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オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

12-13 Orlando Magic

2012年10月27日 | 2012-13 シーズン展望
昨シーズン成績 37勝29敗

ロスター
PG ジャミーア・ネルソン/イスマエル・スミス/(アーモン・ジョンソン)
SG アーロン・アフラロ/JJ・レディック/(イートワン・ムーア)/クエンティン・リチャードソン/(クリス・ジョンソン)
SF ヒドゥー・ターコルー/モー・ホークレス/(デカーン・ジョーンズ)/クリスチャン・アイエンガ
PF グレン・デイビス/アル・ハリントン/ジョシュ・マクロバーツ/アンドリュー・ニコルソン/(ジャスティン・ハーパー)
C ニコラ・ブセビッチ/グスタヴォ・アヨン/カイル・オクィン

HC ジャック・ボーン

青字=移籍してきた選手
赤字=ルーキー
緑字=再契約
()の選手は保証無し

OUT
ドワイト・ハワード→レイカーズへ
クリス・デュホン→レイカーズへ
アール・クラーク→レイカーズへ
ライアン・アンダーソン→ホーネッツへ
ジェイソン・リチャードソン→76ers
ヴォン・ウェイファー→中国リーグへ
ダニエル・オートン→サンダーへ
デアンドレ・リギンス→サンダーへ


4年前にはファイナルにまで進出したチームも、とうとう再建の時期がやってきたようです。それも徹底的なまでに。
マジックは昨シーズン、プレーオフには進出したものの2年連続1stラウンド敗退となってしまい、それを受け早速HC、GMを解雇。
そしてすぐさま今後のマジックを建て直していくに相応しい人材として、30歳のロブ・ヘニガンをサンダーから引き抜き、GMの座に座らせたんですね。
で、このヘニガンという人物"やるならとことんやる"という再建にはうってつけの人材でして、この人を中心に今オフのマジックはアグレッシブな動きをしていったのです。

先ずは、早速昨シーズンのMIPであるアンダーソンをNBA経験たった1年のビッグマンアヨンとトレード。
目的としては、再建にあたって若手をロスターに加えるというのもあるかもしれませんが、一番はやはりサラリー面でのことだと思います。
このトレードでマジックは一方的にアンダーソンを失うのではなく、ある程度の戦力を維持しつつのサラリーカットを達成したのですから。
そして、この時点で既にマジックの大改革は始まっていたのでした。

迎えた8月10日、1年以上に亘って様々な噂で周囲を翻弄しまくっていた通称「ドワイトメア」に終止符を打ったのです。
長年チームの顔として、またリーグNo.1センターとして君臨していたドワイト・ハワードの放出をマジックは決めたんですね。
代わりとしてチームにやってきた面々を見る限り、それは明らかな将来への一歩だったのです。

こうしてロスターに大きな変化をもたらしたマジックだったのですが、一方で意外や意外ハワードと共に長年チームを引っ張ってきたネルソンとは再契約を果たしているのです。
それも3年/25.2milと中々の値段でですよ。
これには個人的ながらびっくりしましたね。
再建の流れでハワード共々マジックからいなくなってしまうものだとばかり思っていましたから。
逆にマジックは、同じPGのイスマエル・スミスとも再契約を果たしており、こちらはむしろ値段も安く期待の成長株とのことでしょうから良いと思いますけどね。

今後マジックとしては、ターコルー、クエンティン・リチャードソン、グレン・デイビス、そしてトレードでやってきたアル・ハリントン辺りの放出を検討していくものと思われます。
ですので、決してこれで再建が終わったわけではありません。
下手したら、シーズン中ネルソンのトレードまであるかもしれませんしね。

今オフ終盤には、ジャック・ボーンをHCとして招聘し、準備は万端。
とは言っても、とにかくどこまでも負けが込むシーズンになることが予想されます。
なんたって、最優秀守備選手賞を2度も受賞しリバウンド王やブロック王を取ったハワード、昨シーズンMIP受賞のアンダーソンを同時に手放しているのです。
そりゃもう勝てなくて当然ですよね。
しかし同時に、再建へ切り替えた最初のシーズンであり、それはマジックとしても重々分かりきっていることなのでしょう。
狙っていたのかは定かではありませんがボーンHC、ヘニガンGM共に、実はあのスパーズに所属したいた人物なので、少なくともここから間違いを犯すとは考えにくいですし、そういった意味では再建ながら間違った方向には転ばないと予想出来ますしね。

今シーズンは、再契約のネルソンは除き昨シーズン主力だったターコルーやデイビスよりもトレードでやってきたアフラロやアヨン、ブセビッチ、または新人のニコルソンやホークレスを中心にチームを回していくことになりそうです。
チーム状況的に、どんなに小さな成長株もロスターに残しておきたいところですからね。
従ってそういった意味でのスミスとの再契約であり、今後はムーアやデカーン・ジョーンズといったラインも普通にロスターに残ってくるかもしれません。
レディックは微妙なラインですね。

少なくとも今シーズンは、昨シーズンのボブキャッツ並みに負けても全く驚きません。
むしろ下手に勝ってしまうよりかはよっぽどマシですしね。
これでドラフト上位指名が獲得できればマジックとしては良いのですから。
若手の成長以前に有望な若手の発掘、ロスターの整理がメインとなるシーズンになるでしょう。


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