智(さと)うららです。自分流の~~一人言

日記もどきなエッセイです。

いつか見たテレビ番組より・・・「戦争はアカン」

2015-09-30 00:05:48 | 日記
週末なのに好きなサスペンスもなく 新聞の番組欄を見ると
「文枝さん69年ぶりに父と再会と 書いていた。「新婚さん~」もよく見てる。

馴染み深い文枝さんに なにがあったんやろう、、、

文枝さんのお父さんが亡くなってから お母さんは父方と一切縁を切り家を出た
そうで 手元には写真すらなかったらしい。ソロバンが好きで頭が良く 落語が好き
なお父さんは 身体が弱かったので戦場に行くことは 免除された。戦争間もない頃は

やがて そんな人間もかり出され 多くの人間を不幸にしたのが 戦争だ。
文枝さんが産まれて 11ヶ月だったそうだ。

出征の日 玄関で撮られた家族の写真には 心配そうに曇り顔のお母さんと
空元気で笑ってるお父さんと 身内の背中にオンブされてる文枝さんがいた。
この時代を生きた方々の 悲しい現実が「そこ」に残っている気がした。

お母さんは[いつか天皇陛下の前に出ても恥ずかしくない人間になるように]
と 厳しく文枝さんを育てられたそうだ。
園遊会で天皇陛下と談笑する文枝さんの映像がながれ 私は胸がいっぱいに
なった。
お母さんの眼にはきっと この日の文枝さんが見えていたのだろうな~😢😢
母の愛の深さを思いしらされた。

文枝さんが芸能人として売れ出した頃 お母さんは父方の実家のお墓に報告に
行くが お父さんのお墓はなく のちにお母さんが建てられた。

それから この番組の企画で調べたところ 大阪城の側に戦死された方々のお墓
発見!そこにお父さんの遺骨も 見つけることができたのだ。テレビすごい⤴⤴

大きな大きな納骨堂に スーツ姿の文枝さんが招かれた。
そして 一つの棚の骨壷を手渡された。骨壷を抱きしめ 文枝さんは泣き崩れた。
実に 69年ぶりの対面・・・

戦争がなければ 幸せな新婚家庭がバラバラに こわされることもなかった。
毎日家族が集い 物がない時代でも 明るく生きれたかも知れないのに・・・

平和の有り難さを あらためて感謝した。