新型インフルエンザ対策

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月100万円、研究費ならと了承」 慶応大元准教授2008年9月1日

2008年09月01日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
「月100万円、研究費ならと了承」 慶応大元准教授2008年9月1日
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 慶応大学医学部の元准教授(53)=免疫学=に、健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」=出資法違反容疑で警視庁などが家宅捜索=から多額の資金が提供されていた疑いが浮上した。元准教授はL&Gから直接提供された計1200万円については受領を認めているが、自ら理事を務めた中間法人を間にはさんだ約6500万円については受領を否定している。元准教授との取材での主なやりとりは次の通り。

 ――L&Gから1200万円の資金提供を受けた経緯は。

 L&Gから申し出があった。コンサル料で月300万円を提示され、研究費で100万円ならと了承した。300万円もらったら人間終わってしまいますからね。

 ――いつから、どれくらいの額を。

 04年4月から05年3月まで月100万円を研究費として。私が代表を務める会社が受取先。個人的にはもらっていません。

 ――「研究費」はどう使ったのですか。

 インフルエンザや感染症の研究費、会社の人件費に充てていた。何人かの先生と飲みにいった経費の中に(L&Gからの資金が)混じっていた可能性はあります。

 ――結果的にL&Gの広告塔になっていたと言われても仕方ないのでは。

 講演会には参加したが、カネを集めたり、商品を宣伝したりしたことはない。会社への研究費ならもらってもいいと思った。ただ、(L&Gからの1200万円が)講演料だったと言われてもしょうがない。L&Gの協力者と言われれば(返答に)苦しいものがある。不徳としか言えません。

 ――L&Gから04~05年、あなたが理事だった中間法人に計1億6千万円余が支払われていませんか。

 身に覚えがない。どういう仕組みでそんなことが出来るのか。自分の名前や仕事が勝手に使われたと思う。

 ――約3千万円は、あなたが代表を務めている会社名義の口座に移っていませんか。

 絶対あり得ない。中間法人の代表理事に経理を任せていたので、僕は知り得ません。

 ――一部の資金については、あなた名義の口座に振り込まれた記録があります。

 個人口座といっても自分は把握はしていない。個人口座が勝手に作られた可能性がある。(振り込まれた)銀行に個人口座はあるが、それが(振り込まれた)その口座と同じかどうか、私は分かりません。(向井宏樹)
(ASAHI.COMより)