
評定10段階中9
【スタッツ&成果】
52試合出場
29.7分/試合
14.0得点/試合
3.6リバウンド/試合
1.7アシスト/試合
0.9スティール/試合
0.4ブロック/試合
FG 38.7%
FT 74.4%
3P 34.3%
プレイオフにてハーデンへの徹底マーク、2wayからの本契約と何かと話題になり、ドート自身も順風満帆なシーズンとなったのが昨シーズン。
今シーズンもしっかりと先発として登場したドート。
昨シーズンはあくまでブレイクしたもののロールプレイヤーの域に留まっていましたが、今シーズンは主力の1人として持ち前のディフェンス力だけでなくオフェンス面でも大きな成長を見せました。
純粋にシュートの試投数が増えたこともあり、平均得点は2倍以上も増加。
更には勝利に直接結びつくビッグプレイも飛び出し、ロールプレイヤーから主力へのランクアップを果たしたのでした。
2月24日のスパーズ戦。
98-98の同点で迎えたラスト3秒。
ブザーと同時にドートの3Pがきまり、サンダー勝利。
ドートは自身初のブザービーターで勝利をきめました。
3月21日のロケッツ戦。
4Q残り9秒で決まれば逆転となるウォールのレイアップをドートが値千金のブロック。
結果的にサンダーは114-112で勝利。
3月31日ワクチン接種当日。
チームメイトのSGAが注射をする際、腕を握らせて安心させました。
また、敗戦はしてしまいましたが、個人記録を塗り替えたのが4月13日のジャズ戦。
ドートは7本3P含む16本のシュートを成功させキャリアハイの42得点を記録。
これは過去30年で40得点以上を記録したリーグ5人目の選手となり、21歳で40得点を記録したチーム史上2番目の選手となりました。
オフェンス面、総じてのびのびとプレイしている一方でやはり弱点がないわけではありません。
ガチムチの体系に似合わない俊敏なドライブをすることができるのですが、フィニッシュ時に無駄にボールをこねくり回してボールを失ったりシュートミスになったりという場面が多くありました。
見た目通りのフィジカルの強さを持っているので、ある程度コンタクトがあってもストレートにレイアップなりダンクに行ってしまった方が結果的にシュートファールももらえてオフェンス効率はだいぶ良くなることでしょう。
確率34.3%で終わった3Pについて。
シーズン前半は比較的好調でしたが、シーズン中盤から終盤にかけて徐々に確率が悪くなっていってしまいました。
大抵その試合の1本目の3Pは決まるのですが、それ以降が続きません。
それでも昨シーズンよりも5%程確率が上がっているので、成長は見られました。
欲を言えば40%に乗れば万々歳です。
持ち前のディフェンス力について。
リーグで見てもチームディフェンス、対人ディフェンスともにトップクラスですが、特に今シーズン目を引いたのは対人ディフェンス。
ドートにマークされた選手が気の毒になるくらい徹底したもので、マークマンだけでなく後ろからやってくるスクリーナーの動きをも予見しながら動いています。
また、今シーズンはディフェンスの際、スクリーナーとマークマンの間を無理に空けて入ろうとするのでなく、わざと若干スクリーンにかかったふりをすることで、スクリーナーのオフェンスファールを引き出す技術を身につけました。
加えてドライブしてきた相手のコースの真正面に入りテイクチャージも量産。
結果的にオフェンスファールを引き出した回数はリーグ1位でした。
シーズン中盤に脳震盪の為7試合欠場。
それ以降は念の為大事を取って、そしてチーム事情も重なり3試合に1試合を欠場する徹底したチームによるマネジメント対象となっていました。
2way契約あがりながら、SGA、ベイズリーと並ぶれっきとしたサンダーの主力メンバーです。
出場試合が懸念点ではありますが、オールディフェンシブチームに入ってもおかしくありません。
一応記載しておきますが、今シーズンドートのサラリーは2巡目指名のマレドンよりも低くなっています。
相変わらず最高のコスパ。
シュート確率に難ありですが、それ以外はオール満点。
評定9となります。
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