新型インフルエンザ対策

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中国、鳥インフル大発生を隠蔽している疑い

2009年02月05日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
Telegraph.co.uk, United Kingdom  (英国) 中国、鳥インフル大発生を隠蔽している疑い

 中国の情報隠しの疑いがもたれたきっかけは、少なくとも21羽の鶏やアヒルを含む、鳥が香港の海岸に流れ着いたことからである。 
 香港政府は、死骸が見つかった地域の近くに家きん農場はないことから、、死骸が中国本土のパール・リバー三角地帯から流れてきた可能性が考えられ、中国当局にそれを確認をする予定であると発表した。
 1月だけで8人の発病者が中国で発生している。そのうち5人が死亡している。発症事例は広く中国内に広がっていて、感染家きんが食料供給システムの中に混入してしまった恐れが高まっている。
 江蘇省で感染した鶏が過酸化水素で漂白されて売られているという未確認の噂がある。12月には家きんで発生があり、30万羽の大量の鶏が殺処分されている。

 香港の鳥インフル専門家であるロ・ウイングロク氏は、”中国で何か恐ろしい事態が起きるのではないかと、警告している。鳥インフルが家きんの間で発生しているのは疑いのないことだが、中国政府は認めてはいない、とロ氏は語っている。
 国連のFAO(国連食糧農業機関)も、中国では鶏やアヒル、またはガチョウの間で鳥インフルが発生しているに違いないという見解を表明している。
 「ウイルスの感染が広がっているか、いくつかの大発生が起きているに違いない」と、FAOの鳥インフル上級技術顧問のビンセント・マーチン博士が語っている。
 「昨年よりも、発生数は多いはずだし、発生場所も広がっていると考えられる」、と同博士は語り、FAOは、江蘇省での発生以来、さらなる問題に関して中国当局から何も伝えられていないと、付け加えている。

 鳥インフルは人人感染は希にしか起こさないので、1月に発病した人々は感染した肉を食べたに違いない、と同氏は考えている。
 「農業省に(家きんにおける発生)疑い例がいくつか報告されている筈だ。これらの疑い例は陽性であったかも知れない」、と同氏は語っている。
 「我々は、全体的疫学的調査結果の中国当局からの提出を待っている」。

 WHOは、中国政府が情報を隠しているかについては、コメントすることを拒否した。
 中国は2003年のSARS発生の際に、正確な情報を開示しなかったことで広く世界から非難された。そのとき、広東省ではSARS発生を、香港に拡大するまでの半年間隠していた。

以上、出所は「海外報道抄訳集」
海外報道抄訳集
http://homepage3.nifty.com/sank/jyouhou/BIRDFLU/index2.html

中国各地で出てきた鳥インフル感染者。感染した鳥を流通させたことによってそれは起きたのでしょうか。発症事例が中国国内にはいっぱいあるけど、中国政府はそれを隠しているのでしょうか。もしそれが事実なら、季節性インフルエンザと鳥インフルエンザ(H5N1)の両方のウイルスがヒトの体内で交雑し、ヒト型のウイルスが誕生、ということを考えてしまいます。