新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザとその対策について、多くの人に知ってもらいたい。このサイトの情報により生じた損害には責任を負いません。

マスコミの啓蒙は ・・・

2009年08月23日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
マスコミの新型インフルエンザ報道に対して注文あり!
当ブログに寄せられたコメントをここに再掲します。

マスコミの啓蒙は (きのこのこ)
2009-08-20 21:30:45
ここ最近 マスコミによる新型インフルエンザの犠牲者の報道が増えて、毎日のように取り上げられていますが、うつらない対策は 手洗い うがい としか言いません。 マスクはどこにいってしまったのでしょうか? 以前はマスクについてその有効性を疑問視しながらも結果的には海外と比べると 日本での有効性が実証できたように思えたのですが。 

 夏 ということからマスクをする苦痛は耐えがたいものがあるのも事実です。 でも使用する場所を考えて利用する有効性を正しく理解できるように 啓蒙していただきたいものです。

 管理人様をはじめ 多くの医療関係者や専門家の人々がつくるサイトは多々ありますが、一向にその啓蒙活動が反映されていないように感じてなりません。  一般の多くの方々は「テレビで言っていた」というだけで鵜呑みで信じてしまう傾向を感じています。 正しい報道 とは何なのか をもっと真剣に考えてほしいと思います。   初めに視聴率ありき では無理なお願いなのかもしれませんね。
予期される死亡者数 (うさきち)
2009-08-22 00:46:52
管理人様、きのこのこ様、こんばんは。

昨日、国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦先生の講演を聞いてきました。

その中で参考になったデータを御紹介します。

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定点観測による報告数、報告数からの推計数、および同年の超過死亡

        患者報告数   患者推計数     超過死亡

2002-03年  118万人    1485万人     11000人
2003-04年   77万人     923万人      2400人
2004-05年  150万人    1770万人     15100人
2005-06年   96万人    1116万人      6800人

2008-09年  120万人      --   --
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以下は私見です。

季節性インフルエンザでの死亡者数でも、年間1万人前後。

新型インフルエンザの致死率が2倍なら、年間2万人前後。

さらに、新型インフルエンザの感染力が強く感染者数が2倍なら、年間4万人前後の死亡者が出ます。

(もしも、致死率が2倍、感染者数が4倍なら、年間8万人前後の死亡者が出ます。)
(かりに、致死率が同じ、感染者数が2倍でも、年間2万人前後の死亡者が出ます。)

したがって、今回の新型インフルエンザ流行では、2万人から10万人程度の死亡者が出る可能性があります。

マスコミ各位には、3人目、4人目といった報道と同時に、
今後、数万人単位の死者が出ることを報道して頂きたいです。

こういった数万人単位のインフルエンザよる死亡者数は
いままでマスコミが報道していなかっただけで、
驚くような数字ではないことを強調して
報道して頂きたいと思います。

あと、岡部先生は現代の人間社会の問題点として「情報量の増加、迅速性、質のアンバランスな状況」を指摘されていました。

情報量が多すぎること、質を保つことが出来ないこと・・・・が問題だと思います。

まずは、マスコミ関係者が正しいニュースソースを選択することが大切でしょう。

今日のニュースで、東北大学感染制御・検査診断学分野教授の賀来満夫先生は「手洗い、マスク着用」を啓蒙していました。

マスクの効果を疑う前に、マスクの正しい選択、正しい使い方を啓蒙してもらいたいと思います。

1万人??? (どころではない)
2009-08-22 18:09:06
お久しぶりです。

一つ質問ですが、この、超過死亡というのは、何の数字ですか。超過ってなんだろう。文脈からすると、毎年インフルエンザで亡くなっている人の数ですか?
季節性インフルエンザって言うのは、毎年冬流行るいつものインフルエンザですよね。それで毎年1万人亡くなっているのですか? それって本当ですか?

なぜマスコミは報道しないのでしょう?交通事故で亡くなる人も3万人。それと比べても比較的大きな数字ですよね。1万人って。

驚きました。毎年1万人も亡くなっているのに、われわれは何もしらされていなかったのでしょうか???
超過死亡について (うさきち)
2009-08-23 02:12:46
どころではない様、お久しぶりです。
また、よろしくお願い致します。

超過死亡とは、インフルエンザが誘引となった死亡者数を統計的に推測する方法で、下記サイトが良くまとまっています。

http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4626/t2403.htm

実際の診療では、高齢者が肺炎になって亡くなったとしても、普段は厳密に調べませんから、インフルエンザが引き金だったのか判らないのが現状です。

この判らない部分を推計する方法です。インフルエンザが流行した年には、死亡者数が例年に比べて「超過」するので、統計から推測して「超過死亡」と呼びます。

今回の新型インフルエンザ流行で問題になると思われるのは、各医療施設が院内感染を恐れて、受診した肺炎患者の原因がインフルエンザではないか?積極的に簡易検査キットで調べることです。

諸外国より日本では簡易検査キットが普及していて各医療施設も検査手技に慣れているので、私見ですが「今後、新型インフルエンザによる死亡者数が、諸外国に比べて日本では急激に増えていく」と思われます。

つまり、これまでは超過死亡として推測するしかなかったインフルエンザによる死亡数を、今年は、より正確にカウントすることになります。

この現象は、7月24日まで行われた全患者数報告では、日本での新型インフルエンザ患者数が急激に増え、たちまち世界第三位になったことからも判ると思います。全数報告の際と同様に、これから、死亡例報告でも急激に日本での死亡者数が増えるでしょう。

まずはマスコミが驚かないことですし、国民の不安を煽らない報道をマスコミ各社に心がけて欲しいと思います。

仰る通り、交通事故では毎年3万人が亡くなります。

交通事故を例にさせていただくと、毎年3万人亡くなるからといって「車に乗らない」ことはありません。

信号を守る、飲酒運転禁止、スピード制限、シートベルト着用、車の改良・・・など、可能な限りの、あらゆる対策を立てて交通事故を無くす啓蒙をするわけです。

新型インフルエンザについても、年間数万人なくなるとか、千人二千人亡くなった・・・などといった報道に怯えて「外出を控える」必要はありません。

マスコミは、ただ国民の不安を煽るだけの報道を続けてはいけないと思います。現状の報道を続けていると、国民の不安を煽り経済を失速させてしまいます。

「手洗い、うがい」とか「手洗い、咳エチケット」といった簡単な啓蒙報道だけではいけません。

「隔離、換気、咳エチケット用マスク、フィルター機能付きマスク、手洗い、消毒、加湿、早期受診、ワクチン」といった具合に、可能な限りの対策を立てて、こうした対策を組み合わせて国民各位(企業、学校、医療機関、家族)が新型インフルエンザに立ち向かうことを啓蒙して欲しいと思います。

交通事故報道では、大事故や問題点がある事故を報道するはずです。そして、必要とされる対策について啓蒙することがマスコミに求められています。

同様に、新型インフルエンザ報道でも、あらゆる対策を紹介し、すべての新型インフルエンザ対策を総合的に投入するような報道が必要でしょう。

最近の新型インフルエンザ発生例について報道のあるべき姿を述べるとすれば「なぜ力士の間で感染が広がりが続いているのか?」とか「なぜ札幌の小学校では60人近い大発生が起こったのか?」といった点を掘り下げて報道して欲しいと思います。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090821-OYT1T00912.htm

始業式後二日目で60人、児童の1割が感染しています。学校の感染予防対策に欠点があったはずで、これから始まる新学期で同様のことが全国で起こらないように、マスコミは、もっと重大事例として報道し原因追求すべきだと思います。(もちろん、本来は政府が調査すべきです。)



2 コメント

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Unknown ()
2009-08-23 20:09:16
http://shop.realcoms.co.jp/231963/
↑こちらでインフルエンザ予防マスク販売中!
もしよければご覧ください♪
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Unknown (イギリスは収束までは妊娠禁止令をだし迅速な対応)
2009-08-27 15:44:37
日本はなんでも圧力団体や利権規制
DQNくさい後進国ですよね なんでも大丈夫というマニュアルですか(笑)

イギリスは妊娠禁止令をだし迅速な対応
米英なみに 議員以下公務員のクビ切りや監獄にもさっさと入れない
つか自殺か他殺で芋ずるの黒幕まで断ち切れない(笑)
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