・・・シュートこそきめられませんでしたが、6分で4リバウンド1ブロックと出場時間に見合った活躍はしています。
ジャクソン・・・お久しぶりです。フィッシャー加入後めっきり見なくなってしまいましたが、この試合ではFGを3本放っています。2アシストは評価ポイント。








ということで勝利したサンダーは今からミネソタに飛び連戦となります。
まあ妥当にいけばラブもルビオもいないウルブズにアウェーだろうと負けないとは思いますが、決して気を抜くことだけはしないで臨んで欲しいですね。
サンダーとしてハーデンの怪我がどれほどのものなのか、心配なところです。



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