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森田一義アワー

2013-09-17 00:14:39 | 笑い
最近はなにやら「タモリ論」みたいなのが花盛りですがこちらの文章が非常に面白かったです。笑いってのは長々と語ってしまうと空虚になってしまうんですがこちらはタモリの言葉を多量に引用してるのが良いです。自分の意見はちょろっとだけという。タモリという化け物を記すにはこういう方法しかないのかもしれません。

「中高生時代、テレビを見てて巨泉がわかんない事を言っててそれに興味を持った。人間はわかんない事に興味を持つ」ってのは自分にも経験がありまして。それはビートたけしだったんですけど。たけしがパッと何かに突っ込んで周りの大人は笑ってるんだけどガキだった自分はキョトンとしてるという。悔しくてですね。「これをわかるようになりたい」って痛切に思ったものです。私は現在テレビを全く見ませんが今テレビに出てる人たちの中にこういう存在って今いるんですかね。中高生にとってとても貴重な存在だと思うんですが。ネットはこういった見上げる存在っていませんしね。全部同レベルの中でワイのワイのやってる感じがします。いい傾向じゃないですよね。

「哲学者タモリ」としての側面を見せてくれたのは1992年放送「講演大王」(私はこの番組の存在を知りませんでした)の中の一節。
「若者よ、しがらみを排除し実存のゼロ地点に立て」
しがらみなどというものは自己発見の場でなく自己喪失の場だ、と。だから講演のテーマが「私が各種行事に反対してる理由とソ連崩壊の関連性」なのであります。でも自分の周囲からしがらみを排除していくと引きこもりになってしまうと思うんですよね。引きこもりの経験って実は大事なのかもしれないですね。このタモリの回誰かネットにあげてくれないですかね。見たくて見たくてたまらないです。

つらつら読んでて思ったんです。ダウンタウンが出てくるくらいまで「お笑い」ってのは権威に噛み付く、みたいな側面があったんですよね。ふんぞり返ってる奴らに「馬鹿野郎」っていうような。それが大衆の喝采を浴びた時期があったんですけど今は「お笑い」自体が権威みたいになっちゃってるではないですか。バラエティ番組ばかり増えちゃって「あいつは笑いひとつ取れないダメなやつだ」みたいな。そうなると「笑い」自体が攻撃される対象になってしまうんですよね。2ちゃんとか見てると良くわかりますが。こういう逆転現象が起きてしまうと「お笑い」ってのはやりにくくてしょうがない。今のテレビのつまらなさってのはそういうところにも一因があるのかなあ、とそんなことをタモリ論から思ってしまいました。

どうでもいいこと

2013-07-03 17:45:42 | 笑い
その昔、ダウンタウンの浜田はなぜモリマンの種馬マンの事を「マ」にアクセントを置かず「ウルトラマン」みたいな平坦な発音で種馬マンを呼んでいたのか。松本は「種馬・マ↑ン↓」と呼んでいたのに。十数年経って疑問が湧いてきた。が多分解決はしない。悲しい。

憧憬

2012-12-12 03:21:22 | 笑い
本屋で表紙を見て「おっ」と思ったので購入。アマゾンもいいけどやっぱり本屋でのこういう偶然の出会い、みたいなのはいいものだ。基本的にこういうサブカルくさいニオイを出している雑誌は大嫌いなんだけどもダウンタウンを特集してるならしょうがない。クイックジャパンとやらは極まれにいい仕事をする。

中身は簡単に言うと「ダウンタウンすごいよね!」という内容w 周りにいる人間が語るダウンタウン、と松本、浜田、それぞれの独占インタビューといったもの。正直ピントはずれな事を書いたり語ったりしてた奴もいたけどもw かなり面白かった。自分は直撃世代なので「ほお~」と感心しながら読んだけども例えば今の20代前半の人間がこれを積極的に読むかといえばちょっと難しい感じはする。ダウンタウンを神様のようにあがめる世代って今の30~40代なんだよなあ。今でもテレビ界の王者として君臨するダウンタウンだけども若い奴らには「面白いおっちゃん」くらいの認識しかないんではないかとふと思う。それがちょっと悔しい。

「ダウンタウンDX」はスタッフが相当苦労して作ってる番組だという事実にびっくりさせられたし、

松本インタビューの中の
「天才は破綻してるというがそれはベタ。破綻しない方向に行きたい」
「下の世代で相当面白いやつらが出てきたら俺はそれを面白いと思えない気がする」

浜田インタビューの中の
「(自分がやってる司会業なんて)誰でもできますよ」
「(高須いわく)一人一人は優しいねん。だけど二人一緒になったら一番人に言われたくない事をガーッと言ってきよる」

という部分が印象に残った。二人一緒になったら瞬時にスイッチが入るんだろうなあ。

今まで散々笑わせてもらったから逆に笑って欲しいよなあ。俺はタレントじゃないし有名人でもないから笑わせる機会なんてあり得るはずもないんだがw あの二人に笑ってもらったら最高でしょう。うん、最高の気分でしょうねえ。


2点

2012-07-24 23:41:46 | 笑い
・タモリが27時間の最後に「団結、団結と言って、団結したんですけど、その分、国民からは離れたかもしれません」というような事を言ったらしいんだけど、これって番組のコンセプトを全否定する大変な発言なのではないだろうか。やりながら違和感を感じていたという事でしょう。「全編くだらない意味のない事でいいのに何でマラソンとか縄跳びとかちょこちょこ入れてんだろう」とでも思ってたんではないだろうか。テレビに対する国民の意識の変化を敏感に感じてる演者はタモリ以外にどれだけいるのかね。

それでも深夜のBIG3(ついさっき見たんだけど)は嬉しかったし、タモリのゴルフにまつわる「お前は松尾芭蕉か」の突っ込みがジワジワ来たので貼っておく。






・イチロー移籍。会社で上がりかけの時間に何気なくネットを開いたら「イチロー、ヤンキースへ」とあって「はああああああああああああああああああああ?」と思わず声が出た。いわゆる「アメリカでは良くあること」なのかもしれないが日本人の感覚からすると信じがたい。記者会見してすぐ試合ってどんだけとんとん拍子だよと。しかも相手が古巣って新手の嫌がらせかよと。とにもかくにも文化の違いってのはこれだけショッキングなものなのだなあ。

夏の風物詩

2012-07-22 07:18:40 | 笑い
フジの27時間はタモリだったんだな。今思い出した。27時間TVのピークはやはりたけしが助六の格好でさんまのレンジローバーをデストロイしていた時なのでここ数十年はどうでも良かったのだがタモリなら深夜帯は見ておくべきだったのかな。今見たら局アナのカラオケを縁側で茶をすすってるおじいちゃんみたいな表情で見ていたよ森田一義。どうか召されないように周りの人間は気をつけて欲しいものである。

そんな自分の長年の夢はテレフォンショッキングに出て「人間が他の動物と違って多種多様の性癖を持ってるのは何故か」という事を視聴者及び会場に見に来てる馬鹿ども徹底無視で森田さんとお話しさせていただく事である。長生きして欲しい。