【2018年8月12(日)~13日(月)】
日本200名山を登り続けていく上で完登を目指すのならば避けては通れない難関と呼ばれる山がいくつかあります。
その内のひとつが北海道は日高山脈にある『カムイエクウチカウシ山』
アイヌの言葉で『熊も崖から転げ落ちる山』って意味らしいです。
つまりそれほど急峻だということでしょうね。
通称『カムエク』(以後はこの呼び名で)
カムエクは100名山、200名山のみならず300名山の中でも最難関とも呼ばれています。
201~300名山については殆ど知らないのでそれは定かではありませんが………
カムエクの名を一躍世に知らしめたのは
『福岡大ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件』
昭和45年、福岡大学5人パーティーが偶然遭遇したヒグマに奪われたザックを取り戻してしまったことがきっかけで執拗に付きまとわれ、最終的には3人がその犠牲になってしまったという悲しい事件の舞台がこの『カムエク』なのです。
(有名な話なので関心を持たれた方はネットででも調べてみてください)
そして難関たる所以は
・渡渉(河を渡ること)あり
・標識なし(ピンクテープの目印のみ)
・宿泊施設なしなのでテント必携
・林道歩きを加えると往復30km以上のロングルート
という条件があることなのです。
前置きの段階で気軽に行ける山ではないと分かってもらえたでしょうか(笑)
そのロングルートを日帰りする猛者もいますが、俺に日帰りはとても無理です(・・;)
色々と好条件が重ならないと登れないという運も必要になってくるこのカムエク。
飛行機やレンタカーなどを手配したあとは天気が良いことを祈るだけ!
ってのが、前置き。
今回は運も味方してくれて、週間予報を見ると俺が北海道へ向かう日曜の直前に雨が降るけど、あまり降る予報ではない。
とりあえず行ってみることに決めました!
でも不安だけはなかなか消えないんだけどねf(^_^;
カムエクのブログについては後に登られる方の参考に少しでもなれれば、ということでいつも以上に詳細を載せる様にしますので、長文になります。
悪しからず………
【2018年8月12日(日)】
羽田空港の駐車場がお盆時期によるあまりの混雑のため、駐車場で前泊したけど、なんとか飛行機に搭乗。
空の上は良い天気なんだけどねー
帯広空港周辺はけっこー曇ってます
6月の石狩岳以来♪
ただいまー、とか言っちゃって(笑)
今回、『トヨタレンタカー』にて車をレンタルしたのですが、同じ敷地内にある『ニッポンレンタカー』の営業所にてガス缶は購入出来ます。
俺はプリムス。メーカーの名前は分からないけど、緑のガス缶も販売してました。
ただプリムスのノーマルガス缶は売り切れで、パワーガス缶しか在庫がなかったのは残念f(^_^;
まー、しゃーないっす。
続いて帯広駅前のレンタサイクルにて折り畳み自転車を調達♪
実は少し前のヤマレコにて長い林道歩きをレンタサイクルでクリアしたって記事を見かけたのです。
同じことを考えてる人は他に何人もいて、『とかっちゃ』というレンタル施設の折り畳み自転車(たぶん5台かな)は全てカムエクに行く人で貸し出されてました(笑)
皆さん、ネットを見ていて、考えることは同じー( ̄▽ ̄;)
なんとか最後の1台を借りれました♪
準備万端
とはいえ
『よし行くぞ!』って気持ちと『あー、大丈夫かなー』って気持ちが半分半分………
晴れ間も広がり、のどかな風景が広がっています
ナビでは施設を調べるよりも中札内村の『札内ダム』の脇を走る道道(どうどう・こっちでいうとこの県道のことね)をセットしてください。
札内ダムへ向かう道道はずっとアスファルトの走りやすい道です。
いよいよ憧れの山への入り口まで来ました
下見に来たのは6月末。
あの時は恐らく入山者もいなかったろーから、路駐は皆無。
でも夏山シーズン真っ只中の今日の路駐は15台くらい(数えてはいない)
んー、写真ではかなり分かりづらいけど、ゲートの左下がそれなりに大きく開いています。
そこをチャリをくぐらせ、自分もくぐります。
拡大写真、撮っとけば良かったねf(^_^;
では折り畳み自転車に乗って出発です(^ー^)
ダムゲート
11:58 発
折り畳み自転車は可変式(6段変速)なので、めちゃめちゃ楽です♪
最初から真っ暗なトンネルを潜るので、予めヘッデンは用意しておいた方がベター。
自転車のライトでは暗いです。
トンネルは10もないけど、それに近いくらいは潜ります。
アスファルトではあるものの、少し上り勾配。
変速式なのでかなり楽です♪
札内ヒュッテ
12:13通過
本来はこちらにあるヒュッテゲートまで車で来れます。
恐らく来年はここまで来れると思いますが、絶対とは言えません………
俺は気付かずに出し忘れましたが、登山届けはこちらのヒュッテ下にあります。 ←帰りに見かけた
ヒュッテを過ぎたとこで女性二人が休憩していたので少しお話。
お二人は『コイカクシュサツナイ岳』に登られた、とのこと。
略名『コイカク』の先には憧れの『1839峰』があります。
だからいつかはコイカクにも登ってみたい、と夢を見ていますf(^_^;
その『コイカクシュサツナイ岳登山口』は、やけに立派な看板あり(笑)
12:18
に通過しましたが、3分くらいは自転車を停めて話をしていたので、実際には札内ヒュッテから自転車で2分も走れば入り口があります。
もしヒュッテまで車で来れるなら、コイカク入り口は歩いても10分弱だと思います。
さてコイカク登山口を見送り、林道を進みます。
その先に更にゲートがあるのですが、そこからの道は99%はダート道。
ここからね↓
12:20 通過
橋が崩れてます
12:37 通過
左に巻き道あり
かなり大きな石が転がっているので、折り畳み自転車、あるいはママチャリでは下りて押した方が無難だと思います。
こんなとこでパンクしたら堪ったもんじゃない(・・;)
レコにもよく出てくる『滝見橋』
12:43 通過
奥に滝のあとが見えるけど枯れてます
何故こんなに立派な道路、立派な橋があるのか
その理由は………
こういう馬鹿げた計画があったんですね。
540億円も使っておきながら、途中で中止するとはいい加減過ぎる。
自然をこんなに破壊しておきながら、また税金をこんなに無駄に使ってなにを考えていたのか………
テトラポット?
12:45 通過
七の沢雨量観測所
12:58 着
観測所の周辺が広場になっており、大体ここに皆さんチャリを置いてます。
俺も皆さんに習ってここら辺に駐車
しかし他の方のレコで見る様に、広い川原などどこにも見当たらない。
右を見るとピンクテープ(以降、ピンテ)があるんだけど………
結論としてはこのピンテはフェイクです。たぶん作業用かなにか。
10分くらいさ迷いましたf(^_^;
正解は林道をまだ真っ直ぐに進みます。
200mも進むと広い川原が見えてきました。
今度こそ着いたー♪
七の沢出合い
13:16 着
このカムエクのながーい行程において唯一の標識f(^_^;
登山口ではなく入口
そう、まだ登山口ですらない。
こっから渡渉。心して掛かる。
一休みして、すねガードを装着。
(車からずっと沢靴は履いてました)
準備はOK♪
13:30 発
いきなり渡渉だけどだいたい膝下くらいなので、ここは楽チン
水量は少ないし、流れも穏やかなのであまり緊張もしていない(笑)
ピンテはこんな感じで付いてます
俺が登った時のイメージとしては広い川原においてピンテは100メートルに一つあるかないか、たまに対岸にあったりするのでその際は渡渉する。
↓或いは右岸を歩いていて、これ以上は歩きづらいと思ったら
左岸へ渡る。
と、ピンテがなくとも自分で渡渉点を決めても良いです。
歩きやすいところは人によって違うので、自分で歩きやすい場所を選んでください。
また巻き道の入り口には一つもしくは二つも三つもピンテあり。
巻き道はほぼ笹が生えているけど、踏みあと明瞭。
一ヶ所だけ巻き道を歩いていて行きも帰りも踏みあとが分からなくなった場所がありました。
まー、巻き道で分からなくなっても、札内川本流に沿って歩いてれば、その内ピンテは見つかります。
ただ事はそんなに簡単な物ではありません。
俺もイメージとしては幌尻岳での沢登りを想像していたのですが、札内川は川原の端から端まで広い所で100m以上もあるところがありますよ( ̄▽ ̄;)
たまに本流以外に支流もありますのでピンテ確認はしっかりした方が良いですし、俺は目印がないと不安になってしまう人なので、歩いてもピンテが見つからなければその前にピンテを見つけた所まで戻ったりしましたf(^_^;
でも一緒に下山したNさんとFさんはピンテをあまり気にせず一度も巻き道を使わずに川原沿いに歩いて山頂まで登られたそうです。
札内川本流から八の沢へ入ります
水量は一気に減ります。支流なのでね。
テント場は沢から一段上がった奥まった場所にあります。
14:47 着
目印は黄色いテープがテント場入り口にあり(写真真ん中の木に巻いてあります)。
テント場は8張りまで張れます。
この日はちょうど8張り。セーフ(; ̄ー ̄A
テント張る場所がなかったらどーしよーかと思ったf(^_^;
テント設営してもやることないから、とりあえず夕飯。
アルファ米の白米にやきとりを混ぜただけだけど、意外に美味しい
夕食あと、東京からいらした婦人お二人、北海道のガイドさん二人と談笑♪
婦人お二人はもう72歳(@_@;)
ガイドさんを頼んでるとはいえ、その歳でカムエクに登ろうと思うだけでもスゴい(^ー^)
ガイドさんからは色々と教えてもらいました。
『昨日、雨が降った割りには渡渉も水位が少なくて楽でしたよね♪』
と話したところ、
日高山脈では最近まとまった雨が降っていないので、山が(内面的に)水を蓄えていない。
でも大雨とは言わなくとも、一度蓄えられた水が雨の時に吐き出されると、2~3日はホントに水位が下がらないので、その時に入山するのはホントに危険だと言われました。
他に俺が登りたいと思ってる山のこととかねー(´ー`)σ
あとはね、ヒグマさん。
カールにヒグマは一匹は必ずいるそうです。
ハイマツだらけの稜線と違ってカールは高山植物がたくさんあって快適なんでしょーねー、って仰ってました。
食事も終わったしテントでうとうとしていたら、17時に5人か6人パーティーが下りてきて、無事に登頂出来たけどこちらの方々は12時間も掛かったそう。
しかもまだ3人(2パーティー)が下りてきてないと(゜ロ゜;
そのうち18時半か19時頃になると親子二人が下りてきたけど(お父さんが沢靴で足がふやけてマメが剥けて、歩くのも辛かったらしい)、あと一人が下りてこない………
っても、もう眠くて親子さんの出迎えも出来なかったけどf(^_^;
あと一人、単独行の人は大丈夫かな………
明日が正念場なので、今日は早め(18時過ぎ)に休みます。
下界じゃ18時に寝るとか考えられないけどね(笑)
おやすみなさい(^ー^)
(初日、おわり。二日目に続く)
日本200名山を登り続けていく上で完登を目指すのならば避けては通れない難関と呼ばれる山がいくつかあります。
その内のひとつが北海道は日高山脈にある『カムイエクウチカウシ山』
アイヌの言葉で『熊も崖から転げ落ちる山』って意味らしいです。
つまりそれほど急峻だということでしょうね。
通称『カムエク』(以後はこの呼び名で)
カムエクは100名山、200名山のみならず300名山の中でも最難関とも呼ばれています。
201~300名山については殆ど知らないのでそれは定かではありませんが………
カムエクの名を一躍世に知らしめたのは
『福岡大ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件』
昭和45年、福岡大学5人パーティーが偶然遭遇したヒグマに奪われたザックを取り戻してしまったことがきっかけで執拗に付きまとわれ、最終的には3人がその犠牲になってしまったという悲しい事件の舞台がこの『カムエク』なのです。
(有名な話なので関心を持たれた方はネットででも調べてみてください)
そして難関たる所以は
・渡渉(河を渡ること)あり
・標識なし(ピンクテープの目印のみ)
・宿泊施設なしなのでテント必携
・林道歩きを加えると往復30km以上のロングルート
という条件があることなのです。
前置きの段階で気軽に行ける山ではないと分かってもらえたでしょうか(笑)
そのロングルートを日帰りする猛者もいますが、俺に日帰りはとても無理です(・・;)
色々と好条件が重ならないと登れないという運も必要になってくるこのカムエク。
飛行機やレンタカーなどを手配したあとは天気が良いことを祈るだけ!
ってのが、前置き。
今回は運も味方してくれて、週間予報を見ると俺が北海道へ向かう日曜の直前に雨が降るけど、あまり降る予報ではない。
とりあえず行ってみることに決めました!
でも不安だけはなかなか消えないんだけどねf(^_^;
カムエクのブログについては後に登られる方の参考に少しでもなれれば、ということでいつも以上に詳細を載せる様にしますので、長文になります。
悪しからず………
【2018年8月12日(日)】
羽田空港の駐車場がお盆時期によるあまりの混雑のため、駐車場で前泊したけど、なんとか飛行機に搭乗。
空の上は良い天気なんだけどねー
帯広空港周辺はけっこー曇ってます
6月の石狩岳以来♪
ただいまー、とか言っちゃって(笑)
今回、『トヨタレンタカー』にて車をレンタルしたのですが、同じ敷地内にある『ニッポンレンタカー』の営業所にてガス缶は購入出来ます。
俺はプリムス。メーカーの名前は分からないけど、緑のガス缶も販売してました。
ただプリムスのノーマルガス缶は売り切れで、パワーガス缶しか在庫がなかったのは残念f(^_^;
まー、しゃーないっす。
続いて帯広駅前のレンタサイクルにて折り畳み自転車を調達♪
実は少し前のヤマレコにて長い林道歩きをレンタサイクルでクリアしたって記事を見かけたのです。
同じことを考えてる人は他に何人もいて、『とかっちゃ』というレンタル施設の折り畳み自転車(たぶん5台かな)は全てカムエクに行く人で貸し出されてました(笑)
皆さん、ネットを見ていて、考えることは同じー( ̄▽ ̄;)
なんとか最後の1台を借りれました♪
準備万端
とはいえ
『よし行くぞ!』って気持ちと『あー、大丈夫かなー』って気持ちが半分半分………
晴れ間も広がり、のどかな風景が広がっています
ナビでは施設を調べるよりも中札内村の『札内ダム』の脇を走る道道(どうどう・こっちでいうとこの県道のことね)をセットしてください。
札内ダムへ向かう道道はずっとアスファルトの走りやすい道です。
いよいよ憧れの山への入り口まで来ました
下見に来たのは6月末。
あの時は恐らく入山者もいなかったろーから、路駐は皆無。
でも夏山シーズン真っ只中の今日の路駐は15台くらい(数えてはいない)
んー、写真ではかなり分かりづらいけど、ゲートの左下がそれなりに大きく開いています。
そこをチャリをくぐらせ、自分もくぐります。
拡大写真、撮っとけば良かったねf(^_^;
では折り畳み自転車に乗って出発です(^ー^)
ダムゲート
11:58 発
折り畳み自転車は可変式(6段変速)なので、めちゃめちゃ楽です♪
最初から真っ暗なトンネルを潜るので、予めヘッデンは用意しておいた方がベター。
自転車のライトでは暗いです。
トンネルは10もないけど、それに近いくらいは潜ります。
アスファルトではあるものの、少し上り勾配。
変速式なのでかなり楽です♪
札内ヒュッテ
12:13通過
本来はこちらにあるヒュッテゲートまで車で来れます。
恐らく来年はここまで来れると思いますが、絶対とは言えません………
俺は気付かずに出し忘れましたが、登山届けはこちらのヒュッテ下にあります。 ←帰りに見かけた
ヒュッテを過ぎたとこで女性二人が休憩していたので少しお話。
お二人は『コイカクシュサツナイ岳』に登られた、とのこと。
略名『コイカク』の先には憧れの『1839峰』があります。
だからいつかはコイカクにも登ってみたい、と夢を見ていますf(^_^;
その『コイカクシュサツナイ岳登山口』は、やけに立派な看板あり(笑)
12:18
に通過しましたが、3分くらいは自転車を停めて話をしていたので、実際には札内ヒュッテから自転車で2分も走れば入り口があります。
もしヒュッテまで車で来れるなら、コイカク入り口は歩いても10分弱だと思います。
さてコイカク登山口を見送り、林道を進みます。
その先に更にゲートがあるのですが、そこからの道は99%はダート道。
ここからね↓
12:20 通過
橋が崩れてます
12:37 通過
左に巻き道あり
かなり大きな石が転がっているので、折り畳み自転車、あるいはママチャリでは下りて押した方が無難だと思います。
こんなとこでパンクしたら堪ったもんじゃない(・・;)
レコにもよく出てくる『滝見橋』
12:43 通過
奥に滝のあとが見えるけど枯れてます
何故こんなに立派な道路、立派な橋があるのか
その理由は………
こういう馬鹿げた計画があったんですね。
540億円も使っておきながら、途中で中止するとはいい加減過ぎる。
自然をこんなに破壊しておきながら、また税金をこんなに無駄に使ってなにを考えていたのか………
テトラポット?
12:45 通過
七の沢雨量観測所
12:58 着
観測所の周辺が広場になっており、大体ここに皆さんチャリを置いてます。
俺も皆さんに習ってここら辺に駐車
しかし他の方のレコで見る様に、広い川原などどこにも見当たらない。
右を見るとピンクテープ(以降、ピンテ)があるんだけど………
結論としてはこのピンテはフェイクです。たぶん作業用かなにか。
10分くらいさ迷いましたf(^_^;
正解は林道をまだ真っ直ぐに進みます。
200mも進むと広い川原が見えてきました。
今度こそ着いたー♪
七の沢出合い
13:16 着
このカムエクのながーい行程において唯一の標識f(^_^;
登山口ではなく入口
そう、まだ登山口ですらない。
こっから渡渉。心して掛かる。
一休みして、すねガードを装着。
(車からずっと沢靴は履いてました)
準備はOK♪
13:30 発
いきなり渡渉だけどだいたい膝下くらいなので、ここは楽チン
水量は少ないし、流れも穏やかなのであまり緊張もしていない(笑)
ピンテはこんな感じで付いてます
俺が登った時のイメージとしては広い川原においてピンテは100メートルに一つあるかないか、たまに対岸にあったりするのでその際は渡渉する。
↓或いは右岸を歩いていて、これ以上は歩きづらいと思ったら
左岸へ渡る。
と、ピンテがなくとも自分で渡渉点を決めても良いです。
歩きやすいところは人によって違うので、自分で歩きやすい場所を選んでください。
また巻き道の入り口には一つもしくは二つも三つもピンテあり。
巻き道はほぼ笹が生えているけど、踏みあと明瞭。
一ヶ所だけ巻き道を歩いていて行きも帰りも踏みあとが分からなくなった場所がありました。
まー、巻き道で分からなくなっても、札内川本流に沿って歩いてれば、その内ピンテは見つかります。
ただ事はそんなに簡単な物ではありません。
俺もイメージとしては幌尻岳での沢登りを想像していたのですが、札内川は川原の端から端まで広い所で100m以上もあるところがありますよ( ̄▽ ̄;)
たまに本流以外に支流もありますのでピンテ確認はしっかりした方が良いですし、俺は目印がないと不安になってしまう人なので、歩いてもピンテが見つからなければその前にピンテを見つけた所まで戻ったりしましたf(^_^;
でも一緒に下山したNさんとFさんはピンテをあまり気にせず一度も巻き道を使わずに川原沿いに歩いて山頂まで登られたそうです。
札内川本流から八の沢へ入ります
水量は一気に減ります。支流なのでね。
テント場は沢から一段上がった奥まった場所にあります。
14:47 着
目印は黄色いテープがテント場入り口にあり(写真真ん中の木に巻いてあります)。
テント場は8張りまで張れます。
この日はちょうど8張り。セーフ(; ̄ー ̄A
テント張る場所がなかったらどーしよーかと思ったf(^_^;
テント設営してもやることないから、とりあえず夕飯。
アルファ米の白米にやきとりを混ぜただけだけど、意外に美味しい
夕食あと、東京からいらした婦人お二人、北海道のガイドさん二人と談笑♪
婦人お二人はもう72歳(@_@;)
ガイドさんを頼んでるとはいえ、その歳でカムエクに登ろうと思うだけでもスゴい(^ー^)
ガイドさんからは色々と教えてもらいました。
『昨日、雨が降った割りには渡渉も水位が少なくて楽でしたよね♪』
と話したところ、
日高山脈では最近まとまった雨が降っていないので、山が(内面的に)水を蓄えていない。
でも大雨とは言わなくとも、一度蓄えられた水が雨の時に吐き出されると、2~3日はホントに水位が下がらないので、その時に入山するのはホントに危険だと言われました。
他に俺が登りたいと思ってる山のこととかねー(´ー`)σ
あとはね、ヒグマさん。
カールにヒグマは一匹は必ずいるそうです。
ハイマツだらけの稜線と違ってカールは高山植物がたくさんあって快適なんでしょーねー、って仰ってました。
食事も終わったしテントでうとうとしていたら、17時に5人か6人パーティーが下りてきて、無事に登頂出来たけどこちらの方々は12時間も掛かったそう。
しかもまだ3人(2パーティー)が下りてきてないと(゜ロ゜;
そのうち18時半か19時頃になると親子二人が下りてきたけど(お父さんが沢靴で足がふやけてマメが剥けて、歩くのも辛かったらしい)、あと一人が下りてこない………
っても、もう眠くて親子さんの出迎えも出来なかったけどf(^_^;
あと一人、単独行の人は大丈夫かな………
明日が正念場なので、今日は早め(18時過ぎ)に休みます。
下界じゃ18時に寝るとか考えられないけどね(笑)
おやすみなさい(^ー^)
(初日、おわり。二日目に続く)
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