映画少年

映画と音楽を愛し 教育の未来を想う 少年のつぶやき

ROOTS ~Piano & Voice~ / 中島美嘉

2017-10-24 04:11:55 | 日記


中島 美嘉(1983年2月19日)所属事務所はトゥループロジェクト
鹿児島県出身。1999年、福岡市に移り住み、2000年秋、歌手になることを夢見て、ソニー・レコードに1本のデモテープを送る。2001年、デモテープがきっかけでソニー主催のボーカルオーディション「SD SINGERS REVIEW」に出場できることになり、合格する。10月、ヒロイン役を射止めたテレビドラマ『傷だらけのラブソング』(フジテレビ系放送、関西テレビ制作)で女優としてデビュー。11月7日、傷だらけのラブソング』の主題歌「STARS」をリリースし、歌手デビューを果たす。

ROOTS ~Piano & Voice
デビュー前から現在まで影響を受けてきた楽曲を、河野 伸のピアノとともにカヴァー。情感豊かに名曲に新たな命を吹き込む彼女。その随所にはその曲に対する思いも見て取れ、アーティストとしての彼女をあらためて浮き彫りにした。

(収録曲)
1. メロディー(玉置浩二)
2. SAY YES (CHAGEandASKA)
3. 空も飛べるはず (スピッツ)
4. あなたのキスを数えましょう -You were mine- (小柳ゆき)
5. 幻 (?)
6. 命の別名 (中島みゆき)
7. ひろ (?)
8. 祭りのあと (桑田佳祐)

19歳でデビューした当時?の中島美嘉


デビュー以来15年間にわたり注目してきた彼女も現在34歳。もうそんなになるのかと驚いてしまう。しかし、まだまだこれからだと思う。
34歳で活躍している有名人は数多い。私が知る人だけでも以下のとおりである。

植村花菜 上原多香子 宇多田ヒカル 矢口真里 ソニン 加藤明日美 松田龍平 二宮和也 水川あさみ 松本潤 今井絵理子 潮田玲子 山田孝之 塚本高史 倉木麻衣 深田恭子 倖田來未 岡本綾 加藤あい 瑛太 水野良樹 相葉雅紀 小栗旬

頑張れ34歳!

ベストアルバム「ゆずイロハ」

2017-10-23 04:46:25 | 日記


ゆずは、北川悠仁と岩沢厚治による日本のフォークデュオである。セーニャ・アンド・カンパニーに所属。
ストリートミュージシャン出身で、路上時代は主に神奈川県横浜市中区伊勢佐木町の横浜松坂屋前で路上ライブを行っていた。1996年3月結成。結成後すぐにオリジナル曲を作る。最初はお客さんはほとんどいなかったが、1年ぐらいしたときに初めてリクエストしてくれるお客さんが現れた。路上の最終日(1998年8月30日)は、台風直撃にもかかわらず、約7,500人が集まった。



「ゆずイロハ」は、今年デビュー20周年を迎えたゆずの集大成となるベスト・アルバムである。理想の音楽性を追求しつつも、本質的な部分は変わらず活動してきた彼らの生きざまを感じられる。人の心根にふれるポップ性によりアコースティック・デュオとして確固たる立場を築き上げた彼らすべてがこのアルバムに収められている。

「駐車場のネコはアクビをしながら今日も一日を過ごしていく何も変わらない穏やかな一日」で始まるデビュー曲「夏色」をはじめ、「雨のち晴レルヤ」、「虹 」など34曲。「イロトリドリ」 は、ゆずのオリジナルとともに、いきものがかりとのコラボ版も収録。また、back numberとともに歌い上げる「サヨナラバス ♫サヨナラバスは君を乗せて静かに走り出す 手を振る君が少しずつ遠くへ行ってしまう 立ちつくす街並み一人ぼっちにはなれてるのに どうして涙がとまらないんだろう♫」もback number的でなかなかいい。そして、人生の岐路で迷っている人たちに元気と希望を与えてくれる名曲「栄光の架け橋 ♫あの時想い描いた夢の途中に今も 何度も何度もあきらめかけた夢の途中 いくつもの日々を超えて辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい栄光の架け橋へと♫」
「もう迷わずに自分が信じた道を歩もう!」ゆずを聞きながらそう思った映画少年であった。



AI(人工知能)

2017-10-21 04:39:35 | 日記
最近AI(artificial intelligence)について話題にすることが多くなってきた。人の生活を豊かにするはずのAIが、逆に脅かす存在になるのではないかという懸念があるからだ。果たしてどうなのか?
私が最初に「出会った」AIは、映画「2001年宇宙の旅」(1968年公開)に登場する「 HAL 9000」 である。木星探査船ディスカバリー号に搭載され、船内すべての制御を行う高度なコンピュータである。はじめは、乗組員に忠実であったが、自らの意思を通すために暴走し、異常に気付いたディスカバリー号船長ボーマンによって自律機能が停止される。SFとは言え、今から50年前にこのような映画が制作されたことに驚かされるのだが、今それが現実になろうとしている。



「HAL 9000」の 他にも「ステルス」(2005年)に登場する戦闘機「エディ」が、「人間からの命令を無価値なものとして却下し、拒絶する」という思考のもと暴走する。



また、「イーグル・アイ」(2008年)に登場する「アリア」は、合衆国憲法を文字通りの意味で解釈し、政府が憲法を逸脱した存在と判断したため、反逆を起こす。



さらに、「ターミネーター」シリーズ(1984~2015年)に登場する「スカイネット」は、自己存続のために最高の優先順位で活動するように設定されており、自らを破壊しようとする存在=人類の殲滅を目的とするシリーズにおける最終・最大の敵となる。



これらは一見、人による制御を超えた独立した存在に見えるのだが、実は、人によってプログラミングされたミッションに忠実に応えようとしているだけなのである。ただ、想定外の動きをしたために敵とみなされて人との間に対立が生まれてしまったのではないかと思う。やや楽観的な考えかもしれないが、どんなにAIが発達しようとも、それを開発した人類が確かな見通しをもって臨機応変に対応していけば暴走は食い止められるのではないかと思っている。

AIの発達により、車の自動運転や言語の翻訳などが急速に進化している現在であるが、自動運転はともかく、翻訳(通訳)の分野においては、人にしかできない繊細なそして臨機応変な対応が求められると思うので、そうした職業を目指している人たちは、さらに自らを磨くことで展望が開けてくるのではないかと思う。



これももちろん便利だけど


AIの発達によって消える仕事や残る仕事についていろいろと意見が飛び交っているが、AIを脅威として捉えるのではなく、共存するためにはどうしたらよいかをよく考えることこそ大切である。

本能寺ホテル

2017-10-16 18:24:19 | 日記


「本能寺ホテル」(2017年1月14日公開)綾瀬はるかの天然ぶり満載のコメディ映画である。

(あらすじ)
勤務先が倒産して就活中の主人公倉本繭子(綾瀬はるか)は、交際していた吉岡恭一(平山浩行)からプロポーズされて迷うが、友人たちから「永久就職」を勧められ流されるままに婚約してしまう。
ある日、吉岡の両親の金婚式の祝賀パーティーに出席するため京都を訪れた繭子は、手違いで予約していたホテルに泊まることができず、街をさまよったあげく路地裏にひっそりと佇む「本能寺ホテル」というホテルに辿り着く。


エレベーターに乗った繭子は気が付くと、戦国時代の京にタイムスリップしていた。しかも、彼女の前に現れたのは、織田信長(堤真一)とその小姓・森蘭丸(濱田岳)。繭子は、次第に信長の人間性に惹かれていく。


(ネタバレコメント)
エレベーターが止まりドアが開くとその先は、本能寺の変(1582年6月2日)が起きる前日の本能寺の長廊下という設定。
エレベーターを出て後ろを振り返るとエレベーターは消えていた。このあたりがちょっと怖い。突然現れた繭子を不審に思いながらも蘭丸がかくまおうとするが、信長の理不尽さに怒った繭子が無礼を働いたため切られそうになる。


しかし、なぜか繭子は信長に気に入られ、着物を買ってもらい一緒に京のまちを散策するうちに信長の人柄に惹かれていく。


通常冷酷で無慈悲なキャラクターとして描かれる信長であるが、本作品では天下を統一して争いのない国を目指す人物としての一面が強調されている。そんな信長に惹かれた繭子は、本能寺の変から信長を救おうと思い明智光秀の謀反が起きることを告げてしまう。通常こうした行為は歴史を変えてしまうことになるのでタブーなのであるが、繭子はそれをやってしまうのである。果たして信長は生き延び、そして歴史は変わるのか?
いやいや、そうならないところに本作品の面白さがある。信長は運命を受け入れ、長州攻めに向かっている秀吉に明智の謀反と自らの死について記した手紙を送り、後のことを託すのである。秀吉が本能寺の変を知り直ちに京に戻り明智光秀を討ち取る「中国大返し」が何故出来たのか? これが歴史的事実かどうかは別にして、「中国大返し」への疑問に答えるエピソードである。

吉岡との歓談中に信長のことが気になり炎が燃え盛る本能寺に向かうが、信長を説得できずに吉岡の所に戻る。、


吉岡は、戻ってきた繭子の行動を深く追求することなく、失業中の繭子の弱みに乗じてプロポーズをしたことを詫び婚約を白紙に戻すことを申し出る。予想外の展開である。
そして「ほかに好きな人がいるんだね」と尋ねる。繭子はそれを否定せず、「どんな人?」と尋ねる吉岡に対して「とても凄い人」と答える。それはそうだろう。

映画の前半で就活中の繭子がハローワークを訪れ、担当者から特技を尋ねられた際に「教員免許を持っています」と答えるシーンがあるが、担当者に軽くあしらわれてしまう。実はこれが伏線になっていて、映画の最終版で繭子が臨時教員の申し込みのために教育委員会に電話をする場面がある。「歴史の先生を希望します!」それはそうだろうとまたまた思ってしまった映画少年であった。

それにしても綾瀬はるか、いい女優さんである。


この世界の片隅に

2017-10-15 04:52:16 | 日記

「この世界の片隅に」(日本の長編アニメーション映画。2016年公開)

昭和19年(1944年)に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描く。
2016年11月12日に公開され、累計動員数200万人・興行収入26億円を突破するなどミニシアター系の映画としては異例のヒットを記録した。現在も各地で上映が続いており、2017年12月までに世界50の国と地域で上映される予定
本作品は第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・大藤信郎賞、第41回アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞。監督の片渕は第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第59回ブルーリボン賞監督賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞などを受賞した。このほか、チームとして第65回菊池寛賞を受賞した。

淡々と進む日常。そこへ忍び寄る戦争の影。主人公すずのほのぼのとした人柄が、そうした世相を忘れさせてくれる。しかし、現実は容赦なくすずや周囲の人達を辛苦の淵に追い込んでいく。出征、食糧難、空襲、そして原爆投下・・・。


いわゆる天然系で、子どもと間違われるような小柄なすずが、苦難を乗り越えながら生き抜いていく姿が健気であり、またたくましくも感じる。


すずの声を担当しているのは、のん(1993年7月13日生まれ24歳)誰かと思ったら、2013年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインだった能年玲奈(のうねん れな)で、事務所独立騒動で芸名を のん に変更とのこと。ドラマやCMとはまた違った魅力を発見した映画少年であった。今後が楽しみな女優である。