映画少年

映画と音楽を愛し 教育の未来を想う 少年のつぶやき

この世界の片隅に

2017-10-15 04:52:16 | 日記

「この世界の片隅に」(日本の長編アニメーション映画。2016年公開)

昭和19年(1944年)に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描く。
2016年11月12日に公開され、累計動員数200万人・興行収入26億円を突破するなどミニシアター系の映画としては異例のヒットを記録した。現在も各地で上映が続いており、2017年12月までに世界50の国と地域で上映される予定
本作品は第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・大藤信郎賞、第41回アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞。監督の片渕は第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第59回ブルーリボン賞監督賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞などを受賞した。このほか、チームとして第65回菊池寛賞を受賞した。

淡々と進む日常。そこへ忍び寄る戦争の影。主人公すずのほのぼのとした人柄が、そうした世相を忘れさせてくれる。しかし、現実は容赦なくすずや周囲の人達を辛苦の淵に追い込んでいく。出征、食糧難、空襲、そして原爆投下・・・。


いわゆる天然系で、子どもと間違われるような小柄なすずが、苦難を乗り越えながら生き抜いていく姿が健気であり、またたくましくも感じる。


すずの声を担当しているのは、のん(1993年7月13日生まれ24歳)誰かと思ったら、2013年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインだった能年玲奈(のうねん れな)で、事務所独立騒動で芸名を のん に変更とのこと。ドラマやCMとはまた違った魅力を発見した映画少年であった。今後が楽しみな女優である。